第138話 1988年 『FRB教 選民 資本家たちと、フォボス落とし』
ユダヤ暦5748年 皇紀2648年 大正35年
第123代 大正天皇(59) 第21代将軍 九鬼 善治(25)
1988年か、なんか懐かしい年だなあ。
ちなみにオリンピックは、オスマントルコのアンカラですしおすし、
ギリシャ発の国際大会なんで因縁の何とかだったけど、上手くいったようです。
あと、フォボスを火星に落とす年でもあるし、
地球に最接近している年でもある。
それで、フォボスの火星落下と、ノストラダムスの恐怖の大王が結びついて・・・・
さて、おれの替え玉の人型カラクリは、うまく演技をしているんだけど、
おれの方は、若返りの準備中なんだよね。
遺書は、これからだけど、遺産相続は、ほぼ終わってるので、まぁ いいでしょう。
01月
フォボス落としが近いので、軍事関係者はピリピリしている。
計算上、フォボスを落としても、火星の公転軌道に影響はない。
それでも、天体規模の災厄の可能性もある。
反対する国際勢力もあるのだけど、反対できない国際勢力ある
というのも、日本の生産力が過剰で、中進国と、後進国は、黙っていれば、欧米列強との力関係が減少するからで、
先進国は、日本と戦争しようと糾合しようとしているのだけど、
イスラエル王朝を継承した日本と、敵対したくない国民を抱えている。
あと、日本との取引が大きいことから、その利益が消えてしまうことの振りもある。
最大は、日本幕藩連合軍が強いことだろう。
しかし、欧米の噛ませ犬で反日教育が進む、清国と、朝鮮が、激反対している。
ちなみに清国と朝鮮韓国は、飴をあげても、3秒後に鞭で打ってくるので無駄だと知ってる。
ちなみにアメリカは、他国や第三機関を通じて、飴を貰えるまで嫌がらせしてくる国だ。
しかもエンドレス。
そんなわけで、対米戦略は、綾波以来、相互主義を続けている。
給油した爆撃機が飛び立っていく、
20式戦略爆撃機 海凰
自重100t/運用300t/全備重400t 500u
全長76m×全幅68m×全高12m 翼面積800u
ギヤードターボファンエンジン推力25000kg4基 1200km/h 航続力20000km
対空・対艦・対地巡航ミサイル20t
30式戦略爆撃機 白凰
自重100t/運用300t/全備重450t 600u
全長76m×全幅68m×全高12m 翼面積800u
ギヤードターボファンエンジン推力30000kg4基 1800km/h 航続力20000km
対空・対艦・対地巡航ミサイル50t
日本の爆撃機は耐久年数50年で、年間12機を建造している。
サイクルコストがいいのは、それだけ、高級素材を使っていることと、定数600機制だからだ。
海凰は、10年で白凰と切り替えられたので、120機が配備され、
白凰は、改良されつつ現役で、216機が配備されつつある。
日本の爆撃機は、空中巡洋艦に近く、敵地内陸に侵攻することは考えていない。
なので、空中発射巡航ミサイルを搭載している。
ちなみに40式爆撃機は、宇宙開発に予算を取られたのか、開発されていない。
それでも、747より大型の戦略爆撃機で、欧米列強にしたら、こいつが飛んでるのに日本と戦争するのはまずい。
そんな機体だった。
ちなみに人工知能搭載型でベテランパイロット並みなのか、
横風の中で自動操縦で着陸させても、機首を滑走路から45度も傾けながら着陸してくれる。
この世界の大人は、政治の話しを好む。
というより、成果主義的なおれTUEEEE〜でなく、勤勉勤労を尊ぶような教育がされている。
少なくとも、その方が犯罪に走りにくい傾向があるようだ。
日本の歴史的変遷と、世界史を教え、
現状の政治構造と経済構造を教え、世界情勢について教えられるので、
バラマキのせいで、世襲天下りが通用しにくい世界がある認識が生まれやすく、
必然的に勤勉勤労して自分の立ち位置を確立しようと心がけるのである。
ちなみに教条主義、薄められた内容、我田引水、分断工作な師だと、必然的に弟子が離れる。
この時期の日本人の歴史・政治・経済に対する意識は高いのか、
1人で、20種の憲法草案を創作して阿頼耶識に載せる人物もいるわけで、
10人長選挙になれば、3、4種の憲法草案を創作するくらい朝飯前で、
互いにそれを総評しつつ10人長を決めるほどだ。
おかげで、安政維新後も、少しずつ憲法が修正されている。
九鬼将軍の代で、バラマキ額を基準にした公務員の給与体系が決まったのも、
既に当初から草案が出て、10人長の圧力が次第に大きくなって、阿頼耶識以降は、酷かった。
よくまぁ 史実の薩長は、明治維新以降の日本人の精神を捻じ曲げてくれたものだ (笑
いや、捻じ曲げたのはおれなんだけどね (笑
ちなみに阿頼耶識の床屋・井戸端談義板は、歴史・政治・経済・軍事が中心で、
おれが、2ちゃん用語とか、中二用語を書き込むと、叱咤が来るんだよね。
中二病は、肩身が狭い。ぐすんっ!
ぶっちゃけ、国防費を増やす必要はなくて、高度成長と宇宙開発やってたら、
危機感を強めたアメリカ、ソビエト、欧州連合が攻めてくるだろう的な感じになってる。
それはそれとして、フォボス落下の件で、欧米列強との話し合いが尽きないようで、警告されている。
かといっても、猛反対でもないというのが、大人の事情かもしれない。
反対して、日本に火星や金星の開発の資格なしとか言われると、困るからで、
アメリカ、ソビエト、ドイツも、宇宙開発したいらしい。
国家の支配層は、国民を豊かにはしない。
金融支配は、己が閨閥と、子飼いの天下りの産業が生きる程度の社会資本があれば足りる。
不用意に国民に資本力を付けさせれば、下剋上され、己が権力基盤を奪われるか打倒させられる。
なので、己が支配基盤以外は、生かさず殺さずの紙幣しかいらない。
未来の日本の人口が減少したのは、度量の小さな政治家、官僚、財界が成したことであり、
その手法は、
外資と在日に従い、
金融を配下に貸し付け、敵に貸し渋りと貸し剥がしをしたこと、
税制で敵であるエラルキーとカテゴリーから税を徴収して弱体化させたこと
そして、財政は、配下への再配分させたこと。
財政で騙して、税制で殺して、金融で奪うって感じだろうか。
金本位制ならまだわかるとしても、通貨管理制度で、それをやられると、悲惨なことになる。
わかる奴にはわかるし、わからない奴にはわからない。のだけど、
残りは、生かさず殺さずどころか、赤字国債分を回収しようと、国民から紙幣と利権を奪って殺そうとした。
所謂、平成の大粛清時代なのだけど、
この世界に逃げ延びたのは、良かったことかもしれない。
一応、バブル崩壊と消費税法は、回避しているようだ。
02月
昼下がりの午後は、庭で、阿頼耶識を見ている。
「なぁ 藤次郎。おまえ、車の運転できたりするの?」
「マニュアル車の運転できるワン」
「本当に?」
「B級ライセンス並みワン。上手いワン」
「試したことあるんだ」
「やったのは、別の犬ワン。でもできるワン」
「なんとなく、見てみない気もするな」
「道路交通法で捕まるワン」
「犬は、現行法で捕まらないだろう」
「きっと、電映で人気者になるワン」
「そうだな・・・」
孫娘が走ってくる。
「藤次郎。風呂入るよ」
くぅうううん!
