ATOMIC-BOM TRIFORCE (自転車編その3)

電飾編その3(配線について)

まずはドリルで開口

テールランプとして仕込むLEDの準備は出来ましたが、問題は配線ルートの確保。
まずテールランプからの配線は、シートの両側からドリルで配線を通す為開口。
パーツにあまり肉厚が無く、穴を開けると強度が確実に落ちるので、開口部には薄肉真鍮パイプを通して補強します。
他にも案はあったのですが、仮組みで何度も組んではバラす事等を考えた結果、一番単純なこの方法となりました。


外側からも開口

で、両側から穴を開けて設けた配線ルートの合流部ですが、配線がスムーズに通る様外側からも開口して工作します。
2mm幅のタガネでせっせと彫って、両側から開けたドリル穴が繋がる様に工作。

これで無理なく配線が通る様になりましたが、大穴あけたので強度低下は必至。
塗装はともかく、組み立ての際にボキッと折れたら話にならんので何とかせんといけません。


真鍮チャンネル材で工作

そこで開口部には、真鍮のチャンネル材を曲げ加工したものを埋め込んで補強します。
この後上からプラリペアを流し、ヤスリで整形してツライチにすれば一丁上がり。
シート部分は何度も仮組みしてはバラしてを繰り返すので、強度が無いとシンドイのですがこれで一安心です。


カーボンデカール貼り

サフ吹きして表面処理後、カーボンブラックマットを吹いた上からカーボンデカール貼り。

カーボンデカールを貼る際は、ある程度編み目の向きを考えて貼ると説得力が出てきますので、左右とセンター、裏側で編み目の向きを変えて貼ります。

所々にある三次曲面部分は、トロンのデカール軟化剤で半ば強引にクリア。
使い方を間違えるとデカールが溶けたりする代物ですが、使いこなせればデカールを貼る際には何とも頼もしいアイテムです。


LEDモジュールの組み込み

LEDモジュールをエポキシボンドで固定して、レンズ部分を多目的ボンドで貼り付ければテールライトは完成。
ただこの後の点灯テストでレンズ部分の隙間から光漏れが見つかったので、隙間の上から細切りにしたHASEGAWAのつや消し黒フィニッシュを貼り付けて遮光する必要がありました。

このシート、結構伸びる上に遮光効果も中々のものなので重宝しました。


シートに追加工作

遮光用にシートを貼るついでに追加工作。
消灯状態だと黒一色でパッとしないので、ライトの上側にアクセントとして蛍光赤のフィニッシュシートを貼り、更に上からMFHの皮革調シートを重ねて素材の違いを出す事としました。

え、なしてこんな所に革のシート貼るのかって?
だってそのまま座ったら絶対お尻が痛そうじゃないですか。
時間があれば、0.3mmのプラ板貼ってパッドが入ってる感じにしたかったのですが、まぁこの辺は次回以降の課題としますか。


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