今回の旅行先はブータン王国
西遊旅行主催「幸せの王国ブータン 3つの里を巡る旅」に参加。参加者は6名でした。
添乗員は同行せず、空港で社員の方から手続き等の説明があり各自でバンコクへ。
1日目(30日)
10時50分発のタイ航空(TG641便)でバンコクへ(6時間半)。11時10分頃離陸。
機体は初めて乗る二階建てのエアバスA380でした。(HS-TUC)
機内食
現地時間の16時前、30℃越えのバンコクに到着(日本より2時間遅れ)
今夜はバンコク市内にあるTWIN TOWERS HOTELに宿泊
夕食はホテル内で鍋料理
2日目(5月1日)
午前2時30分過ぎにホテルを出発し空港へ。
ブータン・パロ行き BHUTAN AIRLINES B3-701便のチェックイン
6時30分発のB3-701便でブータンのパロへ。A319(A5-BAB)
安全のしおりの人物は民族衣装のゴを着ています。
出発後、機内食が出ました。
途中インドのコルカタに寄港し30分ほど機内待機。
窓外にはブータン国営航空会社のDRUK AIRの飛行機が。
パロ空港着陸の10分前、左手にカンチェンジェンガ山(8,586m)が少し見えました。
9時40分過ぎ標高2,237m、ブータン唯一の国際空港である
パロ空港に到着!(日本より3時間遅れ)陽射しが強い!
入国審査場前にある両替所で1万円をブータンの通貨ヌルタムへ両替(5,680NU)
入国審査場
審査では何も聞かれず無事入国。荷物も無事出てきてひと安心。
空港出口には民族衣装姿のブータン人が大勢出迎えに来ていました。
ガイド(ジェリー)さんドライバー(プルッペさん)とも合流。こちらのワゴン車で
首都のティンプーを目指します。10時半頃空港を出発。約60km
空港から20分ほど走りTachog Lhakhang近くで写真休憩
Tachog Lhakhangと橋
Tachog Lhakhang
15世紀初めに高僧タントン・ギャルポが建造したもの
現在は渡れないくさり橋 奥にもう一つ使用
されている橋がありましたが今回は渡らず残念。
パロ川とティンプー川が合流する地点で下車。徒歩で橋を渡りました。
行先案内板
ガイドさんから道端に自生する大麻草を見せられびっくり。
ティンプーまでくねくねとした緩やかな山道を走っていきます。
12時20分 ティンプーに到着し13時過ぎまで昼食
初めてのブータン料理 米以外はおいしかったです。
昼食場所の裏にあったバス乗り場
郵便局と銀行を見学しました。郵便局内には数人の客。
それに対し銀行内は何十人もの客で混雑していました。
郵便局の下の階にある切手などを売るお店。
こちらでは自分切手を作ってもらえます。(350NU)。
こちらが自分切手。絵葉書に貼り投函。
13日間で無事日本へ届きました。
その後民族博物館へ。古い農家の廃屋を
リニューアルしブータンの田園生活を再現した所
昔使用されていた用具が並びます。
四つ葉のクローバー探し
ターキン保護区へ行きますが、なんと本日月曜は休園日でした。
ティンプーではHOTEL PHUNTSHO PELRIに2連泊。
交通整理のお巡りさん
夕方の再集合時間まで町を少し散策しましたがあいにくの雨降り。
建築現場 竹で支えています。
17時半、タシチョ・ゾンへ
中央政庁、国王の執務室、国会議事堂やブータン仏教ドゥルック派
の総本山がある。17時〜日没まで中に入ることができます。
タシチョ・ゾンに入る前、ガイドのジェリーさんは
正装の場で必要な「カムニ」(白い布)の巻き方を実演してくれました。
タシチョ・ゾンを見学。ゾンの建物内部は撮影禁止でした。