藤次郎は、孫娘に抗議している。
しかし、無駄のようだ。
犬型カラクリは、静電気を利用して、蚤を殺す。
というより、食べる餌がないので蚤の方が逃げ出す。
あと、毛もナノ加工で、自動で埃と汚れを落としてしまう。
そんなわけで、洗う必要はないのだけど、孫が面白半分に風呂に入れて洗う。
カラクリも、犬らしく、迷惑がりつつ洗われている。
これを作った職人は、本当に犬が好きというか、研究しきってるわ。
ちなみに秋田犬がモデルになってる。
阿頼耶識で “追跡、韓国朝鮮工作員” というのがあって、監視カメラを編集して追い駆けたのがあった。
“こっちじゃないのか”
“いや、あっちで、音がしたぞ”
“じゃ 行ってみるか”
男たちが行くと、物影から2人組が出て来た。
“はぁはぁ やっと、逃げ切ったニダ。日本人は本当にしつこいニダ”
“運が良かったニダ”
“運じゃないニダ。石を投げて助けてやったニダ”
“何者ニダ?”
“××藩に招喚された冒険者一行様ニダ”
“おれたちは、×○会社に招喚された冒険者一行様ニダ”
“ちっ 低ランクニダ”
“そんなことないニダ。×○会社は、成長してる会社ニダ。韓国朝鮮人に親切な御人好しの会社ニダ”
“じゃ ×○会社の弱点を教えてくれよ”
“はぁ? 簡単には、教えられないニダ”
“××藩の弱点を1つだけ教えてやるよ”
“じゃ 情報交換して、脅迫するニダ”
“そうするニダ!”
私有地の撮影は、御法度だ。
もちろん、お小遣い欲しさで、自分で公開しない限りにおいては、だけどね。
監視カメラ自体が画数を意図的に落としてるので、表情がわかり難いので、服だけで識別してるけど、
なかなか、面白い動きをしていました。
10万人長がまじめに仕事をすると、なぜか、感謝され、肉体関係に至りやすくなるらしい。
ていうか、まじめに仕事をするというのは、公平にしただけなんだけどね。
ひょっとして、10人長制度って、公正じゃないのかなって思えてくるから不思議だ。
某地域をテリトリーにしてる某勢力に恥を掻かせてしまったのは、事実だけど。
強い者同士が馴れ合いで、癒着するとさ、
未来の日本みたいになりそうで、嫌なんだよね。
この時代、武士は、帯刀が許されてるし、しばらく帯刀した方がいいのかね。
赤ちょうちん
「出向組って、人数は多いのですけど、宙ぶらりんで、上に睨まれても下に睨まれても怖いんですよね」
「寄るモノがないと、どうしても強い者のいう事に負けてしまいますし」
「先任がいるでしょう」
「先任も訳が分からないうちに取り込まれてしまったり、行くも地獄、留まるも地獄で辞める者もいるんですわ」
「それは、たいへんだ」
「人手不足ですし、引く手数多なんで、辞めても、どうにかこうになるもんですけどね」
「上に睨まれて、下から突き上げられたら、生きた心地がしませんて」
「でしょうな」
「だいたい、10人長、武家衆、師弟人脈、宗派が混在で、本当に、どこを向いていいのやら」
「武家衆の代理で話していたのに、いつのまにか、10人長の派閥になってたり、宗派になっていたり」
「かと思えば、師弟人脈や会社の流れが強かったりで、どこが、どう繋がってるのやら・・・」
「本人も訳が分からなくなってるかもしれませんよ」
「まぁ わたしも人間関係からしたら、そうなっちゃいますかね」
「安政以前の日の本が良かったですか?」
「100年以上もむかしですからね。でもまぁ いまの時代の方が逃げ道が多くていいと言われてますね」
愚痴ってる相手は、紀伊徳川家の流れを組む血縁なんだよね。
時代が時代なら、馬か、駕籠に乗って、踏ん反り返ってたお方だ。
03月
長崎の国際会議で、来年の観光客数を決めている。
相互主義なので、互いに要求する数字が違うのだけど、
和親条約は相互主義なので、観光客数が決まると、各観光会社に受け入れ人数が割り振られる。
無理やり人数を増やしても、人気のない国があった。
なので、日本行きの観光客数を増やす為だけに、
日本に公共投資と設備投資を発注し、対価の一部をフロアにしたりもしている。
しかし、観光客の人数を決める会議なのに、今年は、フォボス落下の話題が中心だったらしい (笑
30式巡洋戦略攻撃機 白凰
回航中の機体に乗せて貰うことになった。
デルタ翼の機体は、アブロバルカンとSu27を足して割ったような機影に見える。
機体部品のほとんどが炭素糸、炭素網で作られてるけど、
藩営企業、瑞穂社、創巧社の巻き返しと、新興企業の参入で、炭珪社以外の部品が増加しているらしい。
たぶん、というか、10年以内に半分以下になる可能性もあるらしい。
なんにせよ。機体性能が向上すれば、戦争は勝ちやすいわけで、無駄に抵抗することはない。
見た感じ、形状だけでも高い加工精度を必要とする機体とわかる。
搭載兵器や搭載機器を換装することで、早期警戒管制、対潜、対空、対艦、対地の全てに対応できる空中巡洋艦で、
デルタ翼なので、地対空ミサイルの的になりやすいのか。作戦は、洋上飛行が中心になっている。
巡航核ミサイルは20発ほど装備されているらしく、
事が起きれば、このまま、作戦に移行するという念書に署名させられる。
白凰は、人工知能だけでも飛ぶけど、乗員の半分が人型カラクリらしい。
開戦権は、幕藩連合議会が握ってるので、
開戦するとしたら決議後か、敵国から正式に開戦されるか。攻撃されるしかない。
攻撃認定パターンは、議会で承認されている分岐しかなく、
想定パターン以外の攻撃を相手国からの攻撃と認識するのは、人間の判断になるようだ。
どちらにしろ、基地司令部の判断が優先されるので、
機内の人間が判断するとしたら、基地司令部からの通信が途絶えたときになるね。
白凰は、機体が大きいせいか、人間が少ないせいか。乗り心地が、とてもいい。
女性型人型カラクリがコーヒーを持ってきてくれる。
自分で、ボタンを押すだけでコーヒーが出るのだけど、
美少女に持ってきてもらうと、美味しさが、2.64倍になるそうだ。
そうそう、人間と人型女性カラクリの間に、ただれた空気はない。
というのも、時間制なので、時間外になると、引き倒される。
“それは、御馳走です” と思う乗員も少なくないらしいけど、
残りの人生分岐が、降格後、地上勤務になるので思いとどまるらしい。
ちなみに、おれも、やってもいいと言われたけど、
予備記憶装置のない人型女性カラクリとやるのはまずいのでやめといた。
ていうか、人型カラクリは、関係を結ぶ過程で、相手の体調を調べるなど簡単にやってしまうし、
外見こそ老けさせているけど、身体年齢を調べられたりすると怖いし、
04月
今年も日本に呼ばれた。
藩主も譲ったし、10人長も10万人長で余生を送るつもりだったのだけど、
おまえ、暇だろうって、
暇じゃねぇよ。10万人長が上から押さえつけられ、下から突き上げられて、一番忙しいんだよ
だいたい、1kg級魔法じゃ 人型カラクリに勝てる気がしない。
つまり、おれのアドバンテージは、限りなく、ない。に近付いている。
それなのに、人型カラクリの溜まり場に入って行くとか、ヤバいんだけど。
宝が池の地下でフォボス落下のシュミレーションが何度も行われている。
どんなふうに落ちても火星の軌道は狂わないのだけど、
それでも、落ち方によって、火星の気圧が大きくなるし、
大気がもう一度失われる前にテラフォーミング出来る可能性はあった。
衛星ダイモスは、火星開発基地が建設され、
