猫写真館
No.5
ここで鰹節を要求するのが彼女の日課である。
うちの一家は皆やたらと出入りが激しいのだが、誰かが戻るたびに「くれ」とここに座り込む。
お陰でこいつの毛並みは艶々である。
(1999/9/13)
No.6
んで望み通り鰹節頂戴してますの図。
この間幾ら話しかけても顔を上げない。
(1999/9/13)
No.7
階上で、これは深川を待っているのである。
窓の外に出るから開けろ、という意思表示なのだった。
フラッシュが反射して目が怖い。
(1999/9/13)
No.8
No.7でちょっと外出したあと。
開いた窓から差し込む陽射しを程良く浴びながら、身体を床で冷やしているという。
ここでも踏まれるなどと微塵も考えていない。
(1999/9/13)
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