歩く効用 | |
頭脳の老化防止について、次のようなことが書かれていた本を読んだ記憶がある。 「老化防止のため、将棋や碁を指したり読書することよりも、歩くほうが効果的である。将棋や碁・読書は脳の一部しか使わないが、歩く時は、頭脳というコンピュータを総稼動している、しなければ歩けない」。
精神科医の斎藤茂太氏は、著書の中で歩く効用について次のように書いている。 <<歩くということは、頭脳を刺激する。頭ばかりを使っていると、頭脳は活性化しないのだ。頭の切り替えには、体を動かすことがいちばんである。日本医大の金子仁教授は、頭脳活性化のためには歩くことが一番いいという説を唱えている。その理由は次の通りである。
このような理由から、教授は、歩け歩け運動を勧めている。>>
斉藤茂太著『“うつ”もまた楽し』大和書房
私たちは、子供の時から歩いているので、歩けることは当たり前だと思っている。しかし、歩行ロボットの開発には、多くの時間と費用と知識をかけている。脳の一部でも障害が起こると、歩行が困難になることが多い。二本足で歩行するにはバランスが必要であり、そのために脳は常に働いていなければならない。これが脳の老化防止につながるのであろう。 |
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