月夜裏 野々香 小説の部屋

    

R18 魔法少女まどか☆マギカ 二次

『さいてぇ漢(おとこ)の参戦』

 

 第02話 『ま、魔法少女は、辛いのよ!』

 中学生にHする部屋なんてそうそうあろうはずがない。

 そこは、巴 マミの部屋だった。

 下条現也は、ベットで、蒼いソウルジェムと紅いソウルジェムを見ていた。

 二人から聞く、魔法少女のシステムは、

 “願い” の対価で ゾンビ魔法少女になって魔女と戦いグリーフシードを獲得し、

 自分のソウルジェムを清めなければならないこと、

 性関係はケガレに繋がる・・・

 かと思うと、使用前と使用後、

 蒼いソウルジェムの曇ってた部分が薄れ消えかかっている。

 人から愛されると呪いを打ち消してしまうのか、

 つん! つん!

 「「・・・・・」」 にやにや

 つーーーー

 ぱっ!

 ぺちょん!

 くてっ!

 「「・・・・」」 くっくっくっ

 クルクルクル クルクルクル 

 「「・・・・」」 腹筋 ケラケラ ケラケラ

 つーーーー

 ぱっ!

 ぺちょん!

 くてっ!

 腹筋 爆笑

 クルクルクル クルクルクル 

 腹筋 大爆笑

 「・・・女の子が二人だとやること大胆だよね」

 「ゾンビ女の体はどうだった?」

 「最高の初体験でした」

 「そう、下条も悪くなかったよ」

 「悪くないって、二人ともタフだねぇ」

 「元気づけてあげたでしょ」

 「そうだけど」

 「ねぇ さやかちゃん、きょうこちゃん、魔法少女のシステムなんだけどさぁ・・・」

 「あんたたち、なにをしてるの?」

 氷のような表情の少女がベットの脇に立ち、見下ろしていた。

 「うぁああああ! 暁美 ほむら!」

 あたふた。ばたばた。

 「い、何時の間に・・・」

 こういう時、男は情けない、

 「あんたか」

 「この馬鹿、ゾンビ女でも構わないってやつでさ」

 「・・・・」 ほむら

 「「「・・・・・」」」

 「・・・・」 ほむら

 「「「・・・・・」」」

 「・・・・」 脱ぎ脱ぎ

 「「「・・・・・」」」 呆気

 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・

 下条現也は、ベットで、蒼、紅、紫のソウルジェムを見ていた。

 つん、つん、つん、つん、

 「「「・・・・・」」」 にやにやにや

 つーーーー

 ぱっ!

 ぺちょん!

 くてっ!

 「「「・・・・」」」 くっくっくっくっ

 クルクルクル クルクルクル クルクルクル クルクルクル 

 腹筋 ケラケラ ケラケラ ケラケラ ケラケラ

 つーーーー

 ぱっ!

 ぺちょん!

 くてっ!

 腹筋 爆笑

 クルクルクル クルクルクル クルクルクル クルクルクル 

 腹筋 大爆笑

 『女が3人いると、やることが累乗しやがる』

 

 まだ真相は全て語って無いようだが、ほむらの話しが加わると

 魔法少女のシステムは悪徳商法の契約書にサインしたようなものだ。

 彼女たち魔法少女は、将来、魔女になるという。

 どうしたものか、

 自分にとってゾンビ魔法少女3人の体は貴重だ。

 いずれ捨てるにしても、できるなら末長く、付き合っていきたい、

 この状況を打破するには・・・・

 ・・・!?・・・

 「これは、ひょっとして・・・」

 三つのソウルジェムの印を合わせて、

 「三位一体!!!」 ふるふるふるふる

 掻き回す、

 「「「・・・・・・」」」 くらぁ〜

 三人は同時に崩れ落ち、

 触ると息をしておらず、

 手の上にソウルジェムを戻すと復活する。

 「て、てめぇ! なにしやがる! 殺す気か!!!」 きょうこ

 きょうこが下条の首を絞め、

 「うぅ・・・ぐぐぐ・・・・」

 「まっ 混ざってる!」

 「まさか、宝石って個体だろう」

 「こ、こんなこと・・・・」

 「うぅ・・・ぐぐぐ・・・・」

 「なんてことを・・・」

 !?

