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「Fate/Stay night」舞台探訪〜冬木市編〜
体は萌で出来ている。 血潮はおさげで、心はメガネ。 (委員長!) …え〜、それはさておき。 ネット上の先達の方々のご活躍により、「Fate/Stay night」の背景画像のモデルは、神戸市の周辺に集中していることが判明しています。 そんな、冬木市のモデルとも言える、神戸市周辺を訪ねました。 メンバーは、いつものQLAND氏、そして今回、直前で休みが取れて久しぶりに加わったSUGI氏、という顔ぶれです。 色々とあって我々が舞台に出かけたのが2004年11月。さらに旅行記をアップするのが遅れて、すでに発売から1年も過ぎ、ファンディスクの「Fate/hollow ataraxia」も発売されようかという時期になってしまいました。 そんなわけで、大分乗り遅れた感がある舞台探訪ですが、2004年のゲーム界の金字塔とも言うべき「Fate/Stay night」へ捧げる、舞台探訪です。 トイショップ −どこかのトイザらス−
と、言いつつ、いきなりだが敗戦報告から始まるのだった。
当初は、明石市を回ってから、作中のトイショップのモデルとの情報がある姫路市のトイザらスへ回る予定だった。 しかし、姫路市は、他の舞台からはずっと遠く、片道40分程度かかるのだ。 それなら、チェーン店でもあることだし、神戸市内のトイザらスでも似たようなコーナーがあるのではなかろうか? と思ったのが苦難の始まりだった。 QLAND氏の車に乗って、最初に回ったのが、神戸市の山側にある、トイザらス「神戸ジェームス山店」。 ここのぬいぐみコーナーは、作中に結構似ている。 天井の色が違うのはアレンジとしても、ぬいぐるみの陳列の仕方はそっくり。「Fate」のトイショップのモデルが、どこかのトイザらスというのは間違いないようだ。 けれども、神戸ジェームス山店の天井の蛍光灯とエアコンの配置は、作中とは微妙に違っている。 「やっぱりこことは違うのかなぁ?」 と言いつつ、次に回ったのが、JR神戸駅前の、トイザらス「神戸ハーバーランド店」。 ここは、決定的に違った。天井が低すぎて、陳列棚の上すれすれまで来ていたのだ。 神戸市内のトイザらスは、以上の2箇所のみ。 そんなわけで、神戸市内でのトイザらス探索作戦は失敗に終わったのだった。 えっ、写真はどこかって? それが、トイザらスは、店内撮影禁止なのですよ。 店員さんに撮影許可をもらえばいいのかもしれないが、面倒なので断念した次第。 衛宮家外塀 −兵庫県明石市 織田家長屋門−
JR神戸駅から電車に乗って約30分弱、JR明石駅を降りて、目の前にあるのが明石公園。
明石市内の舞台は、この明石公園付近に集中している。 駅前の通りを西に歩いて行くと、衛宮家外塀のモデルになった、織田家長屋門がある。
まさに衛宮家外塀そのもの。 ポイントは石垣の手前、「ハの字」に組まれた石の間に小さい石がのぞいている所。ゲーム中の背景はここまでそっくりに描かれている。 側溝の作りが違うけれども、これは原作の撮影後に改修工事が行われた模様。
正面から見るとこんな感じ。 駅前通りのため、交通量は多く、原作中の閑静な感じでは無い。 さて、次の撮影ポイントへ、…と思ったら、連れの二人からブーイングが。
“ちん”って、主上(@「朝霧の巫女」)ですか?
ワタシの存在価値って、コレだけですか…orz 妙な勝利感にひたって意気揚々と歩く二人と、その後ろで肩をうなだれ気味に歩く私、という構図で明石公園の中を抜けて、公園の北のはずれの弓道場へ。
これが作中の弓道場のモデル、兵庫県立弓道場。 作中では、もっと全景が入った「引いた」アングルになっているけれども、私のデジカメの広角ではこれが限界。 もっと後ろに下がればもう少し入るのだけれども、この日は練習している人がいて、これ以上やると練習している人の視界に入って邪魔になるだろうということで断念。 その他にも、今回は作中と同じアングルで撮ろうとして広角が足りずにくやしい思いをした場面が何度も。やっぱり今どきは一眼レフでないとダメなのか?… 冬木大橋 −兵庫県神戸市 神戸大橋−
JR明石駅からJRで20分ほど。JR三ノ宮駅で降りて、ポートライナーに乗り換え。
…と、思ったらこの日はポートライナーが工事でお休み。代わりにバスが走っているとのことでそれに乗り込む。運賃は無料。ラッキー。 ポートライナー中公園駅付近で降りて、歩いて北公園へ。
作中の「海浜公園」こと、北公園。 セイバーとギルガメッシュの死闘があったり、雨の中で桜を追いかけたりとイベントが多かった場所。 作中では、左側まで広場が続いているように描き直されている。
上の写真は、セイバーと凛とのデートシーンで使われたもの。
上の写真は、夜のシーンで登場。作中では橋が消されて、左側に木立が描き足されている。 ここに夜来ると、だいたい悪いことが起きるような記憶が…。ガクガクブルブル 北公園から「冬木大橋」こと神戸大橋へと移動。 作中に出てきた、マンホールのある歩道を探して市街地方向へと歩く。
