第01話 『コイン三枚の飛沫』
1620年
台湾沖をオランダのキャラック帆船が南下していた。
オランダ人は強靭な船体構造と優れた航海技術で時化を乗り切り極東までたどり着く。
大航海時代を切り開いたキャラック船は、ガレオン船にまで発達したいまでも東南アジアで最強帆船だった。
大砲12門〜15門で原住民を圧倒、威圧し、台湾の原住民を小銃で散々、殺したあと略奪。
悠々とバタビアへと帰途につく。
何のことかというと海賊行為。
欧州の小国オランダは、人員不足を外国人で埋めて、世界最大の海運を有していた。
「・・・トム。台湾は、なかなか楽しかったな」
「海賊がか・・・・」 自嘲気味
「オランダ王国のためにだよ」
「まぁ 黄色人をサル扱いなら良心は痛まないか・・・」
「黄色人を黄色いサルにしなければ、できないことがある」
「紳士的に付き合うつもりはないね」
「エゴも、ここまで来ると立派。海から魔王現るだね」
「人が善意だけで、こんな海の果てまで来るものか」
「台湾に拠点を作れば日本と明国の商船隊を押さえられるはずだ」
「スペインとポルトガルも押さえ込めるな」
「あいつらは先駆者になれても特権意識が強過ぎて民族の力を生かしきれない」
「階級格差が弊害で、海洋覇権国家の資質に欠けるよ」
「イギリスが1588年に無敵艦隊を破った。おかげでオランダは海に出られたのだろう」
「お互い様だよ。オランダ独立戦争でスペインは弱っていた」
「おかげでイギリスがスペインに勝っただけだ」
「利害は一致していただろう」
「だが、欧州最大の商船隊はオランダだよ。イギリスは、そのはるか下」
「二番手なんだから、そんなに下じゃないだろう」
「ふ オランダの半分以下」
「・・・・」
欧州の白人は、当初、カトリック系のポルトガル人、スペイン人で南蛮人と呼ばれていた。
そこに新参の白人が出現する。
プロテスタント系のオランダ人、イギリス人がスパイスを求めてアジアへと到達。
新参の彼らを紅毛人と呼び、南蛮人と区分するも、一般は、総じて南蛮人としていた。
オランダは、欧州最大の船団を保有していたものの人口が少なく。
船員の多くは異国人が占める。
二番手のイギリスは、人口が勝って船員も増加しており、徐々に頭角を現そうとしていた。
「おい、何か、浮いているぞ」
「・・・ん・・・板切れに子供が掴まっているだけじゃないか」
「嵐に巻き込まれて遭難したか、海賊にあったか・・・」
異人種だと見捨ててもいいような気がする。
同時に不思議なもので海難事故だと命を尊び、助けたい気になったりする。
台湾で原住民を散々、殺した後ろめたさと、
船板一枚で海の底、自分が海難事故にあったとき助けられたい願望とも重なる。
100人殺して1人の命を生かす偽善で心を慰め精神の平静を保つ、
この時代、自己矛盾を自らの欲望に従い、合理的に処理していた。
「ほう・・子供か・・・小間使いにでもしてやるか」
「良い所の子供なら褒美が出るかもしれないな」 船長
「助けますか。船長」 船員A
風も潮も悪くなかった。
一度止めたところで支障はない。
「・・・海の神しだいだな。コインを3枚投げる。表が3つなら助ける」
少年の運命を決める3枚のコインが放られ・・・
海の神に魅入られた少年によって世界史が変わる。
「帆を降ろせ。面舵!」
「ボートを降ろせ」
「たまには、損をするのも悪くない・・・海の神よ。代価だ」
船長の掌で表をみせる3枚のコインが海に落とされていく。
この時代、日本は海外雄飛に乗り出していた。
戦国から逃げ出した者は減り、
天下泰平から逃げ出す者が増えていた。
恩賞代わりの物品から見栄や流通品が増えていく。
この頃、日本は、世界屈指の銀産国であり、
