1周年記念企画
『LOVEマシーン(18禁)』
『夏祭り』
期間限定特別頒布
(予定期間:2000/9/10〜2000/11/10頃)

 当サイトは2000年9月10日をもちまして、公開一周年を迎えました。これも日頃ご贔屓下さる皆様のお陰です。有り難うございました。今後とも引き続きの御愛顧を賜れれば幸いに存じます――

 ――と、堅苦しいご挨拶はこれまでとして。
 日頃の御愛顧に何らかの形で感謝を示せれば、とあれこれ考えたのですが、現在創作活動に余念がなく記念のCGを作成する余裕もなければ、放出するほど蔵書にゆとりがあるわけでもなく(あるように見えるのは気のせいです)、結局現在進行中の創作小説から一部を皆様にメールにてお届けする、という形に致しました。何故サイト内に掲載しないのか、についてはそれぞれの解説の中で触れます。
 今回お届けするのは、以下の二作品となります。

1,『LOVEマシーン』
400字詰原稿用紙換算・40枚
テキストデータサイズ・約26kb

ともあれ、その時に遊び半分で行った賭に負けて、
俺は貴重な休日の一日を
好未(このみ)の奴隷として過ごす羽目になった。
その動かない事実だけ
理解していて貰えればそれでいい。
 ――そもそも他人様に語る必然性があるような
物語であるのか否かは脇に置くとして。

――本文冒頭より引用

 暫く前の日記でさんざん喚いていたのでご記憶の方も多いでしょう。あれです。
 こちらがネット上で公開できない理由は単純、どう考えてもお子さまには読ませられないからです。このサイトを見ている人間で18歳未満がいったいどのくらいいるんじゃという気はしないでもないが、万一を考えると大っぴらに掲載できないのも事実。というわけで、記念作品として一定期間・申込者に限り公開という形を取った次第です。
 内容は……下らないです。ただバカなカップルが妙なシチュエーションでいちゃいちゃしているだけです。特にタネも仕掛けもありません。他に何のテーマもありません。それでも読んでみたい、というしゃれの解る大人の方だけご応募下さい。
 しかし面白いのは、この作品を既に読んだ方から感想を窺うと、一様に
「もっとえっちでも良かった」
といった意見が返ってくること。中には私が昨年某賞に投じた作品の方がショッキングだったという意見もあり……何だか次第に

続きを書かなきゃいけないんじゃないか?

という気分になっております……本当に書くか否かは、読んだ皆様からの御意見次第としておきます。

2,『夏祭り』
400字詰原稿用紙換算・41枚
テキストデータサイズ・約27kb

アセチレンランプの淡い灯。
遠い笛と太鼓の音。
人いきれと立ち上る熱気。
露店から漂う甘い匂いと、仄かな白粉の薫り。
浴衣と、あの娘の白い首筋。

――本文冒頭より引用

 これも日記の中で屡々言及しておりました。なんのかんのと言いながら予想以上の短期間で脱稿できました。いやーよかった。
 こちらは隣の作品と較べてずっと穏当であり(それでも某氏のリクエストにお応えしてちょっと脱がせましたが)、多分そのままネット上で公開しても苦情を言われることはないと思うのだが、当初行き場も定めないまま書き始めたのが、次第に作品の軸となるあるテーマが幾つものシチュエーションに用いることが可能であるのに気付き、この作品をプロローグとしてあとに5〜6本の短篇をプラスした連作の形である公募に投じる決意をしたため、結果的にこれ単品でも公開が憚られるようになってしまった次第。
 しかし当サイトを訪問してくださる方の中には、私の創作に期待を寄せてくださる奇特な方もあるようなので、感謝の意も籠めてこうした形での公開に踏み切りました。
 連作化に当たって今後加筆する可能性も大いにあり、現在のヴァージョンでの公開はこれっきりとなる筈です。今後深川がメジャーになる可能性が少しでもあると期待されている方は、是非お申し込み下さい。多分貴重なものになります。
(……本当にデビューできるかどうかはこの際脇に置くとして)
 なお、前述の通り本編の鍵を握る或るテーマは、のちに執筆する予定の連作においても重要な位置を占めるもののため、これに関してあまり大っぴらに口外しないことをお約束できる方に限ってお送りしたいと思います。
 肝心の内容は……まあ、読んでのお楽しみ、というところで。ミステリでもホラーでもありません(ちょっとだけホラーの印象はあるかも知れませんが)ので、本格ものなどを期待されている向きには御免なさい、とだけ。似たような舞台設定ながらムードが『LOVEマシーン』と正反対なので、両方申し込まれた方はその辺を見比べていただくのも一興かと思います。

なお、申し込まれる前に必ず以下のことをご了解下さい。

1,添付ファイルが受信・開封できるメールソフトを使用している
2,作品のテーマや内容について、ネット上で言及しないことを確約できる
(内々に回覧する程度は構いません。但しその場合も秘密厳守のこと)
3,読んでも深川を軽蔑しない
(特に『LOVEマシーン』……)

以上の点をご理解いただける方のみ、
下のフォームからお申し込み下さい。
なお、実際に添付ファイルの形でお届けするのは、
当方の都合により11月上旬以降となります。
また、特別企画であり尚かつ作品の性格も特殊であるため、
受付は取り敢えず11月10日頃までで締切とさせていただきます。
(これ以上延ばさないよう努力します……)
「是非とも読みたい!」という奇特な方はお早めにどうぞ。

私信:なお、これらの短篇は両方とも某MLに流しますので、
そちらのメンバーの方は申し込まれる必要はありませんです。


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希望する作品
『LOVEマシーン』(18禁)
『夏祭り』
両方

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