2008年11月の魚

雨季に入り海は大荒れとなり、市場に新鮮な魚を見かける機会が少なくなってきました。 魚の種類にも変化があり、こらからの季節はクロダイの大きなものが目立つようになってきます。

2008年10月31日

キントキダイ科の魚 キントキダイ科の魚
ハン市場でキントキダイに似ているが、どこか違う魚を見つけた。 魚の色・ウロコがやすりのようなところは同じだが、背びれなどに斑点が無い。 尾びれの形も異なる。日本の南部で捕れないせいか図鑑にも載っていない。
鮮度がイマイチなので塩焼き・煮付けにしてみた。味はキントキダイと同じでうまい魚であった。

2008年11月4日

シロアマダイ シロアマダイ
今日は波が小さいので、すぐにあきらめて市場に直行。ナギの日には近場のいい魚が入ります。
最初に目に付いたのがシロアマダイ。30cmの魚三匹お買い上げ。800gで40000ドン(250円)
まだ少し小さいが、これからシーズンでいい型のものが期待できます。

イトヨリダイ イトヨリダイ
今日の最も新鮮な魚はこのイトヨリダイ。湯引きして霜川造りとすり身にして 油で揚げてみる。
28cmと38cmの魚二ひきで。800g、40000ドン(250円)

刺身 イトヨリダイ・シロアマダイ刺身
(上)イトヨリダイ霜皮造り あっさりしていてウマミがある。
(下)シロアマダイ とろけるような食感で、甘みがある。
シロアマダイの刺身はたまに食べると非常にうまいが、続けて食べると飽きがくる。

2008年11月5日

小メアジ 小マルアジ 小メアジ(左)と小マルアジ(右)
ナギで天気もいいので新鮮な魚を期待して市場に行った。。
まず小アジを2種類買ってみた。どちらがおいしいか刺身にして味比べと。
メアジ500g,20000ドン(120円)、アマルアジ1Kg,30000ドン(180円)
あまりはネコのエサ。アジが大好物です。

小アジ刺身 小アジ刺身
メアジは歯ごたえも良く、あっさりとした味。マルアジは歯ごたえは落ちるが、 ウマミがある。
(左メアジ、右マルアジ)
私はマルアジに一票。マルアジはムロアジのグループでピカイチなのだ。
関東ではなかなか食べられません。

夕食のおかずは、タイワンダイとアカヤガラだ。 タイワンダイ アカヤガラ タイワンダイ(左)とアカヤガラ(右)
タイワンダイの大振りなものがあったので、迷わず買ってみた。
27cm,380g,25000ドン(200円)
そして大きなポリバケツに満載で売っていたアカヤガラも。 一度買っていい思いをしなかったが、先日Y先生がアカヤガラの刺身はおいしいよと言っていた。
116cm,600g,30000ドン(280円)。
さてどんな味の刺身か。

2008年11月6日

カンパチ カンパチ
朝のハン市場で見つけた新鮮なカンパチ。しょっちゅう見かけますが、なかなか生きのいい 魚が無い。大きさも手ごろだ。
41cm,820g,48000ドン(300円)

オジサン オジサン
図鑑で見て、いつか出会えると期待していたオジサン。
ミーケビーチの路上市で始めての遭遇。オジサンは南日本からインド洋に生息しているのだ。
オジサンたちを刺身にしてみよう。
17-18cmのオジサン7匹で400g,20000ドン(130円)

2008年11月7日

ナンヨウチヌ ナンヨウチヌ
雨季はチヌの型がよくなる。タイワンダイもいい型のものがあったが、刺身はチヌのほうがおいしい。 (ハン市場)
31cm,600g,50000ドン(310円)
刺身 ナンヨウチヌ刺身
クロダイ(チヌ)の刺身は。食感・うまみ・甘さのバランスが取れていていい感じです。 ダナンの雨季で一番うまいのはこの魚であろう。