一部の藩と豪商は、南方のお宝の買い付けで、その財力を発揮する。
日本の商人は、ポルトガル、イスパニア、オランダ、イギリスの南蛮商人が狙っているそばから、
金に任せて商品を買い漁っていく。
物価を高騰させ、できの悪い、あまり物も高いまま、彼らに残される。
日本 | ||
輸入品 | 輸出品 | |
中国 | 生糸・絹織物・綿織物・毛織物 | 銀・銅・鉄・硫黄など鉱産物。
刀剣・工芸品・各種道具類 |
東南アジア | 鮫皮・象牙・胡椒・水牛の角・鉛、薬。
砂糖・皮革・鉛・香料・薬種 |
徳川幕府は、外様だけでなく譜代の力を削ぎながら権勢を独占し、
強固な幕藩体制を構築しつつあった。
徳川の天下が決まってしまうと諸藩は従順に服するしかなく。
在野に目を転じると軍略を学び、訓練された武人は多かった。
戦国の世で名を馳せられる猛者も太平の世は、その道が閉ざされる。
徳川幕府は窮屈で息苦しく、生きていけない武士。
関が原以前は、戦国の世を嫌って海外に向かった者が多かった。
しかし、天下泰平になると逆に戦国を求めて海外へと向かう者達が増える。
特に負け組みの不満分子。外様系。
豊臣家残党は、海外で体制を立て直す気にもなる。
そして、この年、信教の自由を求めて、プリマスにメイフラワーが到着し、
異端組みのキリシタンも新天地に信仰の自由と希望を見出す者たちがいた。
そういった者達を絡み取りながら海外雄飛に向かう日本人は増えていた。
伊達家、島津家、松浦家、有馬家の大名。
そして、豪商と呼ばれる者達。
末次平蔵(長崎)、末吉孫左衛門(大阪)、角倉了以(京都)、
茶屋四郎次郎(京都)は、暴利を夢みて船を押し出していく。
それぞれ藩運、商運を賭け、集散離合で競合しながら南の海に乗り出した。
欧州各国が神との契約を口実に利権とスパイスを求め、大航海時代に突入したのと近い。
安平(台湾)、サンミゲル、ディラオ(ともにルソン)、
アユタヤ(シャム)、プノンペン(カンボジア)に日本人町が作られ、
海外の日本人も増えていく。
海で拾われた少年は、記憶を失っていた。
言葉で日本人だとわかる。
アンボイナ事件(1623年)の蘭英スパイス紛争で、
日本人傭兵がイギリス側で関わると八つ当たりで扱き使われたりもする。
しかし、南蛮人なオランダ船員にも、海の神に魅入られた少年に手を出さないだけの良識は、あったらしい。
二枚目でなかったことも救いだった。
そして、海里(うみさと) ツカサは、オランダ船での労役を終える。
自由の身になっても、船も無く、資本も少なく。
ベトナムのホイアン港に取り残されるのだから、それほど順風満帆といえない。
「・・・おい、釣り人で生きていく、つもりか?」
後ろから声をかけたのは、永未(ながみ) ヨヘイ。
経緯は知らないが朱印船に乗り遅れて、そのまま、ホイアンに居ついていた。
自己資本を持たない同じ境遇の日本商人。
「商館の仕事で、あぶれただけだ」
「俺もだ。オランダ船に乗っていたんだって?」
「ああ」
「オランダの手先で随分、派手に動いたそうじゃないか」
「現地の人間が、お前に賞品を掛けた事があったぞ」
「ほぅ 賞品首か、俺も出世したな」
「ブタ3匹じゃ やらんがな」
「向こうじゃ 嫁を貰うときの代価だよ」
「しかし、オランダ人は本当に極悪だな」
「原住民同士のいざこざを起こして横から奪っていくなんて」
「自分の手を汚さず、得るものを得る。上策だよ」
「ほら・・・」
永未が釣り餌を海里に渡す。
「ふっ 上策だな」
海里ツカサは、覚えたオランダ語で通訳業を生業とし。
永未ヨヘイは、ベトナム語とマレー語を使う。
商人といってもいろいろ・・・
自己資金を持たない商人は、人と価値あるモノを結びつけて上澄みを得る。