どんな形であれ、対応できるよう準備が進んでいる。
「安全保障を等閑にしてまで宇宙開発とはね」
「宇宙開発が安全保障ですよ」
「そこまで、開発は進んでいないけどね」
「それでも数万人が居住できる空間を建設してるじゃないですか」
「だが、まだ、人間は移民させていない」
「ロケットの打ち上げ質量は有限ですし。人型カラクリを先に送った方が効率がいいからでしょう」
「日本の人口増加率から逆算すると、気が気じゃないのだがね」
「日本に籍を置いているだけで、国外に住んでる日本人は、2億人を超えてますし」
「それでも、国外の居住用フロアは、余裕があります」
「それに、宇宙で生産した食糧を地球に落とすだけで、食糧問題は、ほぼ解決しそうです」
「国外の居住者を侵略者と認識されたら、5年で追い出されるけどな」
「対価を払えればです。いまのところ、対価を払って日本人を追い出すくらいなら、農業用高層建築を増やしますよ」
「しかし、居留民を人質にされているようで、戦争しにくいからな」
「戦争は手段であって、目的ではないですよ」
「まぁ そうなんだけどね」
オスマン帝国、インド、タイ王国、アチェ王国が4国共同で宇宙ロケットを打ち上げた。
所謂、弱者同盟なのだけど、
分担して、日本、ドイツ、アメリカ、ソビエト、イギリス、フランスから情報を少しずつ買い取り、あるいは盗み。
いっせいのせ! で、統合して、宇宙ロケット開発の運びになったようだ。
ひょっとしたら、居住権を持つ日本人が手伝った可能性もあるし、
軍艦、航空機、戦車、科学技術全般でも進展があるかもしれない。
あんのやろう・・・
とはいえ、打ち上げちまったものはしょうがないし、
産業技術として、確立されてしまったものはしょうがない。
後の祭りってやつだ。
性能は・・・・
まぁ ちぐはぐだし、部品の一部は、先進国製だけど、衛星軌道に乗ったよ。
性能は、どうなんだろうね。
人型カラクリと、鍛錬中、
補助記憶装置を付けてるので、おれのプライベート情報は漏れない。
いいよね。小柄な若い娘と、くんずほぐれつ
若返るよね。
いや若返ってるけどさ。
しかし、デタラメに強いな。
130年やってようやく達人級のおれが負けてるし。
ていうか、表情を見ても、なにを考えているのか全く読めない。
ていうか、その筋からの情報だと、次世代の人型カラクリは、ナノ部品が増え、もっと、強くなると聞いてる。
05月
宇宙空母が研究されている。
と言っても葉巻型潜水艦型というか、飛行船型が基本で、
宇宙艇は、外装に脱着式で電磁カタパルトで射出する形式になりそうだ。
宇宙船内に格納するとしたら修理補修のためで、しかない。
ちなみに巡航航行はホールスラスタエンジンやイオンエンジンで、
加速ロケットは、燃料を燃やすか、爆発させるロケットエンジンになりそうだ。
ロケットエンジンは質量の大きな宇宙船で使いにくく、
小さな宇宙船なら大型宇宙船で補給できるので使いやすいかもしれない。
どちらにせよ。
宇宙空母を建造したとしても、艦上機は空母に戦争するだけ、
天体を使ったスイングバイ、逆スイングバイが主な宇宙航行になりそうな気がする。
ちなみに艦上機は、軌道修正がしやすそうな葉巻型か。
地球降下可能な帰還船型になりそうだ。
ていうか、国際情勢を考えると、帰還船型の対地強襲艇かな。
地球の重力に引っ張られるぜ。
なんにしても、月基地のマスドライバーで帰還船を打ち上げているし、
帰還船にカラクリを載せて対地強襲すれば、そのまま占領作戦という事もある。
マダガスカルは、日本資本と、先住民族長と、フランス系資本が支配している。
支配は
1) 誰にお金を貸すかを決める金融。
2) どのカテゴリー産業で、どのヒエラルキー層から税を徴収する税制。
3) 誰に紙幣を再配分する財政。
の事かな。
まぁ 財政で騙して、税制で殺して、金融で奪っちゃう。
マダガスカルの日本語話術者は、国民の半数に達し、
フランス語も2割ほどで勢力を伸ばしつつあるようだ。
なぜか、欧州型教育制度で、全体主義的なところがあって、
人種、宗教、文化、地域、貧富などの格差が是正されつつあるようだ。
なんか、未来の日本というか、戦前の軍国日本を見ているようで辛い。
とはいえ、人種・宗教・文化の違いが大きいし、それくらいの強引さが必要なのかもしれない。
ちなみに、おれの口座にも配当が振り込まれてくるので、
長男に相続する前に、使ってやってもいいかもしれない。
フランス系資本と、先住族長は、マダガスカル軍を内戦が続く、アンゴラに派兵したがっている。
なぜなら、軍拡による戦時国債と、増税が、ポケットにお金が入ってくるので美味しいからだ。
さらにアンゴラを平定できれば、アンゴラ利権もポケットに入る。
まぁ 未来の日本と、清国、ロシア、第一次、シベリア、中国の関係かな (笑
FRB教 選民 資本家にとって、国と国民は、収奪する対象でしかないからね。
ちなみに、日本資本系は、ナミビアに飛び火することを恐れて、消極的かな。
おれも、そのグローバル利権の端くれなんだけど、マダガスカル軍のアンゴラ派兵反対。
でも、金に目が眩んだ人間たちに封殺されたり、謀殺される可能性はあるかな。
ほら、不況時の金って、権力でもあるし、暴力でもあるからね。
12000t級八雲型巡洋艦1番艦24隻
全長190m×全幅25m×吃水8.4m
パラジウム吸蔵水素燃料エンジン120000馬力 30kt 航続距離26000海里
150mm砲2基 25mm6束装砲4基 垂直発射筒20基×4基 80発
ヘリ1機 or 無人機3機
八雲 筑波 羅臼 浅間 阿蘇 皇海 十勝 姫神
吾妻 蔵王 入笠 青葉 妙高 古鷹 高雄 雲仙
霞沢 鳴沢 熊沢 赤沢 白馬 龍王 黒部 五竜
日本の巡洋艦の定数は、60隻で、年間2隻が完成する。
毎年、装備が更新しているし、新規の技術が導入されたりしているので、
1番艦と、新造艦では、素材が全く違うこともあるし、
30年経てば基本仕様からして変更されてしまうわけで、見掛けが似てるだけで別の艦種と言えなくもない。
どちらにしろ、同型艦だけで60隻に達する可能性は少ない。
第23番艦 黒部 艦内
人型カラクリが圧倒的に多いような気がする。
彼らは、休みは必要ない。
ただ、艦の人工知能や仲間内との人工知能と、必要な記憶を共有する必要だあるようだ。
それは、艦隊だけでなく、日本全体との情報網とも情報を共有する。
そのため戦略基幹になる人工知能と、回線を繋ぎ、記憶を整理する作業が必要になる。
それを寝るというのなら、寝る行為になるかもしれない。
そんなわけで、彼女たちにも部屋が有り、寝床がある。
もちろん、個々に人工知能であるので独立した存在で自律思考している。
自律思考は、優先順位と分岐の事で、優先順位と分岐は、専門家が作り、
議会が承認することで行動している。
矛盾した場合は、人間の上位者に判断を仰ぐことになっている。
そして、上位者の判断が戦略基幹の人工知能に送られ、
専門家で修正され、それが、議会に送られ、修正されつつ承認されることになるらしい。
「1人当たりの私有面積は、微妙に広がっているけど、一番、広がってるのは、共有面積だな」
「思ったより冗長性と柔軟性があって、装備を更新させ易いようだ」
「1番艦より、合理的、機能的に配置されてるし、暮らしやすそうだ」
