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免疫学者・石坂公成先生について (石坂先生について最近、目についたニュースをまとめてみました)

石坂公成博士の2000年日本国際賞授賞について
http://www1.mesh.ne.jp/jstf/japanese/ispro_j.html

新しい千年紀を迎えてプロの研究者の育成を真剣に考えよ 石坂 公成 Kimishige Ishizaka
http://jsi.bcasj.or.jp/Newsletter/JSI_Newsletter_vol8no1_p2.htm (日本免疫学会)

我々の歩いて来た道 ある免疫学者の回想
(石坂公成(いしざか・きみしげ) 著 黙出版 3800円)

<書評;森山 和道 氏>
http://www.moriyama.com/2000/sciencebook.00.7.htm#sci.00.7.09
本書は、1966年にアレルギーを発症の原因となるIgE(免疫グロブリンE)という抗体を共同研究者の照子夫人と共に発見した石坂公成(1925〜)の自叙伝である。戦前の厳しい家庭の模様から戦時中の中学高校時代、戦後の免疫学草創の時代、渡米してからの研究模様などが淡々と、だが生き生きと描かれる。 著者は一生を通じて、NIHに研究費を申請してもらえなかった経験がないという。それは、キャルテック留学時代にダン・キャンベルから受けたアドバイス−−実験をする前に論文を書け−−が非常に役に立ったからだという。実験する前に論文を書けとは、つまり、ビジョンを持ち、プランをしっかり立てろということだ。NIHに提出する研究計画は、これこれこういう実験をしたらこういう結果が出るだろう、そしたらこういう実験を次に行う、あるいはもし予測した実験結果と違っていたら、今度はこういう実験を行う、といったことまできっちり書くのだという。頭の中で研究の全課程をシミュレートするわけだ。

-“科学の巨人”に学ぶ -
http://www.osaka-u.ac.jp/info/nyugakuin.html
私が先生から学んだこと、それは“継続は力なり”“継続が創造を生む”ということです。日本人に欠けているもの、それは創造性ではなく、この継続性ではないでしょうか。