ある程度、自己資金を調達できるようになると物を仲介し、
時に運んで利益を上げていく。
そして、腕に自信があれば、自己資本を得る安直な方法で山賊行為、海賊行為がある。
商館は、いろんな人間、情報、仕事が集まる。
需要があり、供給が生まれ、採算があれば、取引が始まる。
逆もある。
供給が起こり、需要を喚起してしまう。
前者は、資本投資が必要で量の拡大。
後者は、投資より投機に近くて賭け。
冒険とか、挑戦する気概が必要で価値観と質の転換が求められる。
「よう、ゼーマイル(海里・Zeemijl)、ちょっと厄介な仕事があるんだが・・・」
「トム・・・か」
オランダ船に乗ってた頃の知人が声をかけてくる。
言葉が仕事を増やし、機会を増やす。
「ちょっと困ったことが起こってな」
「自分達でできるだろう?」
「白人だと目立つんだな。これが・・・」
「・・・それは金額しだいだね」
生活のためなら便利屋なこともする。
そして、時には・・・
南国の森を駆け巡って、少女を追いかける。
はぁ! はぁ! はぁ! はぁ! はぁ!
「まてぇ〜!」
「いゃ〜ん」
「まて、まて〜♪」
「もうこないで!」
「大人しく捕まれ〜!」
「いやぁ〜!!」
「これ以上逃げたら、強姦するぞ!」
「絶対いや〜!」
「こら〜! 待てというてるのに」
「強姦される〜」 泣き
「だったら、止まれよ」
「いや、もう、誘拐されるのは、いや!」
「うるさい〜! お前の運命だ。あきらめろ!」
「いや〜」
「ぐぁあああ〜! やらせろ〜!!」
「きゃー!」
「これ以上、逃げたら、本当に強姦するぞ」
「いや〜」
「どっちなんだよ」
「どっちも、いや〜!!!」
「もう、キレた! 脱げ! 犯してやる〜!」
「いやぁ〜」
「まてぇ〜! へへへぇ〜 お前は、俺のものだ〜」
「いゃあああああ〜!!!」
土手に追い詰められる少女。
「た、助けて〜」
「へっ、へっ、へっ 観念して、俺に抱かれろ〜!!」
「いゃあああああ〜!!!」
「」
「」
ヘトヘトの海里ツカサは、白人少女の首根っこを押さえて木陰で休んでいた。
そこに永未ヨヘイが現れる。
「・・・それで、遊んでいたのか、海里。俺が原住民と切りあっていたというのに・・・」
「あはは・・・」
「ったくぅ〜 言葉が分かる意味ねぇ」
「疲れた・・・」
「原住民に誘拐されたオランダ商人の娘を救出するのに遊んでどうする」
「いや、縄を解いたとたん、こいつが突然、逃げ出すし。追い掛けているうちに、つい・・・」
「まぁ 原住民の血が混じって、かわいいことは、かわいいな」
「白人の血を入れたがる部族は少なくないよ」
「肉体的な優位は、大きいからね」
「子供が強く大きくなれば、部族も強くなる。娘も美人になる」
「それより、オランダ商人のところに依頼料をいただきに行こうぜ・・・」
「ああ、おい! 立てよ、館に帰るぞ」
「・・・・ぅ・・うぐっ・・・・ぅ・・・・」
「何もしていないだろう、だから泣くな」
「怖かったよ・・・助けに来たなら、最初から、そう言えばいいのに・・・」
「お前が話しも聞かず逃げ出すからだ」
「ん・・・あんた、何で人間の言葉を話せるわけぇ」
「てぇめええ〜 日本語は人間の言葉だ!」
「うそ!」
「もう〜 犯す〜!」
「きゃー!」
「海里。金づるに手を出すなよ」
「永未。こいつの言ってること、わからなくて良かったな」
「・・・いや、白人の思っていることは、だいたい、わかるよ」
「カレン・マルダー。カレン・マルダーよ」
「おれは、海里ツカサ。こっちは永未ヨヘイ」
「ふ〜ん わたし、子供2人に助けられたのか・・・」
「って、お前いくつだ?」
「12歳」
