月夜裏 野々香 小説の部屋

    

R18 魔法少女まどか☆マギカ 二次

『さいてぇ漢(おとこ)の参戦』

 

 第01話 『(−どうしようもない魔法少女たち)×(−身勝手な漢)=・・・・』

 繁華街育ちの下条 現也(しもじょう げんや)は擦れた中学二年だった。

 大人でもない子供でもない中二病と言われる世代らしく、世の中を嫌悪していた。

 いい子の上条、悪い子の下条と比較されていたが、上条が入院し、

 いまは教室にいない、

 通学路

 少し早起きしたのか、歩いてる生徒たちはワンランク上な気がした。

 目の前を3人の同級生が歩いている。

 「わたしも一通ぐらいもらいたいな。ラブレター・・・」

 「お、鹿目は、ラブレター欲しいの?」

 と後ろから、

 「げっ! 下条」

 「・・・・」 びくっ!

 鹿目は、美樹さやかの陰に隠れる。

 「ふ〜ん ラブレターが欲しいのか〜」

 「おまえからはいらん!」

 「美樹は、きついねぇ」

 「まどかには指一本触るな」

 「いや、どうせ、触るなら、美樹か、志筑(しづき)の方が・・・」

 わなわな

 「「・・・・」」 ぞっぞぉおおお〜

 「く、来るな変態最低男」

 「同じ教室なのに来るなって言われてもな」

 しっ! しっ! しっ!

 ふっ

 彼女たちは繁華街の女どもに比べたらまだ純粋に思えた。

 いや、いまは少女でも

 あと10年もすれば、醜悪になっていく、

 繁華街で雰囲気の近い女に3人を当てはめていくと将来も見えてくる。

 「・・・まぁ 女なんて体以上に価値あるものなんてないけどね」

 「もう、下条 サイテエェー!」

 「本当だよ」

 「べぇえぇえぇ〜〜〜!!」

 ふっ

 「まどか、あんな奴に近付いちゃ駄目だぞ」

 「あははは・・・」

 「なに? まどか、あんな奴にラブレター貰いたいわけ?」

 「そ、そうじゃないけど・・・」

 

 

 “転校生を紹介します”

 “暁美 ほむらさんです”

 『萌えぇ〜 滅茶苦茶好みだ・・・』

 “やぁね 下条の奴、鼻の下伸ばして、なに考えてんのかしら” ひそひそ

 “もう、盛りの付いた犬みたい” ひそひそ

 

 

 母と娘の会話

 歯磨き中

 「へぇ〜 下條君か・・・」

 「まどかは、その子のこと、どう思ってるの」

 「うんん・・・」

 「ふ〜ん」

 「・・・・」

 「まぁ 男の一般的な本音っていうのがあるからね」

 「本音?」

 「そうねぇ 女が “生理が来なくなった” っていったら」

 「男は “この女殺してバックレようか” って、一瞬、思うらしいけど」

 「そんな・・・」

 「男と女が家庭を持つ、家族になるって、それくらいの覚悟が必要なのよね」

 「男にとって、女は一生面倒事を背負い込むようなもんだから」

 「女が我が侭いい過ぎると嫌気が差すだろうし」

 「男がいい加減だと女は苦労するし」

 「少しでも誠実であろうとしてくれる夫がなら、女は幸せかもね」

 「そ、そうなんだ」

 「まぁ 娘や、男は一生を賭けた取り合いになるから、がんばんなさいな」

 「・・・・・」

 

 

 教室

 「よぉ 上条、治ったのか」

 「やぁ 下条君。久しぶりだね。不思議なことに治ったみたいなんだ」

 「手の方かよ」

 「僕にとっては、手の方が大事だからね」 NO.1

 「それは残念。おれが部でトップになれると思ったんだけどな」 平部員

 「「あはははは・・・」」

 「どっかに、都合のいい女っていないかな」

 「もっと、誠実に付き合う方が好かれるんじゃないかな」

 「誠実に付き合う男は馬鹿見ると思うな」

 「そうかな」

 「そういうの、結構、見るよ」

 「いまはそう見えなくても女は化けるんだってさ」

 「あははは・・・」

 「転校生の暁美 ほむらっていいよね」

 「そうだけど、ちょっと近付きがたいかな」

 「だよねぇ」

 

 例の三人組の雰囲気が変わってきている。

 特に美樹さやかと鹿目まどか

 これは、夏休みの前に、ショックなこと、

 あんなことや、こんなことがあったのか、

 じーーーーーー

 「・・・・・」 さやか、むっ!

 にこっ!

 ぷぃ!

