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当サイト管理人について

名前
深川 拓

性別
たぶん男

仕事
製版オペレーター
(何故か独学)

かけだし小説書き
(お仕事随時募集中)

趣味
映画鑑賞、読書、音楽鑑賞、バイク(走るだけ)

崇拝
音楽
さだまさし、中島みゆき、Pat Metheny
小説
エラリイ・クイーン、レイモンド・チャンドラー、鮎川哲也

愛好品
<書籍>
綾辻行人
『時計館の殺人』
『霧越邸殺人事件』
エラリイ・クイーン
『災厄の町』
岩川 隆
『どうしやうもない私』
木原浩勝・中山市郎
『新耳袋』シリーズ
<映画>
デヴィッド・フィンチャー監督
『セブン』
クリストファー・マックァリー監督
『誘拐犯』
フィリップ・カウフマン監督
『クイルズ』
カート・ウィマー監督
『リベリオン』
ジェームズ・ワン監督
『SAW』
リチャード・リンクレイター監督
『ウェイキング・ライフ』
<音楽>
桑田佳祐
『Keisuke Kuwata』
Pat Metheny
『Secret Story』

著作
長篇
1, ALMA〜ずっとそばに…〜
短篇
13, Homeward Bound
12, 最期の夢
11, 獅子心中
10, 遠景/近景
9, 花に嵐
8, ここにいるよ。
7, あのバスに
6, 白面
5, 放課後メイド探偵
4, ゆびに・からめる
3, 情炎
2, 
1, 鬼神たちの夜

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作品リスト

長篇

1, ALMA〜ずっとそばに…〜
2003年10月発表/同題ゲーム(Bonbee!/Windows98・Me・2000・XP対応ゲーム/18禁)のノヴェライズ
『ALMA〜ずっとそばに…〜』(Heart Novels/宙出版) [bk1amazon.co.jp]

 初の長篇がいわゆる美少女ゲームのノヴェライズというのが我ながらひねくれているような、却って「らしい」ような。
 とは言え、原作であるゲームの設定そのものに私の守備範囲に収まるものが少なからずあり、恋愛物にもエッチな描写にも興味があったのは過去の作品を御覧いただければ一目瞭然、当然のごとく当人は非常にノって執筆しておりました。……執筆期間・枚数制限ともに少々シビアでしたが。
 後半で巧巳たちが観ることになった映画は実在します。作中、「魂」を「アルマ」と言っているのも本当で、劇場で観る限り字幕もそうなってました。ちょうど執筆中に鑑賞していて驚き、そのまま出してしまったのです。敢えて題名は書きませんが、当HPにちゃんと感想は載せてありますので暇な方は探してみてください。DVDも発売済。
 なお、いちばん書きやすかったキャラクターは……荒良木円でした。好みの問題ではないのです。口調も言動もまー手に馴染む馴染む。
(2004/03/20)

短篇

13, Homeward Bound
2004年12月発表/『CLANNAD』(Key/Visual Art's)のキャラクター・設定を敷衍したSS、バカップル強調コメディ
『CLANNAD アンソロジー・ノベル2』(JIVE CHARACTER NOVELS/JIVE) [bk1amazon]

