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関西に行く途中、青森の酸ヶ湯(スカユ)温泉に寄りました。千人風呂と呼ばれているように、大きな湯船が2つあり混浴です。
姫路に住んでいる息子が家を新築したので、お祝いと見学を兼ねて遊びに行く事にしました。
当初ベガを連れて車で行こうと考えましたが、1,500Kmの距離とフェリーを考えると、犬の身にはあまりに酷です。
迷った末、可愛そうですが、かかり付けの動物病院に預け家内と2人で行く事にしました。
そこで、以前から是非行きたかった青森の酸ヶ湯に寄る事にし、次の旅程にしました。
姫路(網干)までの乗車券
経由:欄には、千歳線、室蘭線、函館線、海峡線、奥羽線、羽越線、信越線、北陸線、湖西線、東海道線、山陽線
と記入してあり、最後の3線は手書きです。
いよいよ当日、恵庭駅6時59分発の快速エアーポートで南千歳に行き、7時26分発函館行きの「スーパー北斗2号」に乗車しました。
南千歳駅のホームに入線する「スーパー北斗2号」
振り子式のディーゼル特急で最高速度130Km 札幌⇔函館間を3時間10分で結びます。
次の停車駅は苫小牧。駅のすぐ左には王子製紙の工場があり、大きな煙突がそびえています。苫小牧を発車し、家並みが途絶えると
右側に樽前山が望めます。昨年登った山です。
車窓の左は王子製紙苫小牧工場、右は雪を抱いた樽前山
東室蘭を過ぎると進行方向左手後ろに駒ケ岳が望めます。これから通過するところが後ろに見えるんです。列車は快いエンジン音を響かせ噴火湾岸をぐるっと回って行きます。
車窓のかなり後ろ寄りに望める駒ケ岳。海は噴火湾です。矢印の方向に写しました。
森を過ぎると海とはお別れです。エンジンをさらに轟かせ駒ケ岳の山麓を登っていくと、間もなく左手に雪を抱いた駒ケ岳が勇壮な姿を見せてくれました。
駒ケ岳です。
大沼公園を過ぎ、やがて列車は定刻の10時11分、函館に到着しました。
ここから先は線路がありません。
右側が今到着した「スーパー北斗2号」、左側が同じホームに停車中の特急「白鳥18号」
ここからは電化区間、電車特急「白鳥18号」は八戸行き。八戸からは新幹線に接続しますが、我々は青森駅までです。
出発すると札幌方向に進み、次の五稜郭駅から津軽海峡線に入ります。
約30分の待ち時間が過ぎ、10時40分函館を出発。間もなく津軽海峡が見えてきました。しかし、曇っていて見通しが悪く本州は望めません。車窓左手後ろには函館山が望めます。
函館山です。
木古内を過ぎて間もなくすると世界最長の青函トンネルに入ったという車内放送があり、さらにスピードアップしたようです。在来線特急は最高速度が130Km/hだが、青函トンネルのみ特例として140Km/hになっているらしい。
やがて長いトンネルも終わり、ようやく本州に入った。
6年ぶりに見る本州の景色は雨に煙っていました。
青森の手前、津軽宮田付近から見た夏泊崎、左は下北半島。
ようやく今日の最終下車駅である青森に着きました。過去この駅は北海道に渡る際、連絡船に乗り換えるため10回近く通過しましたが、下車するのは今日が初めてです。
駅舎は古いし狭く、県庁所在地の駅としてはとても見劣りがします。おそらく一番質素ではないでしょうか。
青森の駅舎はとても質素。町に雪はまったくありません。