 「なんで嫌われるかな」 ぽりぽり

 

 

 変哲のない日常、かわりばえのない生活、

 なんとなく教室で浮いてる気もする。

 まぁ 主観であって、客観的な事実ではないだろう。

 マンションの自宅に戻ろうとした時、

 イリュージョン染みた空間に巻き込まれた。

 不意に見回すと、美樹さやかがなにかと戦ってる。

 『なんだよ。これ・・・』

 そして、美樹さやかが何かを倒すと、イリュージョンも消える。

 『・・・・・』

 そして、美樹さやかの前に転校生の暁美 ほむらが現れ、

 「どうしてわからないの・・・」

 「使いなさい・・・」

 「・・・・・」

 ころころころ、

 目の前に黒いモノが転がってくる。

 さらに何やら怪しいやり取り

 『魔法・・・死ぬ・・・』

 「魔女に勝てない私なんて、この世界にいらないよ」

 『まどかって・・・』

 「今すぐ、殺してあげる美樹さやか・・・」

 「おい、速く逃げろ」

 もう一人、紅い少女が増え、

 美樹さやかが逃げ出していく、

 なんとなく、美樹さやかを追い掛けた。

 

 電車の中

 美樹さやかは、隣の車両で落ち込んでいる。

 『なんか、これじゃ ストーカーだよ』

 「女は犬かなんかと思って・・・」

 「・・・分かれようとする時ってほんと、うざいっすよね」

 『あの大人たち、いいこと言うな』

 『人生の達人だよな。勉強になるわ』 うんうん

 隣の車両で喪心状態の美樹さやかに声をかけようか、と思ったら、

 美樹さやかは、突然、大人二人にケンカを吹っ掛け、

 「なにこの子、知り合い?」

 「この世界って守る価値があるの?」

 『あの馬鹿・・・』

 『大人二人相手にケンカじゃ もう助けられねぇ・・・・』

 「でないと、わたし・・・」

 !?

 『げぇえええ〜!!』

 

 

 駅のホーム

 美樹さやかが椅子に座って落胆していた。

 かなり怖いし、基本、美樹さやかには嫌われてる。

 しかし、男として、落胆してる少女に声をかけるべきだろう。

 もう一人、紅い女の子が現れる。

 「希望と絶望は差し引きゼロ・・・」

 「誰かの幸せを望んだ分だけ、誰かを呪わざるを得ない」

 「わたしって、ほんと・・・」

 ぽとっ!

 ソウルジェムの横にグリーフシードが乗せられ、

 ソウルジェムから黒い靄のようなモノが抜け、グリーフシードに移っていく、

 「落としものだよ。美樹」

 そう言って美樹の隣に座る。

 さやか、涙、ふきふき

 「・・・・・」

 「「・・・・」」 美樹さやか & 佐倉 きょうこ

 「マンションのイリュージョンと電車の中の虐殺は、面白い見物だったよ」

 「ど、どうして・・・」

 「あのマンションは、僕の住んでる練だからね」

 「まぁ 楽しい見物だったし、誰にも言うつもりはないけど」

 「「・・・・・」」 美樹さやか & 佐倉 きょうこ

 「困ってるなら相談に乗ってあげてもいいよ」

 「あんたなんかに、なにができるのさ」

 「やっぱり、嫌われてるわけね」

 「じゃ 帰るよ。さようなら・・」

 「待ってよ」

 「ん・・・」

 「あんた。女なんて体以上に価値あるものなんてない、って言ったわよね」

 「言ったよ」

 「うぁ こいつ、さいあくぅ」 きょうこ

 「私の体はね。死んでるの・・・」

 「お、おい」 きょうこ

 「・・・・・」

 「わたしの魂は、この小さな石ころ」

 「この体はね、ゾンビなの、それでもこの体に価値があると思う?」

 「はぁ? やれない女の体にこそ、価値はないね」

 「それこそ、見せ物のイミテーションみたいなもんだろう」

 「下条・・・」

 「・・・・」

 「わたしの体。抱きたいなら好きにしてもいいよ」

 「お、おい、さやか」 きょうこ

 「いいの? 本当に?」

 「いいよ。こんなゾンビみたいな、からだ・・・」

 「やった♪」

 「あんた、電車の中でのこと、見てたんでしょ よくそんな気になるわね」

 「女なんて体以上に価値あるものなんてないよ」

 「自己中で馬鹿な脳みそなんて、体の値打ちを落とす為にあるようなもんだ」

 「言ってくれるわね」

 「持論だよ」

 「行きましょう。やらせてあげる」

 「やったぁ♪」

 「お、おい・・・」 きょうこ

 すたすたすた すたすたすた すたすたすた 

 すたすたすた すたすたすた すたすたすた 

 「・・・なんで・・・あんたが、ついてくるのさ」

 「わたしもゾンビだし、ついでよね」

 

 

 

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 月夜裏 野々香です

 なんか、本能的に青髪少女を助けたくて (笑

 青髪少女キャラは不幸にしてはいけません (笑

 

 

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