「一つ一つの兵装と、ミサイルに人工知能だからな。高価なモノだな」
「トン当たりの価格がデカいから、そこまでして守りたいわけだ」
「しかし、人型カラクリばかりだな」
「結城。退官して損しただろう」
「そうだな。艦に残っていたら、楽しかっただろうな」
「人型カラクリ200体で、乗員100人になるかもしれないそうだ」
「そりゃ楽しい」
「ところで、カレーの味は?」
「変わらないと言いたいが、乗員だけの時は、味が少し落ちるらしい」
「なんで?」
「カレーは、たくさん、作るときの方が美味いからさ」
「人間の乗員が少なくなると、味が低下する」
「そういえば、職人が作った料理と、人型カラクリが作った料理は、少しばかり違うと聞いたな」
「グルメは、そういうな。同じ顔で作らせて、同じ要領で作らせても百発百中。料理を口にしただけでわかる」
「それは凄いな」
「母親と、微妙な味の違いが分かる子供もいるらしくて、なんていうか、まだ、理解されていないらしい」
「母親の味なんて、安定してないだろう」
「そこが不思議でな。百発百中で当てる子供がいるから不思議」
「母親の愛情が料理に籠もっているとか?」
「その説が一番、濃厚らしい」
「あははははは」
「ところで、アメリカは、イージス艦を80隻以上建造する計画のようだ」
「性能的は、勝ってるよな?」
「そうだな。問題は、日本巡洋艦60隻を太平洋、大西洋・地中海、インド洋に振り分けることかな」
「太平洋28隻。大西洋・地中海24隻。インド洋8隻で、ローテーションを考えると、24隻から6隻が洋上か」
「地中海にも派遣することがあるし、白凰が飛んでるからいいとしても不安だな」
「潜水艦が主力だとしても、水上艦艇は、相手に見せることで日本の意志を伝えられるからな」
「白凰を見せたところで、居座られていると感じないからな」
「友好国と合同海軍演習しているから、見掛け上は、水増しになるんじゃないか」
「まぁ 見掛け上はな」
「そういえば、海防艦は? 人工知能と、人型カラクリだけを乗せた800t級護衛艦を試験運用だったはずだ」
「大型艦や巡洋艦を護衛する制御処理が中心だから、いまのところは、支障ない。しかし、実戦でどうなることやら」
「人工知能任せだと、判断に困ることがあるんじゃないか」
「そうなんだよな」
「乗員は、人型カラクリがあるし、補助艦艇か。巡洋艦の定数を増やせって、感じかな」
「次期巡洋艦の話しは、どうなってる?」
「12000t級は、同じだけど、一回り大型になるらしい」
「いまより、薄く軽くか」
「宇宙要塞を大きくする方が効果的な気もするけどね」
「宇宙要塞は、大気がないから核エネルギーが直射するからな」
「それに、地表に対する直接的な圧力に成り難い」
「陸地への直接的な圧力となると、大型空母か、ヘリ空母か、強襲揚陸艦か」
「大型空母はな・・・・」
「防衛不能?」
「元本職に言わせてもらうと、中進国相手ならともかく、列強相手だと、コストパフォーマンスが悪すぎる」
「じゃ アメリカ機動部隊は、カモなのか」
「潜水艦部隊の司令官は、いつ交戦状態に入っても構わないらしい」
「まぁ アメリカ海軍だけが相手じゃないからね」
「それで、ヘリ空母か」
「日本は、むかしから基地建設に積極的だったからね」
「小さな環礁にもヘリを整備できる基地があって、ヘリ補給整備部隊を前進増援ができる」
「だから、ヘリ空母じゃなくてもというのはあるけど、ヘリ空母が便利なのは同じだ」
「それなら、大は小を兼ねるで、大型空母がいいのだけど、コストパフォーマンスが悪いときている」
「コストパフォーマンスなんて概念は、面白みがなさすぎるよ」
「アメリカは、大型空母を建造しているけどな」
「アメリカの空母は侵攻用だよ」
「日本は、侵攻するより、宇宙開発の方が効率がいいと思っているだけだ」
「しかし、アメリカの戦略思考は、騙して殺して奪うって、野心丸出しなのがいただけないだけで、基本、正しいよ」
「戦争慣れした国だからな」
「アメリカが狙ってるのは、イスラム圏か。日本か。ヒスパニック圏か。共産ソビエトか。ドイツか。清国か」
「封建的なオーストリア=ハンガリーという事もある」
「西アフリカもあるんじゃないかな」
「西アフリカじゃ アメリカ軍需産業は、不完全燃焼だな」
「問題は、アメリカ経済が、戦争形態に移行していないという事かな」
「アメリカ経済が伸びえているのは、競争しているからだろう」
「その方がアメリカ国民が幸せな状況ではあるね。不況でないのだから」
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阿頼耶識
闇の在日住人専用スレ 39
※識別パスワードと、翻訳フィルターが必要ニダ
1. 両班宮
日本人の精神構造を根底から変える必要があるニダ
利己主義と拝金主義をもっと強くしないといけないニダ
2. 在1777日
それなら宗教ニダ。一神教は、人民支配の中で最強宗教ニダ
寂しそうな日本人を捕まえて選民化させるニダ。
自分は選民と思ってるけど、客観視すれば
ウリナラの善悪を押し付けられ、思考を止めたタダの木偶奴隷ニダ
騙していいニダ。殺していいニダ。奪っていいニダ
馬鹿な女を、夫を騙し、子供を騙して、私財を売らせて、貢がせることができるニダ
これを日本人の精神に叩き込めば、勝手に支那侵略戦争するニダ
そして、弱肉強食の経済になったら、日本社会の貧富と地域の格差を広げて、各個撃破ニダ
3. 憂鬱ニダ
日本は、80パーセントが仏教ニダ
残り20パーセントを神道と、新興宗教が食い合ってるニダ
キリスト教徒は、1パーセント以下ニダ
4. 殺12未34画20
なんで、キリスト教がそんなに少ないニダ
新領地開発の時、新興宗教が伸びたはずニダ
6. 日本崩し
まてまて、日本のキリスト教は、多神教が3分の1ニダ
あと、あと、神道とユダヤ神道があるから境が難しいニダ
7. 憂鬱ニダ
キリスト教を名乗って、多神教とは、どこの邪教ニカ?
8. 殺14未36画21
それ、確か、北イスラエル系旧約聖書を元にしてる宗派ニダ
つまり “唯一の神” が “国” で “我々の似姿に” かたどって “人” を作ったことにしてるニダ
だからキリスト教と名乗りながらも、北イスラエル系旧約聖書を原典にしてるキリスト教ニダ
9. 日本崩し
それは、神という器の中に幾つもの群衆神がいるという事ニカ?
12. 殺14未36画21
そのイメージで合ってるニダ
13. 日本崩し
欧米のキリスト教がよく怒らないニダ
22. 憂鬱ニダ
確か、怒って絶縁されたニダ
逆にアメリカは、神=宇宙人で、一派が生まれてるニダ
23. 布施
確かにそれなら、神が器で。我々に形ちどっただから、国と人間社会? それは、辻褄が合うニダ
24. 殺14未36画21
そんなのは、どうでもいいニダ
強力な一神教で日本人の魂と思考を支配するニダ
そして、自分で、物事を考えさせない木偶にしてやるニダ!
25. 両班宮
それができれば、いいのだけど、最近は、どの宗教団体も檀家制が進んで
地域住人に会合場を与える調整役でしかないニダ
強力な善の主体を提示して、逆らう住民を各個撃破するのは難しいニダ
27. 青瓦台
憂鬱ニダ 憂鬱ニダ 憂鬱ニダ 憂鬱ニダ 憂鬱ニダ 憂鬱ニダ
戦争でも何でもいいから、
何とか、日本人を失業させ、犯罪者に追い込んで、絶望させて、自殺させて、滅ぼすニダ!
