タダの暇潰し。ギャグです。
苦手な方は、見なかったことにして、回れ右してください。
アーカーシャの剣 神の住まう神殿。
断崖の底から二重らせんの不可思議な思考エレベータが立ち昇っていく。
崖の先に立つシャルル・ジ・ブリタニア皇帝は、いま積年の大望を成そうとしていた。
「さあ、神よ! 決着の時は来た!」
「違うな」
背後からの声がシャルル皇帝の動きを止める。
「・・・間違っているぞ、シャルル・ジ・ブリタニア」
「決着をつけるべきは、神ではない」
ルルーシュは、シャルル皇帝に迫る。
「この俺だ!」
「どのようにして、銃でも剣でもギアスでも、わしを殺す事は出来ぬというのに・・・」
「感謝する。貴様がこの場所に入ってくれたお陰で勝利の目算が立った」
!?
どか~ん!!!
「・・・出口を封じた?」
「そうだ。ギアスも、貴様も、オレと共にこの空間に閉じ込める」
「現実世界に干渉できなくなれば、貴様が何を企んでいようと意味をなさない。死んだも同然だ」
「ル~ルーシュ~ュ~!!」
「・・・貴様が作ったこのシステムは、今、貴様自身を閉じ込める魂の牢獄となった」
「さあ、オレと共に、永遠の懺悔に苦しむがいい!」
「なんたる愚かしさかぁっ~!!!!」
びくっ!
ちょっとだけビビる。
「・・・我が名はルルーシュ・ジ・ブリタニア」
「マリアンヌ后妃が長子にして帝国より捨てられし皇子」
「シャルル、覚悟!」
「わしには、おまえのギアスは通じぬ~!」
「ふっ・・・」
!?
でぇあああ~!!!!!!
「な、な~ん~たること、目を瞑って、むかっ・・・」
「えい!」
ど~ん!
「ぐぁあああぁ~!!!!」
シャルル皇帝は、崖の下に落ちていく。
そして、ルルーシュも・・・
ルルーシュは切り立った崖に掴まって、ぶら下がる。
「捨て身とはな、俺らしくない戦い方だ・・・」
親殺しの大罪、
兄クロヴィス・ラ・ブリタニアを殺害した罪よりも重く圧し掛かる。
押し寄せる罪悪感の重圧がルルーシュを押し潰していく。
枢木スザクの犯した罪と同じだった。
もはや、生きる目的を失ったルルーシュは崖を這い登る気力もなく。
『ナナリー、ユーフェミア、シャーリー、ロロ・・・』
自分のために失われた命に詫び・・・
指から力が抜けていく。
手が離れ、今までの事が走馬灯のように思い出さ・・・
!?
腕が掴まれ、落下が止まる。
生きて行けない罪悪感。
残された人生が罪と苦痛でしかないとしたら・・・
こういう機会は滅多に訪れないというのに。
感傷に浸りながら失われて行こうとする命が台無し。
この状況で手を差し伸べる男・・・
あいつしかいなかった。
「!?・・・アーニャ・アールストレイム。なぜここに?」
「・・・早く掴まって」
「は、放せ、お前も崖から落ちるぞ」
「・・・いや」
このバカそうな女は、何も分かっていない。
「俺は、ゼロだ。いま、シャルル・ジ・ブリタニア皇帝を殺した!」
「・・・そう」
「・・・・」
「・・・・」
「放せと言ってる。お前も落ちるぞ」
「掴まりなさい」
「シャルル皇帝を殺したと言っただろう。放せ」
「駄目」
「兄シュナイゼル・エル・ブリタニアに事情を説明すれば、お前は功績で出世できる・・・」
かしゃっ!
「な、何をしてる!」
「わたしのブログに載せる」
「そうか、証拠写真を撮ったのなら十分だろう。放せ」
「いや」
「放せ、俺を助けたら・・・」
「助けたら?」
「・・・お、おまえを、お、犯す」
「「・・・・」」
じぃ~~~
ごっくん!
ルルーシュ 赤
目を逸らす。
「・・・だから、放せ」
この場合、目を逸らした方が負ける。
「「・・・・」」
「・・・どうやるの?」
!?
「どっ、どう・・って・・・」
「どうやって犯すの?」
『どうすれば・・・』 ごっくん!
「・・力ずくで、押さえ付けて・・・」 アーニャ
「そ、そうだ。だから手を放せ」
「その後は?」
「そ、そのあと!?」
「そう、その後は?」
『ど、どうしたら・・・』
「無理やり、キス?」 アーニャ
「そ、そうだ。無理やり、キ、キスをするんだ。だから放せ」
「誰に?」
「お、お前にだ」
「名前を言ってみて」
「なっ・・・」
「力ずくでアーニャを押さえ付けて、無理やりキスするって」
「ぅ・・・」
「ほら」
「ち、力ずくでアーニャを押さえ付けて・・・」
じぃ~~
「む、無理やりキスする。だから放せ」
「その後は?」
「そ、そのあとぉお!?」
「その後は?」
「そ、その後は・・・」
『ど、どうするんだ・・・』
「・・・胸を揉まないと」
「そ、そうだ。胸を揉むんだ。だから手を放せ」
「誰の?」
「お、お前だ!」
「名前も・・・」
「む、無理やりアーニャの胸を揉むんだ。だから手を放せ!」
「その後は?」
「そ、そのあとぉお!?」
「その後は?」
「そ、その後は・・・」
『い、いったい。どうすれば・・・・・』 ごっくん!
