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SolarMax用の太陽ファインダーとして、ソルレンジャー(8,400円)、ソル サーチャー(6,300円)がありますが、ぶっちゃけ「小さな穴とスリガラスなだけ」です。 SolarMaxを買ったときは不格好になるので買いましたが、構造的にたいしたものじゃないので、改まってわざわざ買うまでもないな、というのが印象。 ただし、使い勝手は非常に良いです。 というのも、望遠鏡の影を最小にするようにして合わせる方法も、慣れないと結構難しいものです。 ソーラーフィルタをファインダーの対物レンズの前に取り付けた太陽ファインダーも考えられますが、この方式には大きな欠点があります。のぞく前にどうしても太陽が視界に入ってしまうという問題です。
太陽観測には、太陽の方を見ないで済むファインダーが必要なのです。 2012/03/23
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もったいぶっても仕方ないので、画像の通りです。 缶ジュースのロング缶(スチール缶)の底の中心に1mmほどの穴をドリルであけて、飲み口のところのアルミを取り払って和紙を貼っただけです。 2012/03/17
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(1)飲み口からカッターを押しつけるようにして切っていきます。飲み口の部分は意外に薄いアルミなので、簡単に大きな穴をあけられます。 ただし、カッターは缶底の方に向かって押し込むようにして、一度に2-3mm程度を切るようにしてください。横に引くと大けがをする危険があります。 あとで和紙を貼るので、のりしろとして縁から3-4mm残すような感じで穴をあけてください。 切り抜く時が一番危険なので、手を切らないよう、充分気をつけてください。 缶切りできれいに切り取ると、後でスクリーンが貼れませんので、雑でいいので、カッターでこんな感じに切り抜きます。 (2)缶底の中心にドリルで小さな穴をあけます。 作例は0.5mmですが、ソルレンジャーでは2mmのようです。 (3)和紙を貼るための厚紙を円形カッターで切り抜きます。外径は47mm〜48mmとしてください。内径は適当でいいです。35mmぐらいあればいいでしょうか。 (4)和紙に厚紙のリングを接着します。 (5)和紙を貼ったリングを両面テープで切り口に接着します。 貼る前に、切り口の部分に極端な凹凸が無いかを調べておきます。出っ張りはペンチで直しておきましょう。 (6)この缶を、5cm用ファインダー脚に取り付けて、一応の完成です。 缶はあまり丈夫ではないので、中腹でネジをしっかり止めると缶が凹みます。 (7)スクリーン面積が広いので「スクリーン中央」を目測で定めるのは難しいです。一度太陽に合わせたとき、ピンホールを通ってきた光が、和紙のどの辺に来るかを目印をつければ完成です。 あらかじめスクリーンに目印を印刷しておくといいかもしれません。 2012/03/18
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(1)缶ジュースの缶が、5cm径のファインダーと同じ程度のサイズなので、5cm用ファインダー脚があれば、光学ファインダーの代わりに取り付けられます。望遠鏡側に特別な加工をする必要がありません。 (2)光学ファインダーを物理的に取り払うので、太陽観測時に、誤ってファインダーのキャップが外れるなどの事故を防げます。太陽黒点を観察する観測会でも安心。 (3)非常に安価に作れます。道具一式(ハンドドリル、1mmのドリルの歯、カッター、円形カッター)をそろえても、ソルレンジャー代より安価です。 本体材料は、空き缶(スチール缶)、和紙、厚紙(はがき程度の)、両面テープ。 (4)リサイクルも簡単です。 2012/03/18
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