 JIVE CHARACTER NOVELS、第一回配本に引き続いて参加させていただきました。次があればまた、というお話はさせていただいていたのですけれど、それが『CLANNAD』でキャラクターが智代だったのはこちらから申し出てのことです。まさか前作で挿絵を描いていただいたオダワラハコネ氏まで智代を指名されているとは想像してませんでしたが(執筆が手間取って挿絵は完全原稿ではなく一部と構図の指定のみという形になってしまいましたごめんなさい)。
 なんとなくKey作品の二次創作は題名を音楽から取る、という縛りがそろそろ出来つつあるこの頃、これはサイモン&ガーファンクル『早くお家に帰りたい』の原題から取っています。アルファベットの題名、しかも一般的に馴染みのない単語なので内心どうだろう、と思いつつ、結局最後までいいのが浮かばずにそのまま通してしまいました。
 お話としては3つほどプロットをお見せして選んでいただき、結果いちばん明るくてコメディタッチのものが採用されましたが、実は他のプロットと比べて本編の構想がいちばん智代を可愛く書けたので、描き手としては非常に楽しめて助かりました――その代わり、ゲームの感想でも書いたとおり、どーもこの娘には煩悩のアクセルを踏み抜かれがちなので、その制御に却って苦労したりして。
 扱いに困ったのが智代の弟、鷹文です。ゲームをやった方ならご存知の通り、このキャラクターは智代の回想とラストシーンの2箇所にしか登場しません。しかし今回のエピソードでは立場上かなり動くことになるので、あの2シーンのみから描写を決めねばならなかったのがちょっと辛かった。また、朋也が就いた仕事について、智代シナリオではいっさい明言していないのですが、それを逆手にとってアフター・ストーリーでは活躍する芳野祐介にゲスト出演していただきました。このふたつは公式見解ではないからこそ出来るお遊びとして読んでいただけると幸い。
 ……それにしても杏は書きやすかった。出番は僅かですが、彼女の出ている場面は他の数倍の速さでした。煩悩のコントロールを優先せざるを得なかった智代や話の都合上で枷のかけられてしまった春原と比べると、もう書きやすいったら。昔は決して得意なタイプのキャラクターではなかったはずなのですが、それもこれも原作の杏担当のライター・魁氏のせいです。お礼として、今後も『CLANNAD』で書く場を提供していただけるならいずれ杏大爆発の話を書かせていただきたいと……いつの話だろう。
 ところで本編、私としては非常に珍しい三人称多視点で執筆しております。自由に書けるぶん楽かと思いきや、長年一人称か固定視点による三人称でのみ執筆していたために、却って手こずってしまいました。けっきょく章単位ではほとんど単一の視点で描いてますし。本格的に創作をはじめた頃に受けた薫陶のために、「区切りがない限りは固有の視点で」というスタイルがまるで動かなくなってます。いちど三人称多視点でも違和感のないものを書いてみたいとは思っているのですが……あんまし意味はないか。
(2004/12/10)

12, 最期の夢
2004年09月発表/『AIR』(Key/Visual Art's)のキャラクター・設定を敷衍したSS、内容いろいろ
『AIR アンソロジー・ノベル』(JIVE CHARACTER NOVELS/JIVE) [bk1amazon]

 約1年半ぶりのKey作品アンソロジー、今度は『AIR』に絞ってます。
 まえの『ここにいるよ。』の通底音は中島みゆきでしたが、今回はさだまさしです。題名そのものの曲も存在しますが、鍵となる科白は『解夏』のテーマを敷衍してます。
 アンソロジー・シリーズ最初の配本であるということで、あまり過剰に重い内容は避けたい――という話だったのですが、何せ原作がアレですし、前回プロットまではヒロインだった観鈴をちゃんと描いてやりたい、という欲求もあり、シリアスとコメディを共存させられるように、と構想した結果が、往人の見た幾つかの夢、という構成でした。
 ショートショート連作に近い体裁なので楽に書けるぞー、などと軽く考えていたのですが、全篇コメディなら筆さえ乗れば一気呵成に書き上げられるものを、一章ごとに気持ちを切り替えねばならず、加えてページ数のバランスにも気を遣いながらの執筆だったので、想像以上に厄介な仕事となりました。その代わり、この紙幅で主要キャラクターをほぼ全員登場させる、という無茶が実現出来たので、結果としてはそれなりに納得してます――いちばん扱いやすい聖の出番が一瞬しかなかったことと、当初の予測よりも観鈴の出番がだいぶ少なくなってしまったのがちょっと心残りといや心残りなんですが。
 余談。「にはは、ぶいっ」と書いた瞬間、思わず笑ってしまいました。誰のせいだ。
(2004/09/02)

11, 獅子心中
2003年09月発表/『月姫』(TYPE-MOON/Windows対応ゲーム/18禁)のキャラクター・設定を敷衍したSS
『月姫ごちゃまぜ2』(宙出版) [bk1amazon.co.jp]

