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広島の原爆遺構を訪ねてUにすすむ
広島の原爆遺構を訪ねて
2008・2・26〜27日
元安川の川面に移る原爆ドーム
広島ピースガイドの案内で原爆遺構を巡った。丁寧なご案内に感謝しつつ、このページを作成。
1945年8月6日午前8時15分。長崎に先立ち広島は世界で初めて原爆の被害を受けた。広島に投下された原爆は長さ約3メートル、重さ約4トン、リトルボーイと呼ばれていた。(長崎投下原爆はファットマン)燃料はウラン(長崎はプルトニューム)。爆弾に詰められた約50キロのウラン235の内、核分裂を起こしたのはわずか1キロにみたなかったと言われているがTNT火薬16kトン分に相当するエネルギーを放出した。(長崎は21kトン相当)
熱線と爆風で爆心地から2km以内の殆どの建造物を全壊・全焼した。放射能の急性障害が一応おさまったとされる12月末までに約14万人の命が奪われた。(長崎は約7万4千人)。建物被害は広島では実に9割を超えている(長崎36.1%)
威力のわりに、広島の被害が長崎より大きかったのは、当時でも広島の方が人口がはるかに多かったこと。爆心地が市の中央であり、遮るもののない平野部であることなどが考えられる。
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威力と被害状況比較
|
長崎 |
広島 |
瓦の溶けた範囲(爆心地から) |
1000b |
600b |
花崗岩の剥離(爆心地から) |
1600b |
1000b |
建物の全壊全焼 |
22.7% |
62.9% |
建物の全壊 |
2.6% |
5.0% |
半壊・半焼・大破 |
10.8% |
24.9% |
消失面積 |
6・7平方km |
13・2平方km |
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