両手を下腹部にそっと当てて、丹田の位置に光りものなら何でもいいのですが、とりあえずは豆炭があると思ってください。そして、その豆炭に意識で火をつけます。ついた火に細く息をまとめて吹き掛け、豆炭の芯まで真っ赤に燃えるさまをしっかりとイメージします。真っ赤に燃えた豆炭を見続けながら、さらに息を吹き掛けます。そのうちに燃えた豆炭の熱気が、腹&腰周りに広がっていきます。実際に下腹部が熱くなってきます。(更に気のレベルが上がってくると、電気を帯びたような涼風が噴き出してきます。こうなるとカンヌケに一歩近づいてきます。) とりあえずは吹き掛ける息と広がる熱気の感覚が一致してきたらOKです。

 息を吸うときは、プ〜ンと匂ってくる花の香りを嗅ぐような感じで、できるだけ細く吸い上げていきます。このときもあまり意識で引っぱり上げるのではなく、身体はポカ〜ンとして、足芯から入って来るエネルギーを受け入れるというか、入るに委せるといった感じでやってみてください。
細胞内のエネルギーがある量に膨らむと、えも言われぬ妙香が感じられてきます。