 前巻から引き続き声をかけていただきました。当初、前巻同様の軽いタッチの話を用意していたのですが、諸般事情からしばらく前に執筆した本編が余っており、ちょうど『ALMA』のノヴェライズで手一杯だった時期でもあったため、こちらを当てた次第。三度目で初めて正ヒロインが出てきたというのもどーしたものやら。
 書くに当たっての諸事情を反映して、起承転結よりも雰囲気を重視した話に仕上げました。やや堅いタイトルが自分でも気になっていたりしますが、仮につけたこれよりもきっちりと嵌るものが思い浮かばなかったのも事実。代案として、あるジャズ・スタンダードを考えてもいたのですが、そうすると歌詞を引用しないと理由が解りづらいので断念しました。折角なので題名だけここで打ち明けますと、『あなたと夜と音楽と』という曲。後半、公園に登場するバンドが演奏していたのもたぶんこの曲です。気になる方は歌詞を探してご参照ください。
 そういう背景が頭にあったため、手近にあるmoodyなジャズなど聴きつつ読んでいただくとたぶん後半沁みます。最近のアーチー・シェップなど、スタンダード中心のテナー・サックスなどならなお良し。
 それにしても、『月姫ストーリー』でもこの『ごちゃまぜ2』でも、折角主演の話を用意していたのに、どーいうわけか彼女とは縁がありません。唯一全作品に登場しているくらいで、翡翠に次いで書きやすいキャラクターであるのは確かなのに。何処でも構いませんから機会があったら私に書かせてください、シエル先輩の話を。
(2004/03/20)

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10, 遠景/近景
2003年07月発表/『月姫』(TYPE-MOON/Windows対応ゲーム/18禁)のキャラクター・設定を敷衍したSS、実験的小説
『月姫ストーリー』(Heart Novels/宙出版) [bk1amazon.co.jp]

 9のスケジュールが無茶苦茶だったのを反省して、かなり余裕を取って執筆させていただきました。このところ軽い味わいの作品が続いたので、担当氏の許可が下りたのをいいことに文章を従来のテイストに戻しつつ、オリジナルの設定をかなり深刻な方へと掘り下げてみた次第。
 8とは別の意味でいろいろ仕組んだ作品ですが、こっちも多くは語りません。ただ、『遠景』の場面ひとつ終わるごとに時間を遡るという趣向は、ギャスパー・ノエ監督の映画『アレックス』が元ネタです。描こうとしているものは全然違いますが、こういう使い方もあるな、と思ったので応用してみました。『メメント』とは言わない。そういうならもっと真っ当なミステリにします。
(2004/03/20)

9, 花に嵐
2003年03月発表/『月姫』(TYPE-MOON/Windows対応ゲーム/18禁)のキャラクター・設定を敷衍したSS、ギャグ風味
『月姫ごちゃまぜ!』(宙出版) [bk1amazon.co.jp]

 あらゆる意味で型破りな仕事でした。依頼から締め切りまで一週間だわ、当初引き受けたときより枚数増えてるわ、載ってみたら小説俺ひとりだわ、云々。あまりに急激な展開故、細かいことを考えている暇はありませんでした。
 しかし、もともとキャラクターが完成されていたうえ、私にとっては非常に書きやすいタイプが並んでいたため、ここ最近にないハイペースで執筆できたのも事実。筆が走りすぎた挙句、掲載にあたって大幅に削りました。実はあのあとにもう一幕あったのですが、まるまる無くなってます。某氏は「あった方がちゃんとオチがつく」と評価していただいた結末なので、何かの機会に再発表できれば……とも思うのですが、はて。
(2004/03/20)

8, ここにいるよ。
2002年11月発表/『AIR』、『Kanon』(双方とも、Key/Visual Art's)のキャラクター・設定を敷衍したSS、青春もの
コンプティーク・編『Kanon & AIR SS 茜空編』(角川書店) [bk1amazon.co.jp]