夕食はホテルのレストランでバイキング。
3日目(5月2日)
6時過ぎ散歩へ。時計台広場あたりまで。
朝食に行かずご心配をおかけしました。
広場にあったマニ車を回すブータンの男性
道路で眠る犬
朝が早かったのか人より犬の方が多く感じました。
8時にホテルを出発。今日は峠を越えてプナカを目指します。
鳩鳩鳩鳩鳩鳩鳩…
15分ほど走りシムトカ・ゾンを遠望できる場所で写真休憩
自転車で峠を目指し坂を上る強者たち
チェックポイントで休憩
露店では乾燥チーズ、りんごなどが売られていました。
9時前ドチュ・ラ(峠)3,090mに到着。
オートバイ
カフェテリアでコーヒーとクラッカーをいただきました。
ドライバーさんと記念撮影
峠を少し下った場所で写真休憩
心強いガイドさん(左)とドライバーさん(右)コンビ
今回の旅ではいろいろ臨機応変に対応されていました。
ジャカランダ咲くプナカ・ゾン
1637年 建国の父シャプトゥン(ガワン=ナムゲル)が建造。旧首都の
ゾンとして、約300年にわたり仏教寺院、中央政庁、城塞を兼ねた建物。
パロ・ゾンへと渡る橋
ビスケットを鯉や犬にあげる。
川で沐浴する僧侶たち
廂にはたくさんのハチの巣が垂れ下がっていました。
ゾンの入口にある階段
階段を上った場所で荷物検査がありました。
曼荼羅絵画
中庭
数日後に行われる祭りのための
飾りつけで僧侶さん達は忙しそうでした。
中庭
パロ・ゾン見学後、道を少し戻りSopsokhaという村にあるレストラン
で昼食。入口には家を魔から守るというポー(男根)の絵が…。
少し濃いめのスパイシーな味付けでしたが、
今まで薄口の味付けだったせいか美味しく感じました。
14時過ぎ 丘の上に建つチミ・ラカンまで30分ほどのハイキングへ出発。
のどかな風景が広がります。
チミ・ラカンに到着。15世紀後半にドゥルック派の僧侶により建立された寺。
子宝の寺で有名という。建物内でガイドさんから説明を聞きました。
15時前にチミ・ラカンを出発。ティンプーへと戻ります。
峠近くにいた野生のヤク
16時20分頃 帰りもドチュ・ラ(峠)で20分ほど休憩
ブータンヒマラヤ絵図
17時半頃、ティンプーへ戻ってきました。ホテル到着後に民族衣装
の「ゴ」をガイドさんとドライバーさんに着せてもらう。(着付け教室)
ホテルの地下にあるホールで伝統舞踊を鑑賞。
民族衣装のゴの着てガイドさんドライバーさんと記念撮影。
帯をかなりきつく締められていたので辛かった。
昨夜と同じくバイキング形式の夕食でした。
夕食後、ティンプーの町を散策。こちらのお店では
乾燥チーズを購入(200NU) 。二人の流暢な英語にびっくり。
カラフルな民族衣装用の織物が並ぶお店
メインストレートのノルジン・ラム(通り)
4日目(5月3日)
朝のノルジン・ラム
交通整理が始まる前の交差点
道路に犬が何匹も寝ていて車にひかれないか心配になります。
タクシーに乗ろうとする学生たち。
既に後部座席には一人、定員オーバーでは…。
メモリアル・チョルテン
3代国王が生前発願したものを国家事業として引継ぎ1974年に完成
市民の方たちが熱心にお参りしています。
チョルテン(仏塔)内部も見学
ブータンの国獣ターキン保護区へ
園内には10頭ほどのターキンがいました。日本出発前の説明
で園内のターキンは全滅したと聞いていたので見られてよかった。
人懐っこい黒ヤギもいました。
ティンプー南部の山にある世界最大の大仏(ブッダ・ポイント 42m)
参拝にきていたブータン人家族
ティンプーの町
弓道の試合を見学
的のある方向。的までは約140mもあるそうで