32. 両班宮
滅ぼすのは、日清戦争させてからニダ
日本を侵略国にして、滅ぼさないと、恨が残るニダ
33. 青瓦台
日本は、宇宙開発してるニダ
もう、地球には、用がないニダ
36. 一点突破
そんなことは、させないニダ
日本人を重力の井戸で永遠に飼い殺しにしてやるニダ
地上で惨めに野垂れ死にさせてやるニダ
宇宙なんかに行かせないニダ
40. 隠れウリ
だから日清戦争させようとしてるのに、日本人がその手に乗らないニダ
43. 一点突破
だから、14歳以上の男子へのバラマキをやめさせるニダ
まずは、そこからニダ
バラマキで戦争したら、格差が広がるどころか、格差が縮まって、誰が藩主になるか、わからなくなるニダ
10人長は、下剋上を面白がっていても。藩主と師弟人脈は、下剋上を恐れているニダ
50. 在日39年
金融は、民主化してはいけないニダ
金融は、唯一絶対の存在として、
FRB金融を祝福する者は祝福され、
FRB金融を呪う者は呪われるようにしないといけないニダ
FRB金融の神は、絶対唯一でなければならないニダ
54. 一点突破
日本人に泥棒させて、新聞沙汰にするニダ
日本人に泥棒させて、証拠を握って、警察に届けるニダ
日本人は、犯罪奇形症という印象を世界に発信するニダ
そろそろ成果を出さないと、FRBの神が怒ってるニダ。何とかするニダ
バラマキの所得差があるのに、送金が切られたら、お終いニダ
57. 憂鬱ニダ
こうなったら、マスメディアを使うニダ
アダルト映像を流して、日本人をHにするニダ
60. 在日39年
日本は、いまだ、キスシーン映像がないのに、そうやって H を放映できるニカ?
63. 隠れウリ
キスシーンはあったニダ
傘で隠していたけど、みんなキスしたと思ってるニダ
Hが難しかったら、芸能、スポーツ、漫才人気を煽るニダ
それで、日本人が歴史、政治、経済、軍事を疎むようになったら占めたものニダ
64. 在日39年
阿頼耶識は H が凄いニダ。特に国外は凄いニダ
あれで、日本人の性欲を掻きたてて狂わせてやるニダ
日本人に性教育してやるニダ。日本人の娘を性教育してやるニダ
あと、FRBは、芸能、スポーツ、漫才の振興予算は、去年と同じと言ってきたニダ
65. 在日39年
あああ、日本人を殺したい、日本人を殺したい、日本人を殺したい、日本人を殺したい
財産を奪いたい、娘を性奴隷にして、息子を乞食奴隷にして、自殺させたい、戦場に送って殺したい
日本人を殺したい、日本人を殺したい、日本人を殺したい、日本人を殺したい
財産を奪いたい、娘を性奴隷にして、息子を乞食奴隷にして、自殺させたい、戦場に送って殺したい
日本人を殺したい、日本人を殺したい、日本人を殺したい、日本人を殺したい
財産を奪いたい、娘を性奴隷にして、息子を乞食奴隷にして、自殺させたい、戦場に送って殺したい
日本人を殺したい、日本人を殺したい、日本人を殺したい、日本人を殺したい
財産を奪いたい、娘を性奴隷にして、息子を乞食奴隷にして、自殺させたい、戦場に送って殺したい
日本人を殺したい、日本人を殺したい、日本人を殺したい、日本人を殺したい
財産を奪いたい、娘を性奴隷にして、息子を乞食奴隷にして、自殺させたい、戦場に送って殺したい
66. 青瓦台
その衝動は、発作ニカ?
67. 在日39年
韓国情報局歌ニダ。KCIA歌ニダ。座右の銘ニダ
69. 田施
日本人を苦しませながら、泣き叫ばせながら、のた打ち回らせながら、絶滅させる方法がないニカ?
73. 青瓦台
いま、ファビョンウィルスを開発中ニダ
火病遺伝子を持たない人間は死ぬニダ
完成すれば、日本人どころか、世界中の人間を殺して世界征服ニダ
76. 隠れウリ
それは楽しみニダ
>>64
まて、芸能、スポーツ、漫才の振興予算が同じなら実質、減額ニダ!
79. 一点突破
それより、一神教で日本人を洗脳して、日本人の思考力を奪うニダ
ウリナラが決めた善と善と信じさせ、ウリナラが悪と決めたことを悪と信じさせるニダ
そして、日本を清国と戦争させるニダ
お金持ちは、格差を広げたがってるニダ
80. 隠れウリ
日本人は、まだ、自分の人生の歩みに価値を置いてるニダ
財産を残すことにそれほど価値を残していないニダ
82. 憂鬱ニダ
それは、日本人の精神じゃないニダ
バラマキを止めさせれば、金に執着するニダ
84. 在1777日
堂々巡りニダ
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06月
日本海沿岸
敵国艦隊が上陸してきて、それを撃退する総合火力演習をしている。
40式戦闘機 火影 が編隊飛行を国民に見せている。
国際的には、
アメリカのF15イーグル、F14トムキャット。
ソビエトのSu27ジュラーヴリク。
ドイツのフォッカー365と、アルバトロス437と並んで紹介されているけど、
たぶん、それらより優秀かな。
「少し、寒くないか」
「寒冷前線でしょう」
「上陸部隊で、心臓麻痺とかやらないでくれよ」
「準備運動くらいしてるでしょうし、エアクッション艇を使うので、大丈夫でしょう」
「予備役は、足りた?」
「ええ、なんとか」
「最近は、生産活動優先なのかね」
「国外からの発注増加で、どこも人手不足の様で」
「なんかの、嫌がらせか」
「好景気に文句を言うわけにはいきませんが、フォボス落下をやめさせたがってるのでしょう」
「それか、日本人によく似た外国人を潜入させようとしている可能性もありますね」
「まぁ 人手不足で潰れそうな会社は、猫の手でも借りたいだろうけどね」
観客は、新しい九鬼将軍の指揮を見ながら阿頼耶識で、好き勝手な寸評をしている。
ていうか、この規模になったら、大雑把な命令しかできないわけで、
堅実なら及第点で安心って感じらしい。
阿頼耶識を見ていると、宇宙ロケットの打ち上げが中継されている。
日本の宇宙ロケットでなく、ドイツ製だ。
ドイツ、アメリカ、ソビエトも衛星軌道上に要塞を建造しつつある。
報告によると、性能と規模ともに日本より劣るらしい。
それでも独自の力で衛星軌道に足場を築き、月開発のため、探査機を月面に送り込んでいる。
列強の月探査機は、日本の基地と、一定の距離を置いて配置されるので、攻撃されているわけじゃない。
いまのところ、アメリカ、ソビエト、ドイツの探査機は、人が乗っていない。
というより、月開発するには、中継する宇宙要塞の規模が小さく、
コストの大きさと、人が死ぬリスクの大きさから、有人開発を躊躇しているようだ。
この点、人工知能のコストの高さだけが問題になる日本と比べ、一歩遅れている。
電映48局の政局放送を見ていると、
将軍、46藩主、10人長、師弟人脈、宗派、企業、武家衆、天皇、公家衆など、
それぞれに視点がバラバラで、意見もバラバラになる。
それを阿頼耶識に載せていたりする。
仮に国権派のインタビューをすると、48局がそれぞれ、3グループを10分ずつ紹介するとしたら、
144グループが紹介される。
民権派も同じように3グループを10分ずつ紹介すると、144グループが紹介されてしまう。
そのグループは、ほとんど重ならないわけで、多種多様な意見が飛び出すので面白い。
まぁ 全部を見聞き出来るわけにもいかないのだけど、
基本は、外交、憲法、金融、税制、財政のあり方が中心になっている。
ちなみに国防は、予算に占める国防費の比率でしかない。
そういう意味では、一人一人が予算案を提示しているといってもよく、
自分に近い価値観の上位者に集まってしまう。
結果的に九鬼将軍という事になったのだけど、
それは、それとして、
仮に政局的な意見を全部を聞いたとしても、全てじゃなく、政治系師弟人脈の数だけ主張があるといってもおかしくない。
