直線上に配置
直線上に配置

アーケード機を一般の自宅に配置する場合、気を付けなければいけない事は、大きく分けて3つあります。初めに重量の問題!!業務用機は、重量の事などまったく考えず作ってあります。29インチクラスの筐体でも100Kぐらいの重量は、あたりまえにあります。ホッパー装置など装備しているものだと170k〜200kになります。また駆動部のある筐体ですと250kぐらいの物もあります。
1台2台ならあまり問題には、なりませんが3台以上になると一般家庭では、強度の問題が発生してきます。よくピアノを置く位置に補強が必要なのと同じです。しかし一般的にピアノは、ひと部屋に1台が普通です。アップライトなら補強としても300kぐらいまでの強度しか考えてありません。筐体を3台置くと付属品など入れると500k近くなり軽トラ一台ぐらいを部屋の中に置くようなものになるのです。この問題は、2階だけでは、ありません。1階でも基礎にどこまでの重量設計がしてあるかを確かめる必要があります。私の場合プレイルームは、2階にあり筐体16台とメダルやパチンコ玉などの付属品を入れると全重量は、1400kぐらいになります。さすがに1トンを越すと補強レベルでは、耐用できません。ある程度自宅設計時点で基礎から補強が必要です。
もちろん総重量プラス遊ぶ人間の体重の部分も計算しとく必要があります。パーティーなど開催すると一度にこの部屋に人が集まるので多めに設計して置いた方が良いでしょう。

次に電源です。消費電力も筐体によって1台100w〜600wまで幅があります。駆動部のないマシンであれば29インチクラスで100wちょいぐらいです。
一般的にコンセントの容量は、1フロアー20Aぐらいですがメインブレーカーが30Aだと冷蔵庫やエアコンなど生活に必要な家電製品が元気良く稼動していたら筐体2台入れると限界です。しかし電源の問題は、先ほどの補強にくらべ簡単にアンペアを上げる事が出来るのでご安心を!!契約している電気会社に電話1本かければ、無料でアンペアアップをしてくれます。
だだ基本料などは、上がるのでよく確かめてください。さて総アンペア数を上たら今度は、分電板から先の配線が必要です。筐体のある部屋まで必要なアンペア数の専用線を引く事になります。エアコンの専用線みたいなものです。これで電力の問題は、解決です。

最後に地震対策です。筐体は、重量があるのでプレイ中などに地震が起きたら大変です。壁に釘を打ったぐらいの固定ですと根こそぎとれます。柱などの住宅フレームからの固定が望ましいです。