「「・・・・・・・・・」」 退き
「」
「」
海里ツカサと、永未ヨヘイは、推定18歳。
12歳のカレン・マルダーより、少しだけ背が高いだけだった。
オランダ女は、子供でも日本の成人女性より大人に見える。
白人女性が黄色人の男を人間と思っているのか、かなり怪しい。
柄の悪い態度をとっているのなら、たぶん、黄色いサルと思っているのだろう。
混血の白人娘でさえ、そうだとすれば、白人は、度し難い人種といえる。
ベトナム
異国情緒溢れるホイアン町。
海里ツカサも、永未ヨヘイも、まだ若く。遊びたい年頃。
時には、露天街でブラブラしたりもする。
「・・・海里。ところで、お前の身元は?」
「わからない」
「珍しい名前だ。浜辺の近くの出身じゃないか」
「海里は、オランダ人が漢字を面白がって、適当につけた名前だ。ツカサは自分でつけた」
「そりゃ 笑えるが適当にしては、海里は、いい名前だ」
「オランダ人が知っている単語を日本語に置き換えたら、そんなものだろう」
「本当は、ゼーマイル(Zeemijl)」
「あはは・・・」
「ふん」
「そうか、まだ、思い出せないか・・・・剣術は、武士と違うな」
「オランダ水兵に教わった」
「あいつら、体格を利用する剣術だから、日本人に合わないよ」
「だけど、日本刀は微妙だな。人気があるけど両手で持つのが不便だ」
「腕力を鍛えろよ。切れる硬さと折れない柔らかさを兼ね備えた剣は日本刀だけだ」
「硬さを追求すると、重いソード。折れなさを追求すると、このサーベルかな」
「ソードも、サーベルも、ここじゃな。この暑いのに、鎧を着ているやつなんか、いないよ」
「それなら、サーベルで十分だろう」
「銃に負けるけどサーベルは慣れているし、軽い。原住民相手なら、これで十分だ」
「今度の船で小太刀が入荷しているかもしれないぞ」
「小太刀か・・・片手が自由になるのがいいけど短くなるからな」
「小太刀とサーベルだと長いサーベルが有利じゃないか?」
「叩き折られなければね。片手に小太刀。片手に短銃がいいな。短銃がないと体術ができないと駄目か」
「そういえば、オランダ人が中国拳法を覚えようとして相手をさせられたっけ」
「で、できるのか?」
「ん・・・見よう見まね」
「牽制なら使えるか」
「永未の剣術は、何流だ?」
「中条流」
「強いの?」
「さぁ・・・まともに斬り合ったこと、ないからな・・・現地人って剣術知らないし」
「まぁ まともに斬り合うなんて、馬鹿げているからね」
「ふっ 海里。なんか、儲け話しは、ないかな?」
「伽羅の出生地が、わかれば、大きいけど・・・」
「無理、無理。殺されるよ」
露天街の雰囲気が少し変わる。
「んん・・・・あの漢人たち。こそこそ、何をしているんだ?」
「どうせ悪巧みだろう」
近付いてくる漢人。
1523年、
日明貿易特権を争う畿内の堺・細川系と、
九州の博多・大内系の諍いで寧波の乱を起こしてしまう。
それ以降、日明関係はギクシャクしながら1547年に遣明使が途絶。
しかし、公式交易がなくても双方とも需要がなくなるわけでもなく倭寇が横行する。
その後の1592年の文禄の役、1598年の慶長の役は国同士の関係で決定的だった。
とはいえ、外地同士だと交流があったりする。
「やあ、日本人あるね」
「なんだい。大人」
「いやいや、いま、東南アジアで隆盛を極めているのは日本人あるね。きっと、上手く行くある」
「へぇ〜 嬉しいね」
「漢人は、みんな、日本人の味方ある」
「本当! 凄いな。見返りもあるんだろう」
「日本人がアユタヤを支配したら、よろしくある」
そういうと、漢人は、去っていく。
「永未。どう思う?」
「ずいぶん、日本人を持ち上げてくれるじゃないか」