実際に見るまでは本当に届くのかと疑っていました。
山道を通りパロへ戻ります。11時10分頃出発。
パロ空港を通り過ぎたあたりで着陸する飛行機が。
12時半にパロに到着し13時半まで昼食。
この旅で何度も飲んだブータン瓶ビールと
パロ・ゾンの背後の山の斜面に建つ国立博物館へ向かいます。
国立博物館を見学。ここもカメラなど荷物を預ける。
祭りで使用するお面、仏像、ブータンに住む鳥やワニのはく製などを展示。
こちらは2011年まで国立博物館として使用されていた
望楼のタ・ゾン(2011年の地震のため修復中)
パロ空港方面
こじんまりしたパロの町
この町をさらに拡大する計画があるそうです。
博物館入口前でブータンの子供たちと記念撮影。
インド人観光客に続いて我々日本人観光客相手に大忙し。
パロ・ゾン(正式名称:リンプンゾン)
17世紀にブータンを統一したシャプトゥン(ガワン=ナムゲル)がチベットに対する防備とチベット
仏教ドゥルック派の布教の拠点として建造。現在は県庁が所在し、仏教寺院、僧院として利用。
パロ・ゾンの入口にも何匹もの犬たちが寝そべっていました。
パロ・ゾンは映画「リトル・ブッタ」のロケ地になったそう。
パロの町でお土産屋さんなどを見て回りました。
パロ空港は山に囲まれています。
離着陸は有視界飛行方式で日出から日没までとのこと。
パロ・ゾン
17時過ぎホテルへ。パロではコテージタイプの
TASHI NAMGAY RESORTに2連泊しました。
夕食はバイキング
5日目(5月4日)
今日はブータン旅行のハイライトであるタクツァン僧院へ。
昨夜は雷雨。今朝は晴れましたが目指す山の方向は雲が多く心配でした。
7時半にホテルを出発。8時10分過ぎタクツァン僧院の登山口に到着。
杖を借りることもできます。(50NU)
まだ開店前の土産店の間を通り出発!
馬に乗せてもらうこともできました。(500NU)
正面の山にこれから向かうタクツァン僧院が見えます。
仕事を終えた馬が下ってきます。
多くの方が登られていました。
下山する馬たち
マニ車
マニ車 ここにも犬たちが。
小僧さん
9時半過ぎに第一展望台のあるカフェテリア(2,800m)に到着。
コーヒーとクラッカーで休憩
トイレ
10時頃、展望台を出発。岩場を登っていきます。
まだまだ上りが続きます。
さきほどの第一展望台(中央少し右下)
が小さく見えます。大分登ってきたことを実感。
10時半過ぎ、まもなく第二展望台
後半は少しなだらかな道が続きました。
第2展望台でタクツァン僧院をバック記念撮影
ここから僧院までは一度滝底まで100mほど下ってから上り返します。
タクツァン僧院
ブータンに仏教を広めた高僧パドマサンババ(グル・リンポチェ)が
8世紀に虎に乗り飛んできて瞑想したという聖地。タクツァン=「虎の巣」
下りていく方向を見る。ここからは階段なので歩きやすいです。
滝底まで下りてきました。
写真は水力を利用したマニ車
11時過ぎ、僧院の入口に到着。
左手の階段を上がり僧院へ。ここから先はバッグやカメラは持ち込み禁止
で奥の小屋にあるロッカーに預けます。入口でボディーチェックあり。
僧院内の見学を終え、12時ちょうどに下山開始。
僧院見学中、外は雨でしたが出る頃には上がっていました。
マニ車
休憩するインド人と記念撮影
12時50分頃、まもなく第二展望台に到着
第二展望台に戻りカフェテリアで昼食 13時半まで
ここもバイキング形式。この旅初めての赤米でした。
カフェテリア前でガイド仲間と一緒のガイドさん(中央)
ガイドのジェリさんは友達の多い方でした。
ケースを担いて下山する人
