材料置換のススメ(その1)

レジンキャストキットは、多くの場合各種ディテールが一体で抜けています。

そのディテールをペーパー掛け等で殺さない様にするのが本流でしょうが、でも中には、少々の手間を掛けても他の材料に置き換えてしまった方が効果的な事が多々あります。

例えばこれ。元々水着の肩紐とリングが一体で抜けていますが、リングの部分を切り飛ばし、0.5mm位の穴を開けます。
(貫通させず、あくまでパーツが嵌まる程度です)

最近はメタルカラーの塗料も随分良くなりましたが、やはり本物の質感には叶いません。

そこで今回使用するのはこれ。
アクセサリー用素材として、東急ハンズで売ってます。各種サイズと色違いがありますので、気が付いた時に何種類かまとめ買いしてストックしておくと何かと便利だったりします。

今回使用のリングは細いのでカッターで半分に切って使用。半分に切る際、セロテープでマットに貼り付けてその上から切ると切ったパーツが飛んで行方不明、といった悲劇もありません。
(その代わり刃の寿命は短いです)

今回は片方で2つ、合計4つ用意しますが、4箇所とも微妙に大きさ等が違いますので、パーツとのフィッティングが終わったら、接着するまでは識別できる様にしておきます。

完成したのがこれ。
白化対策として、塗装後に高透明エポキシで接着します。

他にも、服のボタン等、置き換えで引き立つディテールは結構あります。

キットによっては、失敗した時の復元を考えると躊躇するケースもありますが(イベント限定品とか)、現状の作例に不満があるなら トライしてみる価値はあると思いますよ。