以前の記事にも書きましたが、どうにもデスクトップパソコンとアクセスポイントの間の無線LANがブチブチ切れるんです。大丈夫なときは問題ないんだけど、ひどいときは殆どつながらない状態。アンテナをどういう向きにしてもだめ。電波の強度がわかるツール、Netstumblerを使用してみると、断続的に電波の状態が0に落ち込んで接続が切れている様子です。まるで接触不良のLANケーブルを使っているみたいな感じ。そういうのってイライラしますよね。ということで、対策を考えることにしました。
とり得る選択肢は、
a.デスクトップパソコンで利用している無線LANアダプタを他のものに変える
b.アクセスポイントを他のものに変える
の2つです。 デスクトップパソコンと同じ部屋で、他のパソコンは普通に無線LANが使えていますから、普通に考えればこれはデスクトップパソコンの無線LANアダプタの問題であり、これを交換する選択肢 a.をとればよいわけですが、ここではb.のアクセスポイントの交換をすることにしました。理由は、安価になってきた802.11g対応でかつアクセスポイント間通信に対応する機種を導入することで、将来的にADSLモデムが置いてある部屋とパソコン部屋にそれぞれアクセスポイントを設置し、パソコン部屋内はアクセスポイントと有線で接続する構成にしようかと考えたからです。

図 1. 現在の構成。点線は無線、実線は有線。
水色が問題のデスクトップパソコン。

図 2. 将来構成
これにより、現在取り残されているもう1台のデスクトップパソコンもインターネットに接続できるようになるし、11Mbpsの802.11bから54Mbpsの802.11gに移行することで、ADSLを高速化したときに無線LAN部分がボトルネックになるのを防げるというメリットがあります。
そこでメルコの802.11g対応アクセスポイント、WLA-G54を購入してきました。ヨドバシカメラで12,800円(18%ポイント還元)です。この機種は、考えている将来構成を実現するためのスペックを満たし、4ポートのHUBを内蔵しているので、将来的にここに有線でパソコンを接続する際にも別途HUBを用意する必要がありません。
早速、ファームウェアの最新版への更新や、各種設定をして、現在のアクセスポイントと取り替えて接続を試してみました。
結果は、結論から言うと、満足のできるものではありませんでした。デスクトップパソコンの無線が断続的に切断される状況は、改善どころか悪化したのではないかと思われる状況で、それどころか、他のパソコンを使用してスピード測定サイトに接続してスピードを測定しようとすると、途中でダウンロードが停止してしまったりします。どうにも様子がおかしいので、ヨドバシカメラに連絡して、同じ機種の他のものに交換してもらい、再度試しましたが、状況は同じでした。
さぁ、どうするか。もう1台、WLA-G54を購入して、デスクトップパソコンの無線LANアダプタを使用しない将来構成に一気に移行することも一案ではありますが。ネットでWLA-G54の評判を調べてみると、HUB部分の相性が厳しいなど、あんまりいい評判がないようでした。802.11g対応機種の第一世代ということもあり、まだこなれた製品になっていないような印象を受けたので、やや残念ですが、今回はWLA-G54に見切りをつけ、オークションで売却することにしました。