40Mhzへクロックアップ+XC68040RC40(1)
630を40Mhzにクロックアップすることにしました。

LogicBord上の抵抗移動だけでできるので、前々から
やりたかったのですが、なにせ68040/25を
積んでしまってるので40Mhzでの動作が
心配だったのと、確実に放熱量が増加するので
冷却の問題を解決しないと危なそう、と
尻込みしていたのです。

既に7200rpmのBarracudaとCD-Rを搭載して
筐体内の熱量はかなり高くなっています。

そんなある日、秋葉原でQuadra840AVのジャンクを
見つけて買ってきました。
これ自体はその時同時に進んでいた巨大プロジェクト
「Quadra840G3」用にGETしたものなのですが
家に持ってきて起動させてみると、完動品なのでした。

そういえば840AVのMPUは68040/40でした!

これを630に移植すればクロックアップしても大丈夫!
何せ40Mhzでの動作を保証してるのが68040/40
ナノですから、当たり前なのですが(笑)
放熱量も040/25より少ないはずですし。

ヒートシンク、メモリ、ボード類を外した状態のLogicBord

Quadra840AVに入っていた68040/40。


さて、作業が終わったら外しておいたボード類をもとに戻して
完成。
まず、MPUを040/40に交換しました。
ソケットにささってる040/25を抜いて040/40に
差し替えます。

MPUを抜き差しするのに周りのボード類が邪魔なので
私は一旦全部外しました。

作業空間が確保できたとこでMPUを抜きにかかります。

ピンが曲がらないように、プロセッサの周囲を少しづつ
持ち上げて垂直に引き抜きます。
差し込むときも垂直に。ちょっと堅いけど根元まで
しっかり差し込みましょう。

これで交換は完了。でもこのままではクロックは
33Mhzのままなので、ボード上の抵抗チップの
移動によるクロックアップを試みます。

LC630の抵抗移動クロックアップ方法は
がべじんさんのサイト等を参考にしました。
または
「DOPING MAC」
ぶんか社・ ISBN4-8211-0542-X
監修 最強のSE/30を創る会・最強のカラクラを創る会
編集 米田 祐
などが大変参考になりました。

ただし、これらの情報は改造を保証してる訳でも
推奨してるわけでもありません
ので、
改造しようと思う方は各自の責任において行いましょう。

ところで私の630のLogicBordは
Performa588の物が入ってるのでLC630とは
抵抗チップの位置が若干異なってました。
630では付け替える抵抗はボードの裏側に
集中してるのですが、588の場合は表と裏に別れて
います。
表側に位置する抵抗チップを剥がしてハンダ付け
し直すのはちょっと大変でした。
近くに背の高いICがあるのでハンダゴテや吸い取り具が
ICの足に触れたりしないように、慎重にやらないと
いけません。

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