表面削って、塗装前の状態

ジェル調合中

完成した状態

セーターは、240番のペーパーでパーティングラインもろとも表面のモールドを一旦削り落とします。
そしてモールドを復元するのに、リキテックスのテクスチュアジェルを使ってみました。

何種類かあるのでいろいろテストした結果、今回はナチュラルサンドをチョイス。
ジェルが透明なので、どこまで塗ったか見えるように薄く着色し、ほんの少々ペインティングメディウムで薄めてやると塗りやすくなります。

小さな気泡はジェルで目立たなくなりますが、段差等は塗ってしまってからでは修正出来ないので、塗る前に、パーティングラインや段差はきちんと修正して消すのが重要なポイント。

それから縫い目の部分は細切りマスキングテープでカバーして、ジェルで埋まらない様にするのと、模型用の安い平筆では毛先が抜けてしまうので、絶対筆は良い物を使う事。
アクリル絵画用の、きちんとした平筆を一本用意するのをお勧めします。

いざやってみると、元あったモールドとほぼ同じ感じになったので、推測するに原型も同じ方法で作ったのではないかと思われますが、このジェル、粘着力が強いとは言えレジンキャストの表面に乗っているだけですので、取り扱いには注意が必要です。
もっとも、そのお陰で失敗しても剥がしてやり直すのは比較的簡単ですが。