「・・・あそこに手を入れなきゃ」
「!? あ、あそこだと!!」
ルルーシュ 真っ赤。
『あそことは、どこだ。どこなんだ』
「そう、あそこ」
「そ、そうだ。だから、手を放せ!」
「言ってみて」
「ば、馬鹿か、お前は、この状況を考えろ!」
「無理やり、アーニャのあそこに手を入れる。言ってみて」
ルルーシュ 真っ赤 & 涙目
「む、む、無理やり、アーニャのあそこに手を入れる。だから放せ」
じぃ~~~
『バ、バカな。この俺が、この俺が、こんな知能の低そうな女に追い詰められるとは・・・』
アーニャの顔をまともに見れないルルーシュは敗北しつつあった。
「ルル。あそこって、どこ?」
「い、言えるか!!!」 泣き
「言わないと放さない」
「このバカが! お前まで落ちるぞ!」
「ほら、言ってみて」
『絶体絶命、しかし・・・』
「ルル。いつも、みたいに勝ち誇ったように笑いながら言ってみて」
『くぅっ だが俺には、この逆境を覆せる力がある、それには・・・』
それには・・・
そう、このバカ女を見なければならない・・・
俺が、こんなバカ女の顔を見て、この世とおさらばするなどと・・・
「それとも、ごめんなさい、僕が悪かったです。もう、二度と言いません、許してくださいって、言うの?」
顔を真っ赤にしたルルーシュがアーニャを睨み、
「ルルーシュ・ジ・ブリタニアが命じる。アーニャ、手を放せ!」
右目の紋章が赤く光り羽ばたく。
「いや」 即答
「!? ギアスが効かない」
アーニャの両目は赤いギアスが半発動中だった。
相殺し合うギアスは空ぶりする。
「な、なぜ、ギアスがお前に・・・」
「ルル。あそこって、どこ?」
じぃ~~!
「・・・バカなのか?」
「ルル。どこに手を入れるの?」
じぃ~~!
「ぅ・・・は、放せ~!」 真っ赤 & 涙目 & 癇癪暴れる。
「もう、いいだろう。マリアンヌ」
!?
崖の上にもう一人・・・
「C.C.」
!?
「C.C. あそこに手を入れた後も聞こうと思ったのに・・・」
「悪趣味だな。お前は・・・」
『な、何が起きているというのだ・・・・マリアンヌだと・・・』
「ほらルルーシュ。掴まれ」
「・・・・」 ルルーシュ、嫌そう
「ルルーシュ。わたしとの契約を忘れたか」
アーニャとC.C.は、思考停止中のルルーシュを引っ張り上げる。
ひしぃ~
「久しぶり、ルル」
抱きしめ~
「マリアンヌ。おまえ、本気か?」 呆れ
すりすり~
アーニャに抱き締められるルルーシュは呆然。
はっ!?
ルルーシュ再起動
「り、理由を説明しろ!」
「ルルーシュ。命の恩人への第一声にしては、礼を欠いてないか」
「ぅ・・・」
「まず恩人に感謝の意を述べるのが筋と言うものだろう」
「ぅ・・・」
ひた~~~
『な、なんか物凄く感謝したくないぞ・・・』
「えい!」
!?
不意にルルーシュの天地が引っくり返る。
どかっ!
「ぐはっ!」
ルルーシュ 気絶
「ルル。親不幸は駄目よ・・・」
そして、一人の男が頭を押さえ、フラフラと近づいてくる。
「・・ア、アーニャ なぜ、ここに?」
アーニャ、
C.C.
そして・・・
「ル、ルルーシュ!」
気絶していた。
「こ、これは、アーニャ 君が?」
「ええ」
「クルルギ卿。ゼロを背負って」
「し、しかし、皇帝が!?」
アーニャがテラスを指差した。
「崖から落ちたわ」
「なに!?」
スザクは慌てて、崖の下を覗き込む。
底の見えない空間が広がり、二重らせんのモノが天に向かって伸びている。
「そ、そんな。ルルーシュが皇帝を・・・」
親殺しの罪悪感を背負ったルルーシュに同情し共感する。
同時にルルーシュに皇帝殺害の功績を奪われたことも気付く。
そうブリタニア帝国は、ルルーシュに負けた。
「・・・クルルギ卿。早く」
スザクは、気絶しているルルーシュを見つめる。
『な、なんか物凄く嫌だぞ・・・』
「クルルギ卿。私たちにゼロを背負わせる気?」
スザクは、気絶しているルルーシュをいやいや背負う。
『相変わらず。策士だなマリアンヌ』
『ふ 二人が目を覚ましていると面倒だもの』
『面倒な説明も省けるか?』
『聡い人間は、一つの行動に二つ以上の理由がある』
『お前はいつもそうだな。閃光のマリアンヌ』
『でも、ルルは、かなり貧弱ね。鍛えなきゃ 花嫁がかわいそう』
『どうするのだ?』
『そうね・・・とりあえず・・・ルルは親殺しの責任がある。それに世界を収拾せないと・・・』
『しかし、シャルルは・・・』
『動機が錯誤でも行動と結果がベターならいいのよ』
『相変わらずだな。マリアンヌ』
『私がそう決めたんだもの』 くすっ♪
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月夜裏 野々香です。
なんとなく思いついたギャグです。
閃光のマリアンヌは軍人・騎士候上がり、ヘタレなルルーシュより強そうです。
無事、強姦できるでしょうか(笑)
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