平成29年春季セミナー感想文
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気功教室に参加させていただくようになり、ずいぶん経ちます。私は気功を健康法に活かしたいと思ってきました。健康法に活元運動というのがあります。私は40年以上前から活元運動をやってきました。これは無意識の体の働きで疲れを取るものです。疲れると肩や腰を動かしたり、あくびや背伸びなど気持良い動きがでます。これは気の働きで体が動くものです。健康法(私は力を抜く事だと思っています)は、意識して動くのですが、無意識の動き(きもちよい動き)が出なければ効果がないものです。 私は疲れを取るため活元運動をしても、うまく動けない事が多かった。しかし、気功の勉強を始めてから動きがあきらかに進歩した。気が体に流れると、流れの悪い処に体の動きが出るようになり、活元運動が出るようになりました。
私は整体の仕事をしています。整体の本に気が分からなければ体が分からないというような事を書いてありましたが、私はそういう考え方が大切だと思います。 私は目が疲れやすいので、なるべく見ないようにしている。テレビは観るが、本は何年も読んでいない。他人の顔もじっと見ると失礼にあたるので見ないようにしている。 しかし仕事では、ツボを押した時、ここに反応があると目で見ている。なんとなく気を見ているのだと思います。気功の勉強をして、体の動きを・気の動きを見るようにしている気がします。 今回のセミナーで、健康法のヒントを2ついただきました。 1つ目は気で内臓を調整する事です。内臓を持ち上げて丹田に降ろす動きを私はよく分からずやっていました。武澤先生から背中と内臓のつながりの話があり納得できました。気で内臓を動かす時、内臓と背中は本来つながっているものですから、それをうまくつないで動かしていく事が大切だと思いました。 年を取ると背中が固まってくる。最初は背中を固くして内臓を守っているかもしれないが、それによりだんだん内臓が固まって動かなくなる。内臓と背中をしっかりつないで動かしていくことで、内臓の弾力を保つ事ができると思いました。背中の動きでお腹の動きをリードすると、うまくいくのではないかと思っています。 2つ目は立って両手に風船を持つ、3元の姿勢で肩こりを取ることです。丹田に力を集めると、バランスが取れて全身が一つになる。そして足芯に力を集めて足を伸ばすと、連動で首が伸びる。手も足との連動で伸びる。それで肩こりが取れる。上半身を前に傾けると、鳩尾に力が集まるので、しっかりお尻を後ろに出して丹田に力を集めていく。すると大腿部と背中が連動で伸びる。 稽古でこの姿勢を何時間もすると聞きました。私は20分くらいするようになりました。私はこれは家で出来る健康法として素晴らしいと思います。 一般的に家で健康法は出来ないといいます。家で体操をしても家事をするような仕事の延長の動きになり、気持良く動けない。無理矢理やっても体の負担になるだけで、効果が上がらないので家で体操をしないのだと思います。だから私は、夜公園に行って体操をします。公園に行くと無心になり、体の力が抜けて呼吸が深くなる。すると気持良い動きができる。 しかし、ストレスが強くなると、心と体の力が抜けなくなり、息が吐けなくなり、仕事の動きになる。 そこで考えて、出来るだけゆっくり動くようにしました。ゆっかり動くと息は止まらないし、心も働くので、体の力を抜いて気持良く動ける。出来るだけ力を抜いてできるだけゆっくり動く事が健康法で大切だと思っています。 3元の姿勢で立つのはゆっくりした動きです(止まっている)。すると心も呼吸も止まらず動く。 この姿勢で雑念だらけの家でも無心になって、体に集中した動きが出来ると思います。 私は丹田に集める動きを体を反らす動き、横に倒す動きでも始めました。(5分か10分くらい) 反らす動きはお腹を出して丹田に力を集める。横の動きはお尻をしっかり横に出して丹田に力を集める動きです。あとは足の力で上半身を動かして、力を抜いていく。また首の動きを使って下半身を動かして伸ばしていくことです。 私は健康法は力を抜く事だと思ってやってきました。体力のある人は力を入れて進もうとし、体力の無い人は出来るだけ力を抜いて進もうとすると思います。世の中では皆力を入れて頑張ろうとしている人ばかりで、積極的に力を抜こうとするのは極めて少数派だと思います。気功教室では、息を吐いて体を“空”にする力の抜き方を学ばせていただきました。 今回、セミナーに参加させていただき、新しい発見があり有難いと思っています。いろいろご面倒をおかけしますが、今後も宜しくお世話になれたらと思います。有難うございました。 |
広島市:S・D
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