 2002年3本目の商業掲載作は、色んな意味で趣を変えてゲームに基づく二次創作となりました。パズラーでもなければ、ホラー的趣向も交えておりません。
 当初別件で接点のあった角川書店のコンプティーク編集部から話を頂戴したのは8月末、この時既に他の方のプロットがある程度出揃っており、本のコンセプトは『Kanon』と『AIR』のミックスなのに、目に見えて『Kanon』偏向気味だったため、最初から私は出来れば『AIR』に基づく作品を、という形で依頼されたのでした。
 5で解るように、私は予め何らかの縛りがある、という状況に却って意欲を掻き立てられる厄介な性格である。最初の打ち合わせの段階で、キャラクターまで絞ってしまおう、ということにし、『AIR』のメインヒロインである神尾観鈴の話にすることに決めた。『Kanon』のキャラクターは可能であれば登場させる、という具合で。
 ……掲載されたのは、霧島佳乃メインの『Kanon』クロスオーヴァーものだった。
 プロットまではちゃんと仕上げていたのである。が、書いている最中で佳乃をメインとした幾つかの場面が頭の中に湧いてきて、同時進行で纏めたものを担当さんにお渡ししたところ、あとで着想したものの方がいいだろう、ということになってしまったのだった。
 作品が上梓された今、他の掲載作とのバランスを見ると、当初考えていたものでは色々と具合が悪い点も見受けられたので、こちらを採用して正解だった、とは思うものの。
 最初の打ち合わせの時に、いみじくも担当さんに言った台詞を自ら証明してしまった結果に、ちょっと複雑なものを感じるのだった。
「わたし、観鈴には冷たいんですよ」
 ……次の機会にはどーにかしてあげるから。ね。あればだけど。
 ちなみにこの作品にはやたらと細かいネタが盛り込んであります。果たして幾つ気づいてもらえるのでしょう。てか言わなきゃ絶対解ってもらえないと思うのだが、自分でも。
(2004/03/20)

7, あのバスに
2002年05月発表/ホラーなのかミステリなのか
井上雅彦・監修『異形コレクション第22巻 恐怖症』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon.co.jp]

 異形コレクション二巻連続で三度目の掲載。もういいよね異形作家って言って、ね?
 ……しつこい寝言はさておき、某氏と何度か企画を立てては頓挫している、中島みゆきの楽曲からタイトル・テーマを戴いた作品集の一本として構想した短篇(アルバム『心守歌』収録)。……が、まるっきり、とは言わないがかなり内容的にかけ離れたものになってしまった。微妙に重なるようにし向けてはいるのだが。
『白面』と同じ登場人物がひとりいるが、微妙に性格が違っているのは視点が違うからであって、作者が性格を忘れていたとか描き分けが出来ていないからではない、といちおう弁解しておく。シリーズとしての掲載を狙ったわけでもないので、また異形にこの人物が登場するかも不明。
 なお、初版分には若干のミスがありますので、お持ちの方はなるべく読了後にこちらをご確認下さい。
(2002/05/09・2002/05/11加筆)

6, 白面
2002年01月発表/怪奇ミステリ
井上雅彦・監修『異形コレクション第21巻 マスカレード』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon.co.jp]

 異形再登場。もう異形作家と自称していいですか? ……駄目?
 という世迷い言はさておき。
 前回の『ゆびに・からめる』で井上氏に怪奇探偵小説と表現していただいたのが妙に嬉しく、では次は狙って書いてみようと思った結果がこれ。お陰で、見本が出来てから初めて伺った感想には「ミステリ」という言葉が混ざったのであった。ページ数が収録作中最多なのも実は狙い通りだったりする。
 後日発表出来ればと思っている作品へのリンクもちょっとあったりするが、あんまり気にする必要はありません。
(2002/01/08)

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5, 放課後メイド探偵
2001年09月発表/学生メイドさんミステリ(……)
『Aria Vol.1』(FOX出版) [bk1amazon.co.jp]

