07.08.11  野地峰、黒岩山、1370mピーク
コモちゃん単独行


前回の失敗の反省から今回は前夜車中泊とした。
10日金曜日夕食を済ませ7時ごろ布団を積んで自宅を出て、大豊IC経由で野地峰登山口を目指す。

8時40分ごろ早明浦ダムの横を通る。
ライトアップされた巨大なダムは、最前の水不足の為か神々しいほど頼もしく見えた。
9時半ごろ白滝の野地峰登山口に着く。
今夜は雲ひとつなく満天の星空。
月がないせいか、なんと!天の川も見え、天の荘厳さをひしひしと感じた。
だけど、早く寝ないと・・・・アルコールを飲んで早々に布団の中へ。

4時半起床。よく眠れた。
朝雲の色の変化を見ながらゆっくりと朝食。
5:10、登山口を出発。
l今日は何時間の歩行になるやらーーー



稜線とガスと朝日の色の変化が美しい。
5:50、植林帯に入っていく。
6:22、反射板がうっすらと見えてきた。
6:28、野地峰頂上に着く。
朝もやで周りはあまり見えない。
一息入れ、10分休憩。



6:40、昨年の野地峰〜黒岩山の登山道は薮だったので、
心を引き締めてスズ竹に突入と思いきや、なんと、
稜線が幅約2mにきれいに刈られていた。
切り口から見るとごく最近行われたのかな?
100mおきに黄色いテープ。
7:20、ガスが濃くなってきた。
7:47、黒岩山頂上地点。刈り込みの距離は1480m。


7:54、南方向に少し降り三角点に。
2回目だからわかったが、初めてだと見つけにくい。
8:07、尾根道はわかりにくいが、石柱から適当に北東方向へ行く。



8:20、ブナの巨木エリアに入って行った。
枝が四方八方に伸びている。
「八方ブナ」の名のとおりすばらしい。
大座礼ブナ群とは甲乙つけがたい。
8:37、最初は背の低いスズタケ。(写真)
だんだんと本格的スズタケ。
8:51、大岩に会い左にエスケープ。



9:25、右が黒岩山、左の低い山が早天山。
1369m峰を望む。


10:10、南方向には早明浦ダムが見える。
10:28、1369m峰らしきところに着くが、なんせスズタケばかりで前方が見えない。


うろうろしていると展望が開けてきた。
10:53、黒岩山の右下に野地峰の反射板が見える。
10:53、見晴らしのいい岩場。
早天山を見ながら昼食をとる。


11:04、11時にはUターンの予定なのでここまでとする。

下山にかかるが、踏み跡もなくうろうろ探す。スズタケが深くて周りが見えなく確認しようがない。

12:23、やっと開けた場所に出てきた。
黒岩山の左には東光森山、大座礼山。


右には東赤石山、二ツ岳。
この稜線が右に見えるのはおかしい。
あの尾根に戻らねば・・・・



13:11、下山にかかって50分、今回初めての赤テープ。
つられて降りていったが道はなくなった。
仕方なく戻ることにした。
13:37、結局1369m峰に登り返した。
朝歩いた道を探すのをあきらめて黒岩山方向をコンパスで定め、
高度計で1300mを維持しながら斜面を横切った。
二つの谷、二つの尾根を横切り、スズタケのジャングルを歩く。



15:03、やっと朝登ってきた尾根道にたどり着いた。ほっとした。
結局3時間くらいロスをした。ブナを楽しむ余裕も出てきた。


16:12、黒岩山が近くになった。
16:25、1369m峰を振り返る。(写真)
17:13、黒岩山頂上。
17:33、黒岩山を振り返る。
特徴ある渦巻きのような岩場が見える。



夕暮れも近くなり、相変わらずガスが低くたち込めている。
17:51、野地峰が肉眼で見えてきた。


18:29、野地峰頂上
19:25、登山口に下山。

14時間、あー、しんど。ロスタイム3時間。
とりあえずやり遂げたわけだ。聞きしに勝るスズタケ地獄、すごかった。
ズボンもシャツも洗っても汚れは落ちなかった。擦り傷もいっぱい。
ここは二度と行かない山です。

しかし野地峰経由黒岩山までならブナを見るのに今は最高のルートかも〜〜


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