しろうと考えではありますが・・・

“クリスマスローズの伝奇”という映画を作ってほしい
最初にことわっておきたいのですが、私は園芸家でもないし、そういう趣味もありません。特定の植物の愛好家とも違います。
おまけに、現物のクリスマスローズという花を見たこともありません。
映画は見るのは好きですが、その制作に携わったこともないし、台本どころか絵コンテも作った経験もありません(※それに近いものは別項で試してみましたが・・・)。

じゃ、なんで表題のようなお願いをするかというと、「クリスマスローズ」という言葉の響きがいいからです。
ただ、それだけです。

そういう名前の花があるというのを知ったのは、東京商工会議所の杉並支部の事業を通じて、上井草にクリスマスローズ生産の第一人者がいるということを聞いたからです。

その野田卯一郎氏のホームページによると、この花、名前に反して、咲くのは2月とのこと。
「本家であるイギリスでは、バラに次いで人気のある花」だそうです。
見た目は実に様々で、「これとこれが同じ名前の花なのか」と思わせるものも少なくありません。
また、古くからヨーロッパでは薬用植物として珍重され、その根は強心剤や下剤、時には毒や魔除けとして活用されました。学名の「ヘレボラス」とは、ギリシャ語の「殺す」ヘレインと「食べる」ボラスからきているということです(出所:人気のクリスマスローズを撮る)。

見方によっては、“怪しげ”で“危うい”花です。

私は幽霊譚が好きです。
特に、絶世の美女である幽霊に取り憑かれて、やばいと思いながら引き込まれていくという類いの話が好きです。最近のホラーのように“グチャグチャ、ドロドロ”には、がっかりしてしまいます。
要するに、良質のホラー映画を作ってもらいたいのです。
そんなわけで、
“クリスマスローズの伝奇”という映画を作ってほしい!  
子供の頃、テレビでミステリーゾーン(邦題、本名はTwilightzone)とかウルトラゾーン(Outerlimits)といった外国製のドラマを見るのが好きでした。良質なSFやホラーの宝庫でした。

まだ昭和が平成になる頃だったと思います。近所のビデオレンタル店で、続編の新トワイライトゾーンというシリーズを見つけたんですが、その39話、さまよえる魂(HER PILGRIM SOUL)には、いたく感動し、このことが、上記提案の原点となっています(ネタバレになるので、この話については、ここでは触れません)。

守護霊の存在。そして、それが美しい女性。主人公の男は、守られているうちに守護霊に恋心を抱く。霊の側も同じ、だがその気持ちは明かせない。守護霊と男との恋愛を成就するためには、男が死ぬしかない。男はそれでもいいと思う。しかし、守護霊は男を守るという使命を全うするために、自分の存在を絶つ。――それが私の提案のプロットです。
男は、何世代にも渡って守護霊に守られています。
例えば戦国時代、大震災、空襲、自動車事故。絶体絶命の危険に陥る寸前、ひとりの女性が現れて、間一髪、男は窮地を脱する。女性は厄災に巻き込まれてしまうのだが、なぜか無事で、男の姿を見守っている。そして、その場に残されている一輪の花。それがクリスマスローズなのです。
なぜ、女性がその男の守護霊になったのか? 本来なら接触しないはずの二人が、なぜ出会ってしまうかについては、さらに伏線の作り込みが必要です。

どう、こんな話、映画化してみてはいかがでしょうか。

ホームに戻る→