東京都板橋区役所正面玄関前に平和祈念像の立像が置かれている。
高さ2.5メートルのブロンズ像。長崎と同じ北村西望氏の作。
1987年2月2日、現板橋区役所庁舎落成と同時に設置され除幕式がおこなわれた。
除幕式で配布されたパンフレットに「作者のことば」下記のように掲載されている。
作者のことば 北村西望
「この度、板橋区役所の依頼で、長崎平和像の『立像試作』を30年ぶりに再び手がけることになった。
思えば長崎の平和像は、この立像試作を経て座像へと移行し、『頭部試作』を加えることによって、原爆記念から平和祈念へと進展したのであった。
いま、その原点の『立像雛形』に帰り『頭部試作』と合流して一つの新作に昇華し得たのは作者としても大きな喜びである。
依頼された板橋区民の方々にお礼を申し上げる次第である。」
(写真及び資料は板橋区議会議員・松崎いたる氏から提供戴いた)
白鳥町の長崎拘置所敷地内にある。碑文中には、浦上刑務支所では職員18名、その家族35名、及び収容者81名の全員殉難死しました。
市内工場に出業中の造船護国隊勤務職員1名、出業隊員21名も同一悲運に遭い行刑史上、未曾有の惨事を現出とある。昭和27年に建てられている。
隣にミニチュア版の平和祈念像が建っていた。北村西望氏の銘もある。
平和公園がかつて浦上支所であったことの縁であろうと想像する。