内容は、面白いのだけど、国権6と民権4。国権5と民権5.国権4と民権6ほどの差しかなく、
極論は、胡散臭いのか、相手にされていないようだ。
未来の日本だと、劣化代表二つが争っているのだけど、
利権団体の作った台本を読んでいるようで、まるで感銘を受けない。
この世界の日本は、百花騒乱で、喧々諤々のこの世界の日本の政局の方がまとまりがないものの、楽しくはある。
まぁ 惜しむらくは、何を言っても、石票で結着が付くことかな。
そして、石票は、毎年のように増え、
つまりに、農業用高層建築をたくさん保有している者が有利なのだけど、
大大名であろうと、単独では、如何ともし難い。
そこで、意見を集約しやすい師弟人脈と、10人長の意見が強くなりやすいようだ。
07月
孫たちの燥ぐ声とか、行ったり来たりする光景を見るのは楽しい。
犬型カラクリは、孫たちを乗せて楽しそうだ。
たぶん、そういうプログラムをしてるんだろうなと思うと、犬より犬らしいので感心する。
孫たちと庭のマンゴの実を取って、テーブルの上に載せ、
ナイフで切りつつかぶりつく、
朝飯は果実。昼飯も果実。夕食も果実。
毎日、この繰り返し、しばらく、米と味噌汁は口にしていない。
ひょっとしたら、体から果実の匂いがするんじゃないだろうか。
日本は、石高制なので、米食を食べてない奴は、日本人じゃないみたいな意見もあるのだけど、
人それぞれで、外地に出てしまうと、郷に入れば郷に従えなのかもしれない。
それは、日本人の長所であると同時に短所かもしれない。
「おじいちゃん、おしっこ」
「おお、そうか」
なぜか、爺と犬が孫娘を連れてトイレに行く、
幸せな爺をしているのだけど、お別れの時が近づいていると思うと、悲しい。
実は、綾波の時も、時司の時も、後悔してるんだよな。
たぶん、若返ってからは、もっと後悔する。
でもまぁ 後悔しない人生なんてないだろうし、仕方がないことなのかもしれない。
アンカラオリンピックが始まった。
国土の大半をオスマン帝国の属州にされ、ペロポネソス半島しかないギリシャにしたら渋々だろうか。
ちなみに、オスマン帝国も、なんで、オリンピックなんかしないといけないのって雰囲気で、
互いに内外に反対者を抱えてるので、面白くない感じなのだけど、
諸外国は、注目しているわけで、無難に終えれば、第二次十字軍大戦は、遠のくなって気がする。
でも、そう見せて、株価を下げたあとで、どんでん返しの自作自演の白色テロで戦争ってことも無きにしも非ずだし、
イスラエル親衛隊がピリピリしてるかな。
08月
行政単位としてシンプルイズベストは、藩制でなく、10人長制で、100万人長区画だろうか。
毎年、人口が増えるせいで、区画が増え、シフトしていくのだけど、
10人長制度は、支障なく行われている。
20歳以上の男子だけなので、女子供を入れると、区画内の人口は、3倍から4倍はいることになる。
瑞樹の地租税が内地並みになると、瑞樹移民が減少し、扶桑、ナミビア、フィリピン移民が増え、
仕事での移動が中心になっていく、
まぁ 正直だよね。
ちなみに地租税は、政策税で、地価だけでなく。
地租税×人口/面積が組み込まれ、過疎地に行くほど有利になってる。
そして、面積当たりの人口が増えると、不利になる仕組みだ。
でも、小さな離島は、人口が多くても地租税を低くめにしている。
離島防衛の足しにするつもりなのかもしれない。
地球と火星の接近は、9月なのだけど、爆発は少し早い。
48映像回線と、阿頼耶識の動画で100種ほどの火星の映像が公開されている。
それだけ多くの衛星が火星の周りに集まっているという事なんだけどね。
フォボスで、核爆発が連続して起きると、フォボスの公転速度が低下していく、
そして、フォボスは、火星に向かって、落ち始めた。
火星の地表にもカメラがあって、その映像が流れている。
ロッシュの崩壊に達したフォボスは、バラバラに砕けながら火星の地表へと落ち、爆炎をあげていく、
火星に置いてあるカメラが次々と破壊され、
生き残りか、宇宙からの映像に切り替えられていく、
息をのむような天体ショーは、日本側の解説を聴きながら見ることになった。
世界中が大騒ぎで、噴煙に包まれていく、火星の話しでもちきりになった。
瑞樹は、毎日のように宇宙ロケットを打ち上げているし、
宇宙開発ロケットの打ち上げている藩主の翔太(34)は対応に追われている。
もっとも、宇宙ロケットは、炭珪社の慶太(34)の方がわかるし、
総合的な情報は、伸治(28)が勝っているのだけど、
こういう時、マイクを向けられるのは、知ってる人間より、責任者なんだろうな。
一夜漬けで覚えたことを繰り返しているのだけど、九鬼将軍も一夜漬けのようだ。
各国首脳と、守秘義務に関わらないよう、苦心惨憺しながら応対している。
なんにしても、オリンピックが終わったと思ったら、火星フィーバーかな。
ちなみに、次の接近は、2001年6月と、2003年8月になる。
この時は、大規模な開発船団が送られるはずかな。
なんにしても、日本の人口増加率を考えると、宇宙移民も自己責任でやるしかないと思うわけ、
移民開始は、2005年11月の接近からを予定してるけど、
本格的な移民は、2018年7月か、2035年9月からになると思うね。
ちなみに火星の公転軌道は、ほとんど影響がないと、アメリカ、ドイツ、ソビエトとも認めたようだ。
まぁ 火星の公転軌道に影響を与えるような質量でもなかったし、
なるべく、影響を与えない落とし方をしたつもり、
しかし、火星の映像は、凄い見られているけど、
電話代の一部が、日本に流れてくるのを知っているのだろうか (笑
たぶん、46の藩とか、48回線とか、師弟人脈とかが、ドキュメンタリー番組とか、
映画とか撮ろうとしてるんじゃないかな。
ていうか、フォボス落下前の火星の映像も撮り溜めしている。
「霧島殿。火星は、10気圧くらいあるそうですよ」
「土埃は、沈下するよ。そうなれば、元の低気圧に逆戻りだ」
「その前に火星開発をしてしまおう」
「10気圧だと、水深100mの気圧。大丈夫ですかね」
「想定内だから大丈夫だろう。それに、数年で沈下してしまうだろう」
09月
本屋
未来の日本の本屋は13000店くらい。最盛期は23000店だったらしい。
15000部も印刷すればすべての本屋に一冊ずつ置くことができる。
売れるに越したことはないけど、
本屋は文化広告塔みたいなもので、文化の方向性を読者に見せるためなので置くだけで価値がある。
インターネット時代でも、本屋がしぶといのは、そういうことなのかもしれない。
そして、デフレは、売り上げによる収益が期待できなくなり、
ただのプロパガンダが強くなるので、多種少量生産になる傾向が強いかな。
この世界の本屋は、人口が多く、国土が広く、高度成長にあるにもかかわらず10万店ほどしかない。
総人口の割に店舗数が少ないのは、本屋が広くて大きいから、
あと、図書館と、古本屋が多いからかな。
そして、阿頼耶識を電子書籍化して、電話代の一部を再配分させたからで、
新聞、漫画、雑誌、小説は、阿頼耶識発で、需要があって、書籍化された本だけになる。
現物の本に価値があるのか。文章の情報に価値があるのかなのだけど、人それぞれかもしれない。
ハードカバー化された本が少なくないのは、それだけ、需要の大きな本もあるのかもしれない。
家が大きければ、本棚を置いて、本を置いておきたくもなるからね。
逆に言うと、家が小さくなったら本を買わなくなるわけだ。
それはそれとして、
店内は、藩内出版書籍が半分を占め、残りの半分を他藩の書籍が占めるのが一般的らしい。
