きっかけ〜検診を受けるまで

わたしが初潮を迎えたのは中学1年の春だった。
当時、身長が高い割には体重が軽く、同じような体格の子の中では遅いほうだったかも知れない。

それからもどちらかというと不順ぎみで、遅れることがしばしば、そして生理痛というか腰痛がキツイ方だった。2日目なんか立っているのもつらいということが多かった。
後に婦人科を受診したときに「子宮後屈が強い」といわれ、腰痛もそのせいだと言われたことがある。そのときからなんとなく「婦人系は弱いんだろうな・・・」という感じがあった。それが的中するとは想像もしなかったが。

30歳になった翌年の4月、市から1枚のハガキが届いた。

     「ガン検診を受けましょう」

ああ、30になったんだなあ・・・としみじみ感じたが、その後39歳まで受診することはなかった。

きっかけは2004年の春だった。
同僚の女の子からおりものの異常の相談をうけ、心配なら婦人科に行ったほうがいいよ!とすすめたところ、結果はとくに問題なくついでにガン検診もうけてきた〜ということで、同僚の間でがん検診の話題となった。
そうだよね〜1度は受けたほうがいいよね〜と言いながら、近所に気軽に行ける婦人科がなく、どうせ行くなら市民検診で・・・という気持ちもあり、そのまま時間が過ぎて言った6月のある日のこと。

「あれっまた生理がきた!」10日ほど前に終わったばかりなのに、生理がきた。別に妊娠しているわけでもなく、変だなあと思いつつ通常に終わったかのように見えた2日後にまた少量の出血が!
「これはちと変だよ」と思い、婦人科へ行くことを決め、一番近い産婦人科を調べて、土曜日午前中の予約をとったのでした。そして、同僚に報告。「今度の土曜日に受診するわ」「調べて何もなかったら安心だもんね」
何もなかったら・・・のはずだった。