糖尿病に関して面白いことが判明しました。NHKの追跡A toZ 
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/list/100306.html この番組での放送内容はとても参考になります。

太っているからといって全ての人が 不健康というわけではありません。
というのは  外側の脂肪、皮下脂肪に脂肪がついているだけなら問題はないからです。
問題なのは 内の脂肪である 内臓脂肪であり 最も恐ろしいのが異所性脂肪というもの。
内側につく脂肪は 外見的には問題ない場合も多くあり やせているから健康だとはいえないのです。

日本人は アメリカ人に比べてやせている人は多いです

しかし 日本人の方が糖尿病にかかりやすい。 インスリンの出が日本人はよくないという発表もあります。
それとは別に 皮下脂肪と糖尿病についての関連性も指摘があります。
皮下脂肪はいわば 貯蔵庫。この貯蔵庫に一定以上のエネルギーがたまると
内側にあふれ 内臓脂肪、異所性脂肪として 体の内側に脂肪がたまります。
日本人はこの皮下脂肪がつきにくい つまり エネルギーを蓄える量が少ない分 貯蔵庫からあふれたエネルギーは
体の内側に脂肪を蓄える というわけです。 異所性脂肪というのは臓器につく脂肪で
心臓や腎臓などの臓器につきます。 臓器に脂肪がつくと ミトコンドリアの働きを弱め
行き場を失ったミトコンドリアは消滅、エネルギー代謝であるミトコンドリアを失った臓器も働きを失う 糖尿病で言えば
ミトコンドリアの働きがなくなり臓器が弱まると
→インスリンが出なくなる→糖尿病になるという仕組みが考えられています。
心臓に脂肪が多くつけば同じように働きが弱まるので若くしても亡くなる 心筋梗塞の原因などあるようです。

面白いのは 糖尿病で悩んでいた60代の男性
皮下脂肪を増やす薬を飲んだところ 糖尿病で苦しんでいた頃より太っているにもかかわらず
ほとんど 食事制限をしなくてもいいぐらい 改善したそうです。
別の例では 皮下脂肪が全くつかない病気で苦しむ男性は
重度の糖尿病にかかっているそうです。

見た目の太っているより 怖いのは 異所性脂肪ということですが
これには特徴があって 異所性脂肪はつきやすいが 適切な運動をすることで
簡単に減るという特徴もあるそうです。やせていても太っていても適切な運動は必須です。

参考 NHKの追跡A toZ 


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