「明は日本との直接交易を禁止している」
「まぁ 華僑は微妙に違うようだがね」
「俺は、オランダ船で働いて覚えたことがある」
「ん?」
「バタビアで使っていた方法の一つだな」
「俺がやらされたのが部族の物を奪わせて、ほかの部族と対立させたり」
「誘拐して、ほかの部族のせいにしたり」
「ひどいな」
「それだって、一部だぞ。たぶん、あの漢人」
「それらしい日本人に似たようなことを言って回っている」
「なんで?」
「味方をするといって持ち上げて、土壇場で裏切るためだよ」
「それで?」
「たぶん、アユタヤ王朝の継承に絡んで勢力の大きい日本人を陥れようとしている」
「ついでにアユタヤ王朝に近づく」
「そんなに簡単に?」
「大多数の日本人が、そういった気分になっていたとすれば、冷静な判断力を失うかもしれない」
「兵に一度、火がつくと将も収められなくなる」
「ん・・・ありうるな。俺を含めて海外に出ている日本人は侍上がり、血気盛んで若い」
「漢人は、元々、商人気質だ。口先三寸の謀略で済むなら安いものだ」
「原住民相手から別の相手に変わるかもな」
「漢人が謀略を仕掛けているのなら俺たちも、それを利用して・・・」
「どうするんだよ」
「・・・どうしよう」
「ふっ」
この東南アジアで日本人と漢人は他所者。
商売上、ライバルであると同時に、ご都合主義で共闘することもある。
日本人の場合、数が少なくて郷土主義に陥りにくい。
漢人は、数が大きく郷土主義で結束が強い。
しかし、別の出身地だと冷たくなったりする。
「やあ、奏大人。久しぶり」
「お、海里。オランダ船を降りたあるか?」
「ようやく、奴隷生活が明けたよ」
「それは、めでたいある」
「奏大人。オランダ船の構造で儲け話があるぞ?」
「そ、それは、是非、聞きたいある」
漢人で日本語を話せる者は少なからずいる。
ベトナム語で銅は “ドン” と呼び。語源が日本から来るほど輸入は多い。
海外は言葉が可能性を広げ。言葉知らずは可能性を減らす。
どんなに優れた考えでも言葉が通じなければ、そこで止まる。
利に聡い漢人で日本語に長けた者が現れ、
必然的に交渉が行われる。
無論、言葉が分かれば仲良くできるわけではない。
しかし、言葉が通じる者だけがウィン・ウィンの関係を構築できた。
資本を持たない海里にも財産があった。
オランダ船の構造をあらかた知っていること。
西洋から東洋まで長距離航海できる技能上や管理上のノウハウ。
船上生活は工夫が必要だった。
特に長期航海技能を持つ人間は少ない。
水・食料の溜め方、振り分け方、生活から組織構成、役割分担など、
船だけオランダ船を真似しても、わからない事は多い。
ちょっとした工夫と創意で利幅を伸ばしたりもできる。
海里に価値を見出せる人間は、そういった事柄に関心を持つ者に限られる。
この時代の貿易商人は状況と相手次第。
海賊行為も平気で海の匪賊が普通だった。
海里ツカサは、庶民的な日本人が見ると農民より始末が悪く。
異質な存在に見えた。
厳密に言うと見掛けと言葉が日本人で、感性は日本人ではないといえる。
キャラック船 | ガレオン船 |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
月夜裏 野々香です
帆船海洋物です。
帆船って、全然わからないのになに考えているんでしょう。
海皇紀を見て勉強・・・ミズンスパンカー!
いや、あれ、キャラック船やガレオン船じゃなかったし。
あの手の超人的な主人公は書けねぇ
それとなく調べて、あとから推敲加筆で付け加えます。たぶん。
ランキング
架空戦紀 『キミンの時代』 |
第01話 『コイン三枚の飛沫』 |
第02話 『驕りの対価は?』 |