 事実上、深川 拓初めての「仕事」としての短篇。
 元々は同誌のインタビュー記事でのインタビュアーを依頼されたのだが、雑誌企画の楽しさに乗じて企画ものにも嘴を突っ込んだ結果がこれ。
 同人方面から活動を広げつつあるしんたろーさんのイラストから着想し、そのテイストと雑誌の方向性を活かしつつ小説を書き上げる、というまさに曲芸。楽しかったが指定のシチュエーションや自分の嗜好などを盛り込んでいるうちに当然の如く枚数が不足し、結果的にこの雑誌で一番ページ数を食った小説になっていたりする。
 好評ならば続編を書かせていただけるのだけど、はてさて。
 ちなみに『メイド探偵』という想は以前、ある方から頂戴したもので、それをふと思いつきでイラストの女子高生にくっつけてしまったのが規模拡張のそもそもの原因。
(2001/9/6)

4, ゆびに・からめる
2001年06月発表/官能的ホラー
井上雅彦・監修『異形コレクション第19巻 夢魔』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon.co.jp]

「えろえろよ――!!」by黒沢みなも(『あずまんが大王』)
 ……違う。いや、違わないけどそういう話じゃなくて。
 実はこれこそ2で触れた「どっかで彷徨っている」一本目のホラーだったりする。彷徨い続けた挙句にあろうことか異形コレクション掲載である。世の中何が起きるかわかったもんじゃない。
(2001/6/6)

3, 情炎
1999年11月発表/パズラー、1の探偵役「春川 敬」再登場
鮎川哲也・編『本格推理(15)』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon.co.jp]

 五年ぶり十巻ぶりの本格推理再掲載。春川敬二度目の活字化である。
 紹介欄での書かれ方には首を傾げたが、毎年投稿し続けて久々の掲載だったので喜びもひとしお。毎年末に50枚の短編を書き続け、この枠内で書ける本格ミステリというものが漸く見えてきた、そういう時期に書いたのが良かったのかも知れない。
 しかし折角慣れたのに、この巻を以て鮎川氏は編集長を退き、再来年から二階堂黎人氏指揮下、上限も100枚と規制を緩めた上で再スタートするそうな。いや、書きやすくはなるのだけれど、折角慣れたのに、ねえ……
 活字化された作品の中では、多分一番リーダビリティが高いのではないでしょか。入手もまだまだ容易の筈。
ここから下(2000/1/8)

2, 器
1999年10月発表/「くだん」テーマの怪談
『幻想文学56』(アトリエOCTA) [bk1amazon.co.jp]

 生涯二本目の短編ホラー。一本目はまだどっかで彷徨っている。
 牛込櫻会館の「幻想的掲示板」にて妖怪「くだん」に纏わる話題が俄に沸騰、それを契機に『幻想文学』誌上で急遽「くだん&牛妖」特集が組まれる運びとなり、更にインターネットにて「くだん」に纏わる作品の公募が行われた。
 元々「くだん」についてはちょっと興味を持っており、うまいこと腹案もあったので、勇んで執筆に取りかかった――はいいものの、制限15枚なのに何故か執筆に手間取り、メールで原稿を送ったのは悲しいかな、締切1分後のことだった。だが、編集の皆様の温情もあったのか、無事掲載していただく。この辺の苦労は日記にもちょっと片鱗がみられます。
 しかし応募から掲載までひと月足らずって……

1, 鬼神たちの夜
1994年11月発表/パズラー
鮎川哲也・編『本格推理(5)』(光文社文庫/光文社) [bk1amazon.co.jp]

 初めて活字になった作品である。執筆が高校生の頃で、掲載がその一年後――正直言ってもう見たくなかった。
 今でも文章を直したいという気持ちがあるのだが、最近になってこれを評価して下さる御意見も耳にし、ちょっと困惑していたりする。
 テーマや組み立ては未だにお気に入りの一編である。一応、深川子飼いの探偵・春川敬デビュー作、になるのか?
 尚、現在書店では簡単に見付からないと思います。試したことないけど。

Copyright (c)Tuck Fukagawa 1999-2004

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