三本杭 01.7.20
(南予の旅1日目))


滑床渓谷の森の国のホテルまで高松から4時間.(大洲まで高速)
11時万年橋を出発.祝日だけど,観光客はまばら.
有名な雪輪の滝までは40分、ここまでは観光客も来る.
涼しげな水を見ると飛びこみたくなる.暑くてあせびっしょり.
千畳敷を過ぎると,ロープがかかっている場所もある.

出会った人が「今年は水の量が少ないから渡りやすい」と言っていた.
来る途中の「道の駅きなはい屋しろかわ」で買ったパンを食べる.
雪輪の滝から1時間20分.奥千畳で渓谷と分かれてニノ股を上って行く.
3時間近く登りが続いて足がつってきた.嫌いなスポーツドリンクを飲む.
夫がリュックを持ってくれて,少し楽.やっと熊のコルに着いた.
広くて気持ちのいい場所,と思ったら木の皮がはがれてる.何本も.

熊?鹿?なんやろ・・・千畳敷から一人も出会わない.ちょっとこわい.
高知側で熊を見たという情報もある.
さらに急な坂を30分登ると広い三さ路.笹が不自然に枯れている.除草剤??

荷物を置いて,目の前の原生林に覆われた1226mの頂上を目指す.
虫が目の前をぶんぶん言って気分悪い.汗と痒いのでイライラ.
でもお天気がいいので眺望がいい.やれやれ・・

さ,下りだ!ブナやヒメシャラのたくさんある尾根にかかった.
夫が横を見て「ラスカルや!見た?」くやしい,一瞬のことで見てなかった.
今度は私の前の道の左を、ユッサユッサとふさふさした毛を揺らしながら
小さい動物が茂みに入って行った.あなぐまよ!二人で興奮!
熊のコル近くで熊見た!(コルはコルセットから来てる,くびれた場所)
3時間半も登った甲斐があった!

しかしこれから先の下りはきつかった.
特に御祝山からは、土がすべりやすい上に急な下りがずっと続く.
特に花も無いし,2時間半が長く感じられた.

一度320号線に戻って,成川温泉湯元荘へ。
ここは設備や掃除よりも料理に「力」が入っていた.
懐石風で,カクテルグラスにレンコンの摺り流しにジュンサイと梅肉とか、
オクラと山いもの寄せものとか,釣ってきた岩魚のお刺身や焼き物,
鴨鍋,鴨のロースト,・・・ビール3本あけた.明日への英気は十分!

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