鷹ノ巣山   05.02.11
還暦お祝い高知の旅 @

2月11日はコモちゃんの誕生日。
彼が練りに練った「還暦おめでとう〜高知干支の山旅行!」。

一日目の山は鷹ノ巣山。ガイドブックにもネットにも(多分)載っていない山。
コモちゃんが西土佐村の役場に聞いたが、はっきりしない。
現地で地元の人に聞いてくれとのこと。
国土地理院地図を頼りに、さあどうなるのか・・・・

須崎まで高速、1時間半。
四万十川に沿って国道381号線を走る。
西土佐村で半家(はげ)沈下橋を渡る。


何人かに登山口を尋ねたが、やはりよくわからない。
あまり登られてないみたい。
パジェロの小さいのに乗ってる人に聞いたら、なんとその方が山の持ち主だった!
彼、麻田さんの山の「頂上」から尾根伝いに30分で行ける、とのこと。
その「頂上」まで林道を作ってあるそうだ。

「ちょうど仕掛けておいた猪のワナを見にいくので、ついておいで」
と言ってくれたので、ラッキーだった。
ややこしい分岐のある村の道は分かりにくいので、先導して頂いて助かった。

林道に入ると杉と檜の間伐材を積み出していた。
それもその麻田さんとこのだった。
林業に建築に土木に、といろいろやってるらしい。
四万十リバーマスターという資格も持っている。
床は檜より杉の方が暖かいとか、
100年持つ家建てないかん、とか話が弾んだ。

麻田さんが、「お宅の車では途中無理だからここに置いたら?」、
と言ってくれたカーブに停めた。
12:15、「朝捕った猪の解体に行ってくる」、という麻田さんに
別れとお礼を言って歩き始めた。

12:37、麻田さんの言う「頂上」は広い。
見渡すと古い赤テープがあり、木々の間に道らしきものがある。


尾根伝いに歩いていく。
植林の広い尾根は道を間違えやすい。
小さい木の枝を折ったり、足元の葉を蹴散らしながら印をつけて行く。
12:58、見晴らしのいい伐採地。
2,3回アップダウンがある。

13:17、鷹ノ巣山頂上。見晴らしは無い。
MH2さんの山名の板があった。登ってる人も少しはいるのだなー。

ほっとして満足のビール。
「石の風車轟公園道の駅」で買ったお寿司を食べる。

13:38、下山開始。スイスイ下る。
あれ?こんな地籍調査のポールあったっけ?
さっきはなかったよー!!また間違えたわ〜

頂上まで戻ってみた。下り口を間違えてた。別の尾根に行くとこだった。
やれやれ、あぶないあぶない。
麻田さんが、山で迷ったら携帯に電話して、と言ってくれてたが、
うっかりお世話になるところだった。ひやひや。

14:53、車に戻った。
麻田さんに、無事だ、という電話したかったけど通じなかった。

今日はひなびた民宿寿荘を予約しておいた。
富士川という、四万十川に注ぎ込む清流のそばにある。
以前は営林署の保養所だったそうだ。
目の前の川で夏はカジカが鳴き、すごく涼しいらしい。
部屋続きのベランダで寝る人もいるそうだ。
冬は女将さん1人でやっているのでお客は一組だけ。


源泉は山の上から用井温泉を引いている。
混ぜてなくてかけ流しなので確かにぬるっとしていい温泉だった。


食事もよかった。猪は2時間煮込んでとろけるようだった。
女将さんが感じよくてつい話し込んでしまった。
途中で心配した麻田さんから電話。やさしい心遣いにうれしくなった。


川の音が子守唄に聞こえる・・・結構寒かったが、すぐに・・・ZZZZ

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干支が巡ってきて2017年になりました。
民宿寿荘は健在のようです。

エントツ山さんに地図をお借りしました。