あとがき
お待たせしました。Thorです。
さてここからいよいよ物語は中盤に差し掛かります。
さて今回の話ですが、実はこのエピソードがこのシリーズで最初にできた話です。
随分前になりますが、その頃「ざ・ちぇんじ」とか「なんて素敵にジャパネスク」とかを読んだりして、あ、こんなのいいなとか思って書いてみたってのがそもそもの始まりでした。
そんなわけでこの話は元々エルセティアの(かなり恥ずかしい)一人称小説だったりします。ところが書いてるうちに元々脇役だった兄貴のフィナルフィンのほうが出張ってきて、結末の辺りではどっちが主役だったかよく分からなくなってきて。その上この結末では二人とも単に可哀想なだけだし……という感じでお蔵入りにしてたわけですが、このキャラ達自体は結構気に入ってたんで、それじゃその後どうなったかなとつらつら考えているうちに、このシリーズになってしまったと、まあそう言う経緯だったわけです。
で、次回作なんですが、当初は都に滞在せざるを得なくなったアウラのエピソードの続きをするつもりだったんですが、やっぱり先に現在レイモンで何かしているフィンのことも書いておく必要があるなと思い直してとりあえず以下のような計画ではあるのですが……
第5巻 白銀の都編(上) ←今ここ
第6巻 南の野望編(上) レイモンに潜入したフィンがひどい目に
第7巻 白銀の都編(下) 都にあの方がやってきてなんか大変なことに
第8巻 南の野望編(下) フィンがなんかもっとひどい目に…
何だかよく分からないタイトル付けになりそうで。まあ数字順に読んでもらうといいと思うんですが。
そういうわけでいろいろといい加減ですが、ゆるゆるとお付き合い下さい。
ではでは。
お暇ならちょいとアンケートなどに答えてもらえると更新が速くなるかもしれません
2008/03/20 by Thor