私の愛犬、ゴールデンの「ラッキー」が2月4日、22時18分、息を引取りました。 10歳と5ヶ月。
もう一頭の犬、チャミを外に出そうと犬舎に行った時、一生懸命立とうと。 「もうラッキー此処に居るから出なくて良いよ、そうだ!ネーブル好きだったから」と、ネーブルを一欠けら持って行った時には、先程までの荒い息遣いがなくなっていました。
口元に差し出すと、「ペロッ」と舐め、そのまま頭を私の腕の中に。 すぐさま「フぅー」と小さい息遣い、それと共に私の腕の中で、急に体温が下がっていくのが分かりました。 「是で良かったんでしょうかねぇ・・・」
思えば、前の犬が亡くなり「もう当分飼わない」と思いながらもペットショップへ。 其処にラッキーがいました。 ゴールデンの42日目と言うと、4kgから4.5kgが当たり前、でもその時ラッキーは3.2kgでした。 「この子、可愛そう・・・」と。 案の定、連れて帰っても餌をあまり食べない、直ぐに吐き出す。 「ゴールデンの寿命が12年、この子、8年位なのかな?」 しかし、何とか私が知り得る限りの療養をして、次第によく食べるようになり、その後は吐き出し、下痢も殆ど無く。 ゴールデンの雌としては平均より大きくなりました。
一緒にお出かけ、一緒に遊び、川を見ると飛び込みたくてたまらなくなるような仕草。 タケノコを掘りにいくと、一生懸命回収したり、タケノコを入れる袋を、竹やぶの下のほうから、標高差100m余りを駆け上って持ってきてくれたり。 「楽しい思い出、本当に沢山有難う・・・」
体温が少しでも残っていると嫌。 後一時間ほどして、体温が下がっていたら、線香をあげてやる事にします。 先程から雪が降り始めました。
何時も辛い時に聞いていた「チャイコフスキー・交響曲6番」が、今夜はとても虚しく寂しく響きます。 |
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