2008年11月19日

コシナガ コシナガ
南シナ海は大荒れで、あまり期待せずにハン市場に行きました。しかし、コシナガとメアジだけは 新鮮な魚が並んでいました。近場の小魚にはいいものがありません。 小船では漁に出れないのです。
コシナガは小型のマグロで、ダナンではいつも見かける魚です。
37cm,780g,35000ドン(220円)。

メアジ メアジ
いい型のメアジだ。刺身に手ごろな大きさだ。ダナン湾で獲れたものであろうか。
33cm,400g,15000ドン(90円)。

コシナガ刺身 コシナガ刺身
コシナガの刺身(左)は身が柔らかく、魚にうまみがありとろけるような食感があります。 日本で食べる一般的なマグロとはかなり違いがあります。 小さいと言えども一人では食べきれないので、あまり買う機会がない魚です。
メアジは癖の無い味、大型なのでアブラが乗っていておいしい。

2008年11月20日

クロアジモドキ クロアジモドキ
今日は刺身で食べられる魚がありませんでした。塩焼き用に買ってきたのがこの 魚。新鮮ならウマイ刺身が作れます。
20cm,2匹で400g,20000ドン(120円)、少し高いかな。
クロアジという和名の魚は存在せず、マアジの外洋にすむものをクロアジと言うそうである。
マアジに似ても似つかないのに「モドキ」とはなぜだ。
クロアジモドキは南日本からインド洋まで分布する。
一匹は塩焼きにしてみたが淡白でものの足りなかった。関西では西京漬けにして 焼くそうである。もう一匹は、醤油・ミリンなどに漬けて焼いた。 このほうがうまかった。

2008年11月21日

ギンガメアジ 小あじ(ミナミギンガメアジ)
ハン市場で久しぶりに三姉妹が店を開いていた。大きなザルに入った雑魚がいい。 まだ跳ねている魚もある。その中からギンガメアジを選んでもらった。
17cmのアジ8匹で500g,35000ドン(200円)と高い。新鮮な魚はほかに見当たらないので しかたない。客のおばさんたちと奪い合いして買ってきた。
ミナミギンガメアジは九州以南からインド洋まで分布している。

2008年11月23日

雑魚 雑魚
漁船から直接ハン市場に持ち込まれた新鮮な魚。この大きなざるの中かから選び出し、 値段を聞く。
人気があって、値引き交渉には応じてくれないのだ。
ギンガメアジを買いたかったが、すでに売り切れていた。

フエダイ科 フエダイ科の魚
雑魚の中に鎮座していたフエダイを買った。 朝どれの超新鮮な魚である。
図鑑などで調べても名前がわかりません。多分、南日本には分布していない魚であろう。
38cm,800g,60000ドン(350円)

フエダイ刺身 フエダイ刺身
フエダイは淡白な魚なので、今日は昆布ジメにしてみた。
これはこれでうまいが、フエダイのほのかなウマミが消えてしまったような気がした。 昆布でしめるのは短時間にしたほうがいい。

2008年11月24日

イシモチ イシモチ(ニベ)
いつものかごの中に一匹だけいたイシモチを買った。
38cm,400g,35000ドン(210円)。
イシモチは、そのまま刺身にしてで食べると淡白すぎてものたりない。 この魚とキスは昆布ジメがいい。日本から多めに昆布を持ってきたので たっぷり使える。
ダナンで日本の会社がこの魚を使ってカニカマボコを製造しているそうです。

イシモチ昆布ジメ イシモチ昆布ジメ
イシモチの昆布ジメは最高だ、イシモチと昆布のウマミがベストマッチだ。
一匹分の刺身を一気に食べてしまった。
この魚を食べるには、塩焼きか昆布ジメで決まり。

2008年11月26日

ミナミギンガメアジ ミナミギンガメアジ
今日は豚肉を買いにハン市場に行った。ついでにいつもの魚売り場をのぞいて見ると、新鮮なギンガメアジ がたくさんザルに乗っている。
17cmの小あじ9匹,600g,35000ドン(210円)。
今晩のおかずは小あじの刺身に変更。

TOPページへ     食材日記TOPへ