手箱山 05.08.15
父の入院で山行きは止めようと思ってたけど、
あまり心配する状態ではないし、母も行っておいでと勧めるので
前日夜に急遽行くことに決めた。
でも、当初の2泊3日の縦走ではなくて日帰り。
31日に登り始めてすぐに雨が降ってきて取りやめた山、手箱山にする。
8時間くらいかかるロングコースなので、朝3時起き。
おにぎり作って4時には出発。
西条IC、194号線、県道石鎚公園線で、大瀧展望所には6時半着。
滝の水も細くなっている。
700m先の白猪谷オートキャンプ場に駐車するようになってるけど、
今日はここに停めさせてもらおう。(^_^;)
少し歩くと登山口。
6:44、吉野川を渡る。澄んできれいだが、水量は少ない。
杉林の中、涼しいとはいえ、登りは汗が出る。
ヌスビトハギ、クサアジサイ、キンミズヒキ、ミズヒキ、
ヤマジノホトトギス、ツルリンドウ、アキチョウジ、ミゾホオズキなど、
意外に草花がたくさんあって楽しみながら登る。
蘭の仲間、オオヤマサギソウ。
ほとんど水平な道で、大回りだなー、と思ってしまう。
7:35、沢を渡るが、本当に水が少ない。
シグザグの登りで高度を稼ぐ。
汗が出るのでこまめに立ったままスポーツドリンク補給。
1時間半のところで座って休憩。
おやつのスイカとやわらか焼き。
8:37、やっと尾根に出た。
ステキな道!茶色いチョウチョ(ヒメキマダラヒカゲ)が道案内。
左は杉林だけど、右は自然林。
涼しい風!ほとんど平で尾根歩きは気持ちいい!
つつじがたくさん出てきた。登りがきつくなる。
まだチョウチョはついてくる。
9:22、笹原に大きなブナやリョウブがいっぱい生えてる原生林。
いい感じね〜〜〜
岩黒山のトラバースの雰囲気だ。
9:27、やっと氷室番所跡。
昔、氷をここに貯蔵しておいて、
6月に殿様に早足飛脚で献上したという。
本川村では実際に2月に皆で登ってきて沢から氷を切り出し、
氷室に貯蔵し、7月に運び下ろして氷室祭りというのをやっている。
10キロとか担いで下りる人もいるらしい。
だから道は整備されてとてもいいのだ。
夏は草や木が茂って青いビニールシートの氷室はどこか分からなかった。
焚き火の跡の横に小さなヤカンが木にぶら下がっている。
10:11、分岐らしい。帰りはここから下ってみよう。
標識の字が消えて読めないけど、名野川に下りるんじゃないかなー
10:18、お〜、高知側の展望が開けてきた。
展望がいいと急に元気になる。
でもヘビが3回も出てきてちょっとびびった。
10;22、手箱山の山頂かな?やっと見えてきたわー、長かったー
下を見ても笹原、上を見ても笹原。右手上にモアイ像が見える?
あの大岩の間をすり抜けるのだ。
10:54、右手にはっきりした道が見えるが、あれは展望岩への道じゃないかな。
晴れてると瓶ガ森が見えるのに・・・
やっと頂上の目印鉄棒(?)が見えてきた。
登山口が740mなので標高差1069m!よく登ったわー。
10:55、誰もいない頂上。祠?がある。
座ったとたん、アブの攻撃。10匹以上いる。
すぐ蚊取り線香焚いたが、なかなか効果はない。
はたきおとしながら、おにぎり。夫はビール。
「早かったなー、まだ11時や、思ったより早かったな」
と何度も言う。?????
落ち着かないので下山しようとしたら、
「筒上山まで行ってみようや、HPに写真ないやろ?
まだ早いし。ここから尾根歩きですぐやで。鎖場もたいしたことないで。」
なるほど、「早い〜」の連発はこのためだったのかー。