【氣・・初めての感覚】2022.11.21(月)
 変なことかも知れませんが、腕の中がスースー&ビリビリとして、肩までジンジンとしています。右腕と左腕がつながったような
とても妙な・・初めての感覚です。 
しかし、吐く息は中々40秒には達しません。
広島市;K・T
下記は武澤の上記に対するアドバイスです。
それそれ・・それは呼吸法をやるが上での実感ですね。

素晴らしい!

いつも言うように、実感こそすべてです!!

 私の場合、足芯呼吸法に出合ってしばらくして、手の熱い充足感を超えて、手の平、指先からスースー&ビリビリと電気的刺激を帯びた〈気の風〉が噴き出るのを感じて驚いたと同時に「このような感覚が手に生じたと云うことは、いずれ全身でこの感覚を味わえるようになるのではなかろうか?! いや・・なるに違いない。」と直感したのです。

事実その直感はあたっていました。
手は手がかりで、手で感じた“気エネルギー”的感覚は必ず全身で感じることができるようになります。
そのことについては
『超瞑想呼吸法神髄』に詳しく書いています。

貴方の場合は既に腕・肩・胸へと抜けの感覚が来ていますから、遠からずボディーにもその感覚が拡がってきます。からだ全体がパイプのように筒っぽになって、からだの中を気の風が吹き巡る。 もちろんからだの外にも拡がっていきます。「空」の実感が研ぎ澄まされてきます。

この度の秋季セミナーから1月半、呼吸法を継続されてるからこそ得られた実感ですね。 素晴らしい!! 

吐く息が40秒と云うのは一つの目安であって、捉われることは無いのですが・・40秒を一つの目標として呼吸法を行うのには、やはり繰り返し繰り返し、手探り状態でやる必要がありますね。 その繰り返しこそが呼吸の量ということになってくるのです。

私がいつも言うように『気の世界・・呼吸の量と質で決まる!』

今回得られた感覚がより深い呼吸へと誘ってくれるのです。

とりあえず、吐く息の自分の限界を把握しておくことは大事です。その限界を突破したときには自分自身言い様のない、気エネルギー的実感を伴った達成感を得ることができます。 この達成感こそが次ぎのステップへの大いなるモチベーションとなります。

吐く息40秒が安定して繰り返せるようになると、60秒の壁・山も見えてきて、またそこに辿り着く過程で得られる種々の気エネルギー的感覚を楽しんでいると、よりビッグな気エネルギー的体験をすることになります。

道場で皆さんと一緒に稽古するときは適当に息継ぎされて良いのですが(こちらの気を受けながらやっているので息継ぎされても効果があります。)、自宅で一人呼吸法をやるときには限界まで息を吐いていって「我慢できないぃ〜」と・・ガーッと一気に息を吸ってしまわないように気をつけてください。多少辛くても必ず足芯から気のルートを通して吸う息を上げて行くことをお薦めします。

吐く息の場合→吐く息が無くなってきて、それでも尚、吐こう吐こうとすると鳩尾あたりに息が詰って苦しくなりますね。必死で吐こうとせずに洩れる息に任せるといった感覚を探ってください。(またの機会に、さらに細かく指導いたします。)

そしてそののち息止めに入ります。

両手両足に気をまとめて、4つの「気の風船」4元の充足、からだは「空」と念じて、からだが透明な感覚になってくるとgood!です。

さらに慣れてくると息止めのタイムを伸ばしてください。

息止めの間に「空」の感覚を探り、「空」の実感&純度を高めていきます。

息止めのタイムが伸びると、不思議と吐く息のタイムが伸びてきます。

ここに爆発的気感を得る瞑想呼吸法のコツがあるのです。

その後、『空のからだに真気が巡る』と云う感覚を実感するようになると、心底 吸う息 巡るエネルギーを味わえるようになりますから、呼吸は深く深くなり、より瞑想状態へとすすみます。

とりあえず今回得られた感覚はとても大事なことなので、そこに到った経過を詳細に書き留めておくことをお薦めします。

武澤あつよし