見上げてごらん夜の☆を
やさしい天文案内

現在、なにかといえば、電子装置で取り込んだ画像ばかりを目にしています。
学術研究にはそれらは、必要なことですが、
われわれが素朴に星を眺めることとは、大きくかけ離れています。
土星の環をハッブル望遠鏡が写したクローズアップ写真をみるのと、
小さい望遠鏡でも実際に望遠鏡でのぞいてみることとは、
その感動の質が違います。
特に、後者の実体験による感動を得ることなく、前者のものだけに接すると、
宇宙が我々の世界ではなく、別の世界のような錯覚にとらわれてしまいます。
直接我々の目を使った星への親しみ方を大事にしたいと思います。



 

宮沢賢治 歌曲「星めぐりの歌」 

あかいめだまのさそり 
ひろげた鷲のつばさ 
おをいめだまの子いぬ 
ひかりのへびのとぐろ 
オリオンは高くうたい 
つゆとしもとをおとす 

アンドロメダのくもは 
さかなのくちのかたち 
大ぐまのあしをきたに 
五つのばしたところ 
こ熊のひたいのうへは 
そらのめぐりのめあて 

校本宮澤賢治全集第六巻p.644 

 
ドレスデン市ツヴィンガー宮殿
数学と物理のサロン玄関前、
2001年4月1日撮影
 2002年5月25日更新
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