14時過ぎ登山口近くに戻ってきました。
朝はまだ開いていなかった土産物屋を見てまわりました。
パロ近郊の民家を訪問。15時頃到着。
民家の娘さんとガイドさん。
手に持っているのはお酒アラが入った容器です。
スープのようなバター茶
仏間を見学
家の方がお経をあげているところ
ドツォ(石焼き風呂)に使う石を焼いているところ
こちらがそのドツォ。山登りの後でしたので
気持ちよかったですが水の汚れが気になりました。
牛も見つめる中、ブータン式の弓を体験。
矢を離すのが難しく、的に全然当たらず。
この後、ガイドさんたちブータン人の方々が我々を忘れるほど弓に
熱中。ブータン男子の並々ならぬ弓への思いが伝わってきました。
的までは50mほど。この方はなんと三回連続で当ててました。
射ったあとの矢は草に紛れ込み、皆さん探すのに一苦労。
夕食前にアラという蒸留酒をいただく。
おいしくて何杯もお代わりしてしましました。
ブタといわれるそばを押し出しているところ。パンフには「そば手作り体験」と
ありましたが、実際は打ちあがったそばを機械に入れ押し出すだけでした。残念!
夕食のブータン料理。赤米・肉料理・こふきいも・唐辛子
品数は多くありませんでしたが、この旅で一番おいしかった。
ブタ(ブータンそば)はいまいち。
この日はガイドさんドライバーさんも一緒に夕食。右手を使い
食べています。自分も挑戦、難しいが料理がさらにおいしく。
18時半過ぎ民家を後に。そのまま泊まることもできましたが自分は
希望せず。二人の方が民泊。自分を含め四人がホテルへ戻りました。
6日目(5月5日)
朝食はホテルのバイキング
PARO AIRPORT BIRDS EYE VIEW
パロ空港
向こう正面にはパロ・ゾンが見えます。
ホテル全景
左に見えるのはパロ空港の滑走路です。
8時50分過ぎにホテルをチェックアウトし空港へ。
途中、ブータン農業に貢献された西岡氏が生前住んでいた住居を遠望
9時5分頃空港に到着。ガイドさん、ドライバーさんは
空港建物内には入れずここでお別れとなりました。
初めDRUK AIRのカウンターの列に並んでしまう。
BHUTAN AIRLINESのカウンターに並び直しチェックイン
帰りは窓側の希望はかなわず通路席
入国審査・荷物検査を無事通過し奥の待合室へ。
右手には民芸品を扱う店が数軒並んでいました。
広い店内で品数豊富な土産物店も。
10時10分過ぎ、搭乗開始
駐機場前にある大きな国王家族の写真
B3-700便 コルカタ経由でバンコクへ戻ります。A319(A5-BAC)
パロ空港出発後に出された軽食
こちらは経由地のコルカタを出発後に出された昼食。
ライスありナンあり、またそれぞれにカレーありで
今までの機内食で一番のボリューム。ビールは何と500ml!
15時50分 タイのバンコクに到着。
バスでターミナルへ
乗継カウンターで東京行きのチェックイン
人生初の足マッサージを受け足の疲れを取る(30分20ドル)
一人参加の方のご厚意にて人生初のラウンジ体験
こんな空間があるとは。ありがとうございました。
22時10分発のTG640便で日本へ帰ります。
往きと同じ機体でした。A380(HS-TUC)
軽食のサンドイッチ
朝食のオムレツ
7日目(6日)
6時12分 成田空港に着陸!
初めはあまり期待をしていなかったブータン王国ですが、
現地の方が民族衣装を着て歩く姿や
ブータン料理などこの国独特の印象に残るものが多く、また弓や石風呂なども体験でき、また行って
みたい国の一つとなりました。今回の旅で出会った皆さんどうもありがとうございました。