九鬼家発祥の鳥羽や摂津を舞台にした水軍系とか、
地盤のある扶桑とかの内容の新書が増えたりしている。
判官贔屓と言いながら、現実はその逆で、長いモノに巻かれて、新刊の4分の1を占めるかな。
売れるか売れないかでいうと、将軍家の威信もあるし、
可能な限り将軍職を長く続けたいので、金を払っても店頭に置いて、維持するのが習わしになりそうだ。
これは、将軍が変わるたびに起きてることだし、おれは、慣れた。
あと、写本、
印刷本は、金の力で、文化的な方向性を決めてしまうことも多く、
資本主義と著作権のせいか、内容を薄めて、水増しして、混ぜ物を混入したような本が増えやすく、
読み捨て本になりやすい傾向が強い。
なので写本は、本の内容を保証するバイロメーターで、学生の小遣い稼ぎかな。
特に、バラマキのない女子は、写本を小遣いにしている。
師弟人脈内で、賃貸貸しすることが多いので、売り物になるのは、相当なものだし、
写本を買う人間も多いので、本を大切にしている文化かかもしれない。
あと、御用利きみたいな、というか、思想警察的な人員がいて、
利権や権力に都合の悪い書籍を発見すると、悪評を広めたり、悪戯したり、
目立たない箇所に移動させたり、買い占めて封殺したり、
他藩に転売したりとか、珍しくないらしく、
綾波将軍や旧将軍の都合の悪い書籍がようやく売られていたりしている。
都合の悪いというのは マクロ経済(金融・税制・財政) → ミクロ経済(私物化) なんだけどね (笑
未来の日本にしたら、戦争で儲ける天文学的な金額でもないわけで、
御目こぼしできる金額だし、目くじら立てるようなものじゃないけどね。
本と言えば、安政の文庫を競売にかけたことがあるけど、
文系の師弟人脈だけじゃなく、政治家、財界、100万人長がやってきて、お祭り騒ぎになったな。
まだあるけど、売らないでおこう (笑
本当はデフレ前にやるのが、相対的にいいのだけど、そういうの嫌いだし。
そして、一番の出物は、フォボス落下と火星の写真集かな。
100箇所から映してるだけあって、映像や写真に困らない。
カメラごと、通し番号順になっているので、好みで選んでいくだけだろうか。
阿頼耶識で見ることもできるのだけど、写真集が綺麗に見えるしな。
何冊か、買っておこう。
火星見たさで、望遠鏡を買う者たちが増えているようだ。
天文学閥も増えてるらしい。
孫たちが夜空に望遠鏡を向けて騒いでる。
電映48局や阿頼耶識や写真集の方が鮮明なのだけど、自分たちの目で、直接、見たいって感じ、
望遠鏡より、電映や阿頼耶識の方がよくわかるし、
そのうち飽きるんだろうな。
「おじいちゃん、どうぞ」
目の前に、紅茶と、ホットケーキが置かれる。
御月見は団子で、火星見はホットケーキなのだろうか。伝統?
「あ、ああ・・・」
息子の嫁に声を掛けられると、ちょっと、気恥ずかしい。
いや、美人だよ。
ていうか、三世代目だというのに、息子の嫁とやらには、まだ慣れない。
おれは覚えていないのだけど、息子の嫁は、教え子だったらしい。
ていうか、息子の嫁は、教え子だったパターンが意外に多い。
覚えていないけど。
10月
バラマキのお金を基準に給与体系を作ってる企業もある。
バラマキの10倍とか、11倍とかね。
バラマキが増えれば消費を増やしやすいわけで、
小売店は、収益と給料が連動しやすいので、やりやすいという事でもある。
しかし、バラマキが増えても競合に負けてる状況で、賃金を増やすとか、苦しいモノがあるわけで、
勢いのある企業向きかもしれない。
バラマキは、議会によって決めるので、九鬼将軍からそれを執行することになった。
まぁ 国民の痛みが自分の給与の痛みと比例するのだから、面白い改革とは言えないものの、
10人長制というか、民主主義の圧力がそうさせている。
とはいえ、バラマキを基準にしなくても、
石票や有価証券の実入りが大きい者たちもいるわけで、一概に公平と言えるかはわからないかな。
ていうか、給与の大半を石票や有価証券に注ぎ込んでる若者もいるわけで、
価値観は、人によるかな。
そうそう、火星フィーバーは終わらない。
毎日のように電映48局と、阿頼耶識が火星のフォボス落下を話題にしている。
学校でも、火星の話しが中心になってる。
外国も宇宙利権が欲しいのか、投資したいと言ってきている。
ちなみに宇宙開発と言っても、領土化でなく、建物が船扱いになってる。
つまり領有権という形でなく、所有権扱いになっている。
しかし、日本が領有を宣言すると、大騒ぎだ。
たぶん、アメリカ、ソビエト、ドイツとも戦争を辞さない動きを見せるはず。
なので、基地を前進させたとしても、軍艦と船と同じ扱い。
そんなわけで、投資するので、配当をくれって発想になるのだろう。
渋ると、アメリカ、ソビエト、ドイツの宇宙開発に予算が集まるし、
日本は国際的に孤立しかねない。
そんなわけで、供給資源に比例した、資源、食糧、商品、観光人数の割り当て配当することになった。
もちろん、アメリカ、ソビエト、ドイツも負けじと宇宙開発銀行を作ったものの、
こちらは、現物でなく、資本だった。
資本主義的な発想をするなら、こちらの方がわかりやすいかな。
11月
頭が痛いことに、欧米列強が清国軍を強化しつつあるようだ。
清国の強化が、日本の火星開発の邪魔をするのに都合がいのかもしれない。
なんというか、未来の日本の極東に雰囲気が近い。
それでも、清国の北に、北満州・アムール域に聖ロシア帝国があるし、
清国の南に、チワン合衆国と、経国が存在すること、
あと、朝鮮半島が清国の属国になってることと、台湾が白人国家になってることかな。
でもまぁ 幾ら邪魔をされたとしても、人工知能搭載カラクリがあるので、
月開発と、火星開発は、時間の問題なんだよね。
しかし、なんていうか、月と火星は、閉鎖空間を建設してからの開発なんだよね。
いや、カラクリは、空気がいらないから、建設した後から空気を入れてもいいんだけどね。
騙して殺して奪う。という単純明快な動機が国際情勢を形成している。
そこには、富める強者と、貧しい弱者しかおらず。
大多数を占める弱者を少数の強者に傅かせる神の偽善な影がおぼろげに見え隠れしているだけかもしれない。
というより、神の名をかたって、国々と人々を善人と悪人に分断して、殺し合わせる構図を生みだしている。
神がいると力説する者は、歴史に無知で、創造力のない理想主義者に過ぎず、
権力や暴力によって無慈悲に奪われ、殺されている者の存在から目を瞑っているだけでしかない。
むろん、神が創造と、法則に関わっている存在で、
善悪の枠組みに囚われていないとするのなら、存在を否定するものではないが、
人類が善を志向し、神に善の執行を要求するのは、いささか、的外れという事になるかもしれない。
西アフリカは、独立国家群が成り立っているものの、
東アフリカは、植民地が多く、宗主国の圧政か。無政府状態の内戦に発展しつつあるようだ。
もちろん、いまに始まったことではないけど、
アメリカ、ソビエト、ドイツ、フランス、イタリア、オーストリア=ハンガリー帝国、
オスマン帝国、オーマン、ザンジバル、タイ王国、アチェ王国、マダガスカルなど、
列強が近代兵器の実験場として、兵器・武器弾薬を味方陣営に送り続けているせいか。
収拾がつかず、死傷者が膨大な数に昇っている。
そして、日本も、一部の試作武器を供与して、戦訓を得ているのが実情だった。
ちなみにアフリカ大陸の勢力図は、米英仏属領リビアと、エジプトが睨み合い。
イギリス領ナイジェリアと南アフリカが力を付けつつあり、
ドイツ領カメルーンがドイツの副領になりつつあった。
日本領ナミビアは、急成長を見せつつアフリカ大陸最強ながら、消極的かな。