 『『『これは・・・』』』

 ぱっ!

 「はぁ! はぁ! はぁ! はぁ し、死ぬかと思った。なんて力だ・・・」

 「てめぇ 二度と勝手なことするんじゃねぇ」

 「・・・でも、これはこれでありかもしれない」

 「計算通り」

 「「「・・・・」」」

 「どういう計算だよ」

 「思いつき」

 「「「・・・・・」」」 ため息

 そう、魂を6対2対2で三分割されたソウルジェムは、3人で共有でき、連携力が増し、

 3つの技を使うことができ、長所を生かし、短所を打ち消すことができた。

 たとえ、一つのソウルジェムが砕かれても、一人が100m以内なら体は死なずに済む。

 「ほむらちゃんが支援」

 「きょうこちゃんが攻撃」

 「さやかちゃんが回復」

 「あとは、RPGの要領だね」

 「一人がやられると魂の2割くらい失うことになるから、カバーも必死になるし」

 「たぶん、一つのソウルジェムで浄化すれば、他のソウルジェムにも伝播するはず」

 「最大の問題は、魔女になる思考を排除することかな」

 「本来、魂は目に見えないから、目に見えるソウルジェムはかなり有利だ」

 「魔女にならずに済む?」

 「はぁ? さやかちゃんは、変なこと言うねぇ」

 「大人の女は、特別な力がないだけで、半分、魔女みたいなものだよ」

 「下条の持論はそうね」

 「まぁ 男に貢いでいる間は少女ってことかな」

 「なにご都合主義言ってやがる」

 「さて、3人の共闘が決まったことだし・・・」

 「お前のせいでな」

 「第3ラウンドだぁ〜♪」

 「「「・・・・」」」

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・

 

 

 夕暮れの線路沿い、

 「もう、ふらふらだよ〜」

 「おまえ、魔法少女3人相手に馬鹿だな」

 「反省はしてる、でも後悔はしてない」

 「「「・・・・」」」 苦笑

 !?

 「さ、さやかちゃん」

 「まどか」

 ひしぃいい〜

 「さやかちゃん、ごめんね。わたし」

 「こちらこそ、ごめん、まどか。心配掛けたけど、もう大丈夫だから」

 「さやかちゃん。なんで、下条君と一緒にいるの?」

 「ん? な、なんていうか・・・」

 「気の迷いっていうか・・・」

 「魔が差したっていうか・・・」

 「一生の不覚っていうか・・・」

 「さ、さやかちゃん?」

 「わたしが心配して探してる間、さやかちゃんは、なにしてたの?」

 「ま、魔法少女は、辛いのよ!」

 

 

 夜中

 ほむらの部屋

 「・・・インキュベーター。何の用?」

 「どうやら、イレギュラーがイレギュラーを呼んでしまったようだね」 

 「事態は、思わぬ方向に向かっている」

 「あなたたちのシナリオから外れてるわけじゃないでしょ」

 「まぁ ソウルジェムは魂を取り込む入り口と」

 「ケガレを排出する構造上、プラスとマイナスがあるからね」

 「そのことに気付く魔法少女が現れるとは思わなかったけど」

 「魔法少女たちの連帯は可能性の範囲だよ」

 「そう」

 「とはいえ、鹿目まどかが遠退いてしまったのは事実だね」

 「どうする気?」

 「別に。3人とも一蓮托生で、さやかって爆弾を背負い込んでるし」

 「ヴァルプルギスの夜は3人掛かりで勝てると限らないほど強いよ」

 「確実に勝とうと思うなら・・・」

 「わたしたちが全滅しても、まどかが契約するより何百倍もましなことよ」

 

 

 

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 月夜裏 野々香です

 この先どうなるんだろう (笑

 

 

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第01話 『(−どうしようもない魔法少女たち)×(−身勝手な漢)=・・・・』

第02話 『ま、魔法少女は、辛いのよ!』

第03話 『外道 VS 邪道』