酸性雨に苦土石灰添加の酸性テスト
 香川大学産学官共同研究・倉増産学連携コーディネーターのお手配により、安全システム建設工学科・環境政策工学増田教授、・水システム工学石塚准教授から酸性雨の予防方法と中和滴定方法の試料と説明を受けました(2008.11.01)。
 「中和する酸・塩基の物質量は、酸・塩基の電離度の大小には無関係である」。従って、酸性雨と中和剤の石灰などの成分が不明でも、希釈率と混合比ごとのPH値から中和曲線を求められる。心配なく、トライして下さい。酸性雨が気象条件によって変わるから、季節毎の採雨が必要でしょう。…石塚准教授
 純水を分けて頂いている丸亀市浄水場を訪問した際、遊休の上皿天秤(最小100mg)がありましたので、苦土石灰を100rづつに4包作り、昨年間に採り置いた酸性雨から500mLを採った試料に1包づつ添加し、解けるのを待って酸性度(PH)を測りました。データから散布図と近似式を作成し、酸性雨による耕地の酸性化を予測した苦土石灰施肥量の換算表です。(2009.3/12)

 例年よりも苦土石灰量を倍に、春・秋の2回施肥し、まず土壌のPH6弱を目標にしました。濃い紫のナスが蘇えりました。トマト、ナス、サツマイモも濃緑で生きいきと伸びています。(2009.6.4)
 トマトの殻は正常でも、実にはカルシュウム不足で罹病し易い「尻腐り病」の発生があり、苦土石灰とは別に消石灰の追肥と「カルクロン」の散布をしました。ディサービスでもっぱらの話題です。2009.6.29
 袋掛け中の葡萄ベリーAにもザラザラした霜焼け風の房が増えています。(6/20)
 消石灰の追肥と「カルクロン」の散布の後、梅雨さめもあって日々効果が表れ綺麗なトマトが生ってきました。2009.7.7
酸性雨対策の消石灰施肥効果