鴻ヶ嶺山 05.11.05
もう11月。酉年もあとわずか。干支の山は少しまだ残っている。そのひとつへ。
宍喰町の鈴ヶ森を下山後、国道55号線を南へ走り、
水床トンネルを出ると高知県。
3つ目の橋を渡ってすぐ右折。阿佐海岸鉄道の終点駅「かんのうら」が
右手に見えるのでちょっと近寄ってみた。
砂利採取場(?)の左をそのまま進むと広い駐車場というか、広場がある。
この左奥が登山口だとコモちゃんは言う。
でもほんとは役場にきいたけど、よくはわからないらしい。
ほとんど登られてないらしい。
準備をして歩いてると畑で生姜を洗ってるご夫婦から不審な目で見られた。
説明して鴻ヶ嶺山へはこれでいいのか尋ねると、そんな名前の山は
知らんけど、浄水場から尾根をたどって登ると山はある、と教えられた。
左へ、左へと歩くらしい。
戦争中は上で芋を作っていたのだそうだ。
広場の右奥に新しい浄水場があり、確かにフェンスの横に山道があった。
11:09、遅くなったけど、あらためて出発。
畑の跡らしい平たいところや、石積みなどがあり、以前は住んでたのかなあ、
など想像する。道は広くてしっかりしている。
柿の実やお茶の花・・・暮らしがなくなっても自然は素直に生きている。
竹が倒れてるが歩けるように切ってある。
杉林になると作業道らしきものもあってややこしいが、とにかく尾根をたどる。
細い尾根は自然林。
新発売のお茶のペットボトルが捨てられている。
ということは最近歩かれてるのだな。山の仕事関係かな。
シダが茂っているところは分かりにくい。
11:42、尾根の左側を歩く。
杉林の稜線歩き。
11:56、初めて赤テープが出てきた。尾根の右へ行けという事かな?
右へ行くと今までと違って次々とテープが出てくる。
自然林の中、導かれるように登っていく。
12:03、テープが途絶えて見回したが先にはないみたい。
地図で見ると少し下るようだったので最後のテープから左下へ下りてみた。
かなり急だ。テープはない。違うのかなー。周りの景色をよく見ておかなくっちゃ。
目印になりそうな特徴ある木を覚える。
あまりに急になったので、左のシダのない窪んだところを選んで下りていく。
12:19、コルに降り立った。細い谷になっている。水がちょろちょろ流れている。
目の前の斜面を登っていくか、小川に沿ってまわりこんでみるか・・・・。
地図と磁石で考えてみると、こんな場所はなさそうだ。コモちゃんはうろうろと偵察している。
背の高い棕櫚の木や小川に下りる苔むした石の段があったので、昔はここで住んでたこともあったのかなー、と思った。
12:30、結局、これは違う!ということで元の場所に戻ることにして斜面を這い上がる。
12:50、シダの生えてる平たい元の地点に戻って、じっくり見回してみると次のテープがあった!こうなったらテープが頼りだ。ちょっと安心してここでお昼ご飯にした。
そそくさとおにぎりを食べて出発。テープを見ながら少し下る。なぜ下る??
13:06、少し行くと木におびただしいほど赤や青や白のテープがある。
これはどっち行けというのか・・・・。何でこうも多いのか。その意味は?
右に行くとシダは茂っているが展望がいい。海が見える。
(後から考えると島の形と送電線とでここで自分の位置が分かったのだった。)
左に行くと・・・・・テープが見つからない。また展望のいいさっきの場所に戻ってうろうろ探すがテープはこれ以上はない。
左手に見えるピークらしきものが頂上だと思うのだが、違うのかなー。
谷があるのでどっかで下らないといけないのだが・・・・
地図で見るとちょっと方向が変だ。
むむ。。。進退きわまれリ。
13:30、2時には下山開始という予定だったのでこれ以上行っても頂上には行けないので、無理と判断し、撤退を決めた。ざんねん。くやしいけどなー。
13:45、一番目に見たテープのところに戻ってきた。
ここは二股に分かれてるので、試しにコモちゃんが反対の道へ少し行ってみた。
でも、違うと言う・・・・。
すっかりあきらめてどんどんもと来た道を下った。
14;23、下山終了。
不満も残るけど、地図を読む力がない二人、仕方ないね。(-_-;)
でも帰りに前から気になっていた鬼が岩屋温泉に入れてよかったわー
と思うことにしよう。
最初は誰もいなかった!独り占め!露天風呂もあって満足。
干支の山は本やネットで探しても出てこない山が多く、
登山口さえ判らないのもあった。読図力が必要な山なのだ。
赤テープばかり頼っていたので、私達はそれがない。
もっと研鑽を積まなければならない。
というより、そんな山は私は遠慮したい。
1人で行っておくれでないかい?コモちゃん?レビより。
続きがあります。
リベンジ編。
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2017年になりました。
鬼が岩屋温泉はもうありません。
GPSを持たないこもれび隊には難度の高い山でした・・・・
徳島高知県境の山なのにほとんど登られてないのね。
エントツ山さんに地図をお借りしました。