ハルヒバニー ギターのディテールアップ(その3)

さぁ始まった、怒涛の金属工作。

まずは一番簡単な？ピックアップのパーツから。
0.5mmの真鍮板に、ケガキ針で寸法取りしたら、ピックアップを埋める穴を0.7mmで開けます。

この手の作業は切り出し前にやっておくのがベター。
切ってからだと、パーツが小さくなるので保持しにくくなって作業効率と精度が落ちます。

穴あけが済んだら切り出す訳ですが、正確に長方形に切り出すのは結構大変な物です。

結局何個か切り出して、その中から一番状態の良い物をセレクトしてから修正する事にしました。

出来が良いモノを選択したら、角を丸めて整形し、ケガキ線やら傷やらを消す為に表面をペーパー掛けします。

この後、バフ掛けしてニッケルメッキ→プラチナメッキして、再度バフ掛けして艶出ししたのが写真の状態。

オリジナルのパーツは、両サイドにリベット穴を開けた後、表面のモールドを削り落とします。

真ん中にあるのはギター本体への取り付け用の軸打ち穴。
上からフタしてしまうので、大穴も躊躇無く開けられると言う物。

この後、サフ吹きして黒に塗装します。

完成したピックアップがコレ。

ベース部分にメッキパーツを接着したら、ガンメタルに塗った虫ピンの頭をピックアップとして埋め、横のリベットも同じく極小虫ピンを埋めて復活させてやります。

これでも今回はほんの序の口。はあぁ・・・。