ウォーキング覚え書き (2008.2.25掲載) | |
先日、ウォーキングをやってみたいという人たちと、都内を20㌔弱歩いた。
このような長距離を歩くのは、ほとんどの人が初めてということなので、ウォーキングについての覚え書きをつくり、ウォーキングに備えて簡単な青空教室を開いた。そのとき使用した覚え書きに、手を入れたものである。
1.歩き方
ヒザを伸ばし、かかとから着地し、つま先へ転がすようにし、親指の付け根で蹴りだす。蹴りだす脚はヒザを伸ばして体を前にすすめる感じて歩く。太ももはあまり引き上げない。手の振りは自然にまかす。足の運びと呼吸のリズムを合わせて歩く。
階段などを登るときも、ヒザを垂直に伸ばし切って歩くと楽である。
長距離を歩く場合は、上半身を捻らない、腕を振り上げない、などのエネルギーを消費しない歩き方を工夫する。
2.足のマメについて
マメのできそうな箇所に、あらかじめテーピング用テープ(5センチ幅を使用)かバンドエイドを貼り予防する。
歩き出してから、痛いな、マメができたかなと思ったら、その箇所にバンドエイドを貼る。
ある程度の大きさのマメ(盛り上がっているようなマメ)ができてしまったら、マメをつぶす。そのまま歩いていると、一円玉大に拡がり、五百円玉大に拡がる。水液や血液を出すには、太い安全ピンを刺すのがいい。注射器を使用して吸いだす人もいる。そして消毒液を塗り、バンドエイドを貼る。
靴の中が蒸れるとマメができやすくなる。靴下をはきかえるのも、マメができるのを防ぐ効果がある。
なお、テーピング用テープをはがす時は、風呂に入って粘着力を弱めてからはがす。粘着力を弱めないと、場合によっては皮膚が一緒にはがれる。
マメをつぶした後、必要によっては、宿屋などで、針を通した木綿糸を消毒液に浸し、針と糸をマメの中に通し、消毒液を浸み込ませる処置をすることもある。私は、このときの消毒液には、うがい薬のイソジンガーグルを使用する。
3.夏の日差しの強いときの歩行 大量に汗をかき、水だけ補給して、血液の塩分濃度が低下したときに、足・腕・腹部の筋肉に痛みをともなった、熱中症のひとつである熱ケイレンが起こる。補給にはスポーツドリンクがよい。 ケイレンが起きた場合は、生理食塩水(0.8%)を補給すれば、通常は回復するという。岩塩を持って歩く人もいる。 つばの広い帽子をかぶる。また、バンダナを首に巻くのもよい。首の後ろの直射日光をさえぎり、バンダナの汗が首を冷やす。 4.雨天の場合 ナイロン製やビニール製の通常の雨合羽は、蒸れてどうしようもないことが多い。私は、通気性を持たせた防水着で作られ、頭からかぶるポンチョ式の雨着を使用している。これだと、簡単に着られ、脇がフック留めで通気性が良く、ザックも覆うことができる。また、ザアザア降りのときは、加えて防水ズボンをはき、靴の中に雨が入らないようにスパッツをはく。 靴の中が雨で濡れたときは、宿屋で新聞紙をもらい、丸めて靴の中に入れ乾燥させる。そのとき、使い捨てカイロを新聞紙にくるんで入れると良い。 5.その他 歩行の前と後、また歩行中の信号待ちのときや、休憩時にストレッチをする。翌日の痛みや疲れが軽減する。
疲れをためないように疲れる前に休憩をとる(決まった時間ごとに休憩する)、のどが渇いたと感じる前に水を飲む。
私は長時間歩くときは、膝痛が起きることがあるので、予防のためにサポーターを使用している。膝小僧が出て、締めの強さを調節できるタイプである。これは長時間歩いても、ずり下がらない。サポーターをしてから膝痛がおこらなくなった。 6.インターネット地図「マピオン」の利用 インターネットの無料地図「マピオン」を利用すると、地図上の路線にクリックしていくだけで距離が出る。体重、性別、歩幅、歩速などを入れると、歩数・歩行時間・カロリー、その消費量がおにぎり何個分か、パン何枚分かに相当するかの数値が、即座にでる機能もある。http://www.mapion.co.jp/ |
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