あった! ほぼこのアングルで間違いない。 ポイントは、歩道のマンホール、車道の横の道路標識、右側にもう一本の橋の一部が見えること、さらにその下にポートターミナルの屋根が見えること。 作中ではもう一つ、この橋を逆に渡る背景があるが、この画面の左右反転と判断して良いだろう。理由は、作中では道路標識と左手側の別の橋が描かれているが、 (1)この歩道を逆から歩くと道路標識の表側が見えないこと(車の通行方向と逆だから) (2)道路の反対側の歩道の場合、別の橋は右手側になること の、以上2点による。 この後、ポートターミナルから代行のタクシーに乗って、三宮へ。 もう1箇所撮影ポイントがあるのだが、あたりが暗くなってしまったので、どうせ後から行っても同じことだろうと覚悟を決めて、QLAND氏の案内で三宮のオタクスポット巡りをすることに。 ゲーマーズ、とらのあなと回った後、「おたくビル」として名高い三宮センター街西館を回る。う〜ん、これが神戸復興の象徴ですか?<偏見です オタクスポットでの買い物も終えて、いよいよ本日最後の目的地、ホテルモントレ神戸へと向かう。
上の写真は、ホテルモントレ神戸の入り口から入ったすぐの場所。 夜では当然暗くなってしまっているわけで、ゲーム中のように鮮明には撮影出来なかった。まぁ、他のサイトさんで紹介されているので、そちらを見てもらうのが吉かと。 「きーっ、ここは泊まった時に偶然見つけていたのにー!」 とは、QLAND氏の弁。まぁ、そういう事もあります(^^; さて、このホテルモントレ神戸には、他にも教会内部の「綺礼の部屋」と「地下祭壇」があるということなのだが…。 ホテルの中を覗いて見て、だいたいの場所の見当はついた。だけど、これがちょっと、宿泊者か結婚式参列者以外は入って行ってはマズイ場所なんじゃないかと思うような場所で…。 結局、撮影は断念。ここは探訪先に迷惑はかけないというポリシーで。 それを言えば上の中庭も結構グレーな撮影ポイントではあるのだが、入り口入ってすぐの場所でフロントの手前なのでこれはセーフじゃなかろうか? と勝手に判断させていただいた次第。 ホテルモントレ神戸の宿泊料金は、一番安いビジネスプランは1日限定10室だそうなので、正攻法での内部の撮影のハードルは比較的高そうだ。 冬木市深山町 −兵庫県神戸市北野町−
QLAND氏宅に泊めていただいて、翌日、電車で神戸市へ。
阪急電鉄の途中、見慣れた駅名を見つけて、
「了承(一秒)」 三宮駅で地下鉄に乗り換え、新神戸へ。 新神戸駅を降りて、異人館のある北野町を目指す。 駅前から続く「北野通り」を登って行くと…。
「あった!」 バーサーカーに遭遇したりと、教会の行き帰り途中の不安感が印象に残る坂道である。 微妙に街灯と建物の位置がゲーム中と合わないのだが、若干のアレンジかもしれない。 この坂のあたりから、神戸市北野町。 そう、我々は、作中の“冬木市深山町”へと足を踏み入れたのである。
北野通りが不動坂とぶつかる交差点を右手に登って行くと、上の坂道がある。 作中での、間桐邸へと続く坂道。桜と金髪青年が話していたシーンで登場している。 ここから西へ折れて、そこからさらに北に坂を登って行くと、うろこのような特徴的な外壁を持つ、「うろこの家」がある。 その二階に上がると…、
これは、まさに凛の家の居間そのまんま。 今にもアーチャーが出てきて紅茶を入れてくれそうな居間である。<どんな居間だ? ちなみに、入場料は\1,000。この写真たった一枚撮るために\1,000…orz 「うろこの家」から少し坂を下りて、さらに西へ進むと、有名な「風見鶏の館」がある。
他のサイトさんで既出であるが、左側のトンガリ屋根の塔を消して左右反転するとほぼ作中そっくりになる。 今思い出すと、「風見鶏の館」を見に行ったはずなのに、有名な風見鶏を見た記憶が無い…(笑) 森の中の廃墟 −兵庫県神戸市 某所−
そして我々は、冬木市舞台探訪の最終目的地、「イリヤの森の中の廃墟」へと足を延ばした。
某乗り物に乗って、目標の建物が見える場所までは行ったのだが…、 「こんな所、行けるわけないだろ! っていうか、行くな!」 常識的に考えれば、行ってはいけない場所なのである。 舞台探訪者としては、行動が問題視されて作品に迷惑がかかることは慎みたいと思うわけで。 そんなわけで、当サイトとしては、舞台探訪地として推奨いたしかねまする。 行きたいと思い始めてから半年以上、その間、「SNOW」や「ARIA」の舞台探訪を優先した事情もあって、大分世間(?)から乗り遅れた舞台探訪となってしまいました。 今回は、ファンシーショップ、教会の内部、森の中の廃墟、と、撮りたくても撮れない場所が多く、時間をかけて回ったわりには写真の点数が少なくて、多少フラストレーションの残った感があります。 それでも、神戸大橋から北野町周辺は歩き回るには手頃で、また北野町は元々観光名所でもあるため、普通に観光しても十分楽しめる場所です。 最初から判っていれば、配分を考えて、 1日目:明石→三ノ宮→神戸大橋→ホテルモントレ神戸一泊 2日目:三ノ宮→新神戸→北野町付近散策→新幹線 という配分にすれば、教会内部の写真もそろえつつ、もう少し北野町付近をのんびりと散策出来て、さらに充実した舞台探訪が出来たと思います。 最後になりましたが、ドライバー,宿の提供と毎度お世話になっているQLAND氏、そして忙しいところ駆けつけてくれたSUGI氏に感謝です。 また、この舞台探訪で参考にさせていただいたサイトさんの紹介です。感謝m(__)m
P.S. 例によって例の写真はもっと無いのか? という貴方には、こちらでどうぞ。 終わり。
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