ミラージュホビー
MR35212 
37ミリ ボフォース対戦車砲


ボフォース 37ミリ対戦車砲について 
ボフォース 37mm対戦車砲とは、1930年代初頭にスウェーデンのボフォース社が開発した対戦車砲。各国に輸出され、特に第二次世界大戦初期に活躍した。

『ソ連での使用』
1939年のポーランド侵攻の際にポーランド軍が所有していた37mm対戦車砲の一部を捕獲した。その後、1941年に独ソ戦が始まると、対戦車砲の不足を補うために前線で使用した。

『ドイツでの使用』
1939年のポーランド侵攻の際に捕獲した砲を「3,7cm Pak36(p)」、1940年のデンマーク占領時に捕獲した砲を「3,7cm Pak157(d)」と名付けて使用した。3,7cm Pak36(p)は後に石油購入の代償としてルーマニアに売却された。

『フィンランドでの使用』
1936年にライセンス生産権を購入し、「37mm Pansarvarnskanon m/36」として採用した。生産は同国のTampella社とVTT社が担当した。しかし、生産数がフィンランド軍の需要に追いつかなかったためにフィンランドは国内の生産と平行してスウェーデンからm/38を輸入した。冬戦争の勃発までに98門の37mm対戦車砲と32,000発の砲弾が配備された。冬戦争が開始されると37mm対戦車砲はソ連のBT戦車やT-26といった軽戦車相手に活躍したが、砲弾が当初の備蓄量だけでは全く足りないことが判明し、急遽VTT社で砲弾の生産を開始したが砲弾の不足は最後まで解消されなかった。 継続戦争ではソ連のT-34やKV-1といった中戦車、重戦車相手に全く通用しなかったが、重火器が不足していたフィンランドでは使用され続けた。戦後も予備兵器として保管され、最後の砲が退役したのは実に1986年の事であった。

『ポーランドでの使用』
1936年にライセンス生産権を購入し、「37mm armata przeciwpancerny wz.36」として採用した。100門以上がSMPzA社によって製造されたほか、300門近くがスウェーデンより輸入された。1939年のポーランド侵攻までにポーランド軍は1,200門の37mm対戦車砲を保有し、また車載型のwz.37は7TP戦車に搭載された。輸送は馬引牽引が主流だったが、Polski-Fiat508/518牽引トラクターやPolski-Fiat508/518軽トラックも使用された。 侵攻してきた当時のドイツ軍戦車は装甲が薄く、この対戦車砲により多くが撃破され、装甲の強化を促すこととなった。

『ルーマニアでの使用』
前述のようにドイツからポーランド仕様の37mm対戦車砲556門を購入した。

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