それとは別に、オーマン、エチオピア帝国、ザンジバルが近代化を模索している。
台風の目は、中央集権と軍備拡張の続くマダガスカルかもしれない。
ちなみに近代化と、貧富と地域の格差は比例しやすいらしく、
中進国なろうとする多くの国は、中央集権化し、右翼と左翼が対立しつつあった。
そして、国内の不満を敵対国との戦争で誤魔化すというオーソドックスな帝王学が発動しそうな兆候が生じていた。
おかげで、日本の景気は、上げ止まり知らずなのだが、
支払いができず、領土を売る的な感じの狂乱振りに辟易している。
というのも、将来性を考えるなら、国内に農業用高層建築の利権はあると安心なのだけど、
その国の政情が最大の問題で、困ったことに、不安だけが増していく、
12月
この世界の冷戦の3本柱は、
大陸間弾道ミサイル(ICBM)、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、空中発射巡航ミサイル(ALBM)になる。
大陸間弾道弾を配置しやすいのは、国土の大きなアメリカと、ソビエトだった。
もちろん、日本とドイツも少なからず大陸間弾道弾を置いているけど、アメリカやソビエトに比べ少ない。
替わりに潜水艦発射弾道弾と空中発射巡航ミサイルが多い。
ICBMの不足分を回復するため日本とドイツは、水上艦発射弾道ミサイルも配備している。
もちろん、イギリス、フランス、イタリア、聖ロシア帝国、オスマン帝国も核武装で続いているけど、性能的に低い。
それは、破壊力の大きさでなく、小型軽量化で、日本、アメリカ、ドイツだと、大砲で核砲弾を撃ち出せる。
例え、大破壊力で吹き飛ばせたとしても、途中で撃ち落とされては、負ける。
そして、食い止めることができなければ当然負ける。
もちろん、大型核兵器の使用は国際法で禁止されているものの、
それ以上に、小型軽量化の技術差が大きかった。
そうそう、日本の追跡衛星は、アメリカ、ソビエト、ドイツ、イギリスなど、主要核戦力を追尾し、
それを阿頼耶識で公開していた。
ちなみに、日本の核戦力は、映していない。
「昨日、アメリカの補佐官と話してたらさ、日本の核兵器追跡の映像を消してくれない。だって」
「ああ、幕藩連合軍の阿頼耶識の広報だっけ?」
「日本が知ってることを教えたんだから、アメリカにとっては、いいんじゃないの?」
「それが、地力で知った日本は仕方なくても、ほかの国にばれるのが、面白くないらしい」
「それで、冗談で、お金くれたら、消してもいいよって、言ったら、幾ら? て聞いてきてさ」
「マジか」
「でも、あれ、収入になってるんじゃなかったっけ?」
「ああ、見てる人。多いよ」
「おれも、清国が不安になったとき、見てるよ」
「だろう。幕藩連合の広報で、外貨にもなってるしさ。いまさら消せないよな」
「それなら、日本の核戦力の動きも見せろ、ズルいって、言われたよ」
「あははははは」
「そういうのは、自分の国で作って、配信するもんだよな」
某特撮番組
横須賀 悪の秘密組織
“ついに、追い詰めたぞ。悪の秘密組織の首領カリメア。左右将軍アリコと、搾取博士リダクマアウュシセ”
“おまえたちの犯罪が我々を苦しめてきたことを知っているぞ”
“よくぞここまでたどり着いた。正義の味方どもよ”
“その仮面を外せ”
“いいだろう”
“はっ そ、そんな、まさか・・・・”
“驚いたようだな”
“な、なぜ、あなたほどのお方が、我々を裏切ったのですか?”
“青臭い正義のためなど、マクロ経済と帝王学の前では、無意味で無駄だったのだ。くだらん”
“そんなことはない。我々は正義のために戦ったはずだ”
“違うな。全てを支配するのは、紙幣を創り、従属する者に貸し付ける力だ”
“我ら首領カリメア様が奉ずるFRB教と、選ばれし選民たる資本家たちなのだ”
“おまえたちなど、乞食奴隷など、タダの家畜”
“ミクロ経済な正義感など”
”全体の為であれ、個人の為であれ、それすら、人と人を戦わさせるための方便でしかないのだ”
“ち、違う! そんなはずはない”
“違わない。お前たちは、我々の掌で、我々が配った金の力で踊らされていた道化に過ぎないのだ”
“ち、違う。我々の友情。我々の努力は、我々の勝利は、正義の証しだ”
スクリーンに都市の映像が映った。
“君らの自己満足な戦いのおかげで、我々は、戦時国債を得た。そして、増税で、格差が広がった”
“見るがいい。その利権とお金は、ほら、ここにあるぞ”
”この金で主要産業を買い占めることができた。もうだれも我々に逆らえまい”
“ま、まさか、そんな”
“なぜ、放火や人災で、社会に不幸を蔓延させ。失業、犯罪、自殺を増やし、貧富の優劣を作ったのか”
“なぜ、不幸な人間を売買し、女たちを愛人にし、子供たちを手下にし、分断し、戦争したのか”
“それは、この国の権力を手に入れ、この国と国民を支配したかったからだ”
“そして、おまえたちも、その中の1人だっただろう”
“そ、そんな。馬鹿な・・・”
“それが帝王学なのだ。この国の権力者たちがむかしから行ってきたことなのだ”
“嘘だ! 日本は、民のかまどの火の国だ”
“田畑で働けず、食べる物のがなくなるほど仁徳天皇陵建設で働かされたら、火も炊けまいよ”
“民の悲劇を美談にするとは、我々と同じだな”
“・・・・・・ち、違う・・・”
“政治も、官僚も、財界も、教育も、マスメディアも、宗教も、暴力団も、金を注ぎ込めば股を広げる高級娼婦に過ぎない”
“我々に雇われた台本読みの役者でしかない”
“そして、右翼と左翼の諍いも、我らが作った舞台で起こる茶番劇でしかない”
“ば、馬鹿な!”
“ここまで来たことは誉めてやろう”
“しかし、おまえたちは、ここで、果てるか。我々の手駒の戦闘員となって我々のために戦うしかないのだ”
ウェハハハハハ ウェハハハハハ ウェハハハハハ
ウェハハハハハ ウェハハハハハ ウェハハハハハ
ウェハハハハハ ウェハハハハハ ウェハハハハハ
“くっ!”
つづく
第一部 完
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おれ、 綾波 源司(あやなみ げんじ) ⇒⇒⇒ 時司史朗(ときつかさ しろう)
露瀬 統司(86) 露瀬 千夏(84) 露瀬 陽介(83)
時司 頼経(83) 直衛(81) 美智(79) 雪妃(77)
時司史朗(ときつかさ しろう) ⇒⇒⇒ 霧島 高雄 (きりしま たかお : 63歳)
霧島高雄(63) 香織(52) 翔太(34) 慶太(34) 雅(30) 伸治(28)
史実 37万7961ku 1億2278万人
戦記 428万0358ku 12億8135万人
日本 46万6088ku 2億5007万人
瑞樹 92万5915ku 3億7748万人
扶桑 171万7854ku 1億1197万人
フィリピン 29万9404ku 2億2282万人
ナミビア・インド洋諸島・イスラエル藩 86万1259ku 3億2380万人
スペイン・ポルトガル国境 カディス 200ku
ベネゼエラ トルトゥガ島 156ku
コロンビア・ペルー・ブラジル国境 レティシア4500ku
ボリビア・パラグアイ・アルゼンチン国境 ピルコマヨ4500ku
ウルグアイ バラ・デル・シュイ 100ku
メキシコ・グアテマラ国境スチアテ港 200ku
チリ ファン・フェルナンデス諸島 182ku
オスマン帝国領バルカン北部自治区100000ku
オスマン帝国領コーカサス北部自治区156000ku
第137話 1987年 『戦争長者はいるんだよ (笑』 |
第138話 1988年 『FRB教 選民 資本家たちと、フォボス落とし』 第一部 完 |