秋の☆☆
 
星座の名前
学名・ラテン語 英語の発音 名前のいわれ
ペガスス座 Pegasus ガサス ギリシャ神話;かつてその頬の美しさをたたえられていたメドゥサと黒い巻き毛のポセイドンが牧場の春の若草の中で結婚をして、生まれた原始の馬。ゼウスの電光と雷鳴を担っている。英雄ペレロポンテスがこの馬にまたがり、怪獣イマイラと闘った。(シャーデヴァルト「星のギリシャ神話」から)
アンドロメダ座 Andromeda ァエンドミダ ギリシャ神話;美しい乙女、海の神ポセイドンが送り込んだ怪獣によって国が荒らされ、父ケフェウス王がこの娘を生け贄として怪獣に差し出し海岸の岩に縛り付けていた。空からこれを見ていたペルセウスが、降りてきて怪獣と闘い、娘を救った。アンドロメダとペルセウスは結ばれた。(シャーデヴァルト「星のギリシャ神話」から)
カシオペア座 Cassiopeia キャスィア ギリシャ神話;アンドロメダの母、この夫人は類い希な美貌の持ち主であったが、それをうぬぼれ、こともあろうに、海の娘達ネレイデスよりも美しいと吹聴したため、海の神ポセイドンの怒りをかい、彼女達の国に怪獣を遣わして国を荒らさせた。そして、娘アンドロメダの生け贄の話に。(シャーデヴァルト「星のギリシャ神話」から)
ケフェウス座 Cepheus フュース ギリシャ神話;アンドロメダの父、カシオペアの夫、妻カシオペアのうぬぼれが招いた国難を、娘を生け贄にしてかわそうとした。
 学名は、ラテン語を使います。ラテン語は「ローマ字読み」をします。英語の発音とは異なります
語の発音で注意して欲しいのは、カタカナ表記のため正確に音を表していませんので、辞書で確かめてください。
 アクセントのある音は太字で字体を大きくしてあります。
    アー のように下線を引き、斜体字にしてあるものは、あいまい音です。小指が口に入るほどに開いて、舌の力を抜いて、 オとエの中間の音を出します。赤ちゃんが「アーアー」と言っている音に近いです。
  ァエのように下線を引き、斜体字にしてあるものは、アとエの中間音です。人差し指と中指をたてにして入る程度の口のひらきで、アとエの中間の音をだします。やぎやひつじの鳴き声の真似をすると出てくる音です。

 
☆の名前
ラテン語 英語の発音 語源 意味 その他
マルカブ . アラビア語 markabu 船・ボート
アルゲニブ .
アラマク .
フォーマルハウト Fomalhaut アラビア語 ファムンfamn;口、アル定冠詞、ハウトhawtくじら=くじらの口

   ケフェウスδデルタ星
 この星は、5.366日を周期にして規則的に光の強さを変える「変光星」なのです。この星のように、ある特定のパターンで規則的に変光する星々を「ケフェウス型変光星」と呼んでいます。
 これらの星々の変光周期はそれぞれ異なりますが、周期が短いと実際の明るさが小さく、周期が長いと、実際の明るさが大きいことが知られています。周期を観測することによって、その星の実際の明るさを知ることが出来ます。見かけの明るさと実際の明るさから、その星までの距離を知ることができます。
   (1908年ハーバード大学天文台のリーヴィットが発見、その後シャプレーが完成した法則)
 アンドロメダ星雲
 夜の空が暗い場所で、目の良い人ならば、ぼんやりした雲のようなものにみえるはずです。見かけの大きさは、かなり大きなものですが、写真で見るようには見えません。双眼鏡で見ると、肉眼で見えない場所でも見えます。
 1924年ウイルソン山天文台のハッブルが、アンドロメダ星雲の中にケフェウスδ型の星を見つけ、シャプレーの法則を使って、距離を測ったところ、我々の天の川銀河の外にあることがわかりました。その後の精密な観測により、現在では、230万光年離れていることがわかっています。約2千億個の星が集まっています。
 星雲には名前がついています。天文学史上一番最初に番号を付けたのは、フランスのメシエというひとでした。アンドロメダ大星雲はメシエ31番、M31と呼ばれています。しかし、メシエは、彗星を発見するために、彗星のようにぼんやり見えるが、彗星とは違う天体を数え上げています。その中には、一個の星が死滅した後にできるガスも含まれています。また、望遠鏡が巨大になり、見える銀河の数もふえたので、改めて、番号を振り直したのが、NGC番号です。アンドロメダ大星雲は、NGC224です。

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