確率論と調子の波について

 
 パチンコを長年打っている人なら当たり周期・はまり周期があるのでは?と感じている人は多いかもしれない。しかし、近年のパチンコは「抽選の仕組み」で述べたように、玉がスタートチャッカーを通過した瞬間に当たり・ハズレが確定するシステムとなっている。
 しかしながら海物語系を打っている人は…我がままなマリンちゃんと上手くお付き合いをする方法ないかと感じていないでしょうか(他の機種にも言えることですが…)。もし、あなたがマリンちゃんのことが好きで一生懸命アプローチしても、マリンちゃんにその気がまったくなかったら, あなたはどうしますか?その気がないのも気づかないで一生懸命アプローチしていませんか?言い換えれば、ハマリ周期なのも気づかず、一生懸命、お金を使い、アプローチをしていませか?その隣の台で、主婦はただ打っているだけなのに、8連チャンしている。なぜだか判りますか?それは、隣のマリンちゃんは機嫌がいいからなのです。(うまく出る周期を捕まえているからなのです。)我がままマリンちゃんの一番嫌いなのは、”何とか打法”とかです。あの手この手で口説いても嫌われるだけ。そんな、我がままマリンちゃんと上手くお付き合いする方法は、マリンちゃんの気持ちを正確に読むこと(周期をうまく捉えること)です。マリンちゃんは、今の気持ちをさりげなく表現しているのに、気が付かないのは貴方だけなのです。
 
↑何か言ってることがおかしいと思いませんか?
抽選の仕組みでは完全確率といいながら、ここでは周期について話している。その矛盾点を説明していきますね。



 とりあえず、海物語系に限ったことではありませんがパチンコの台には1日〜数日に渡り好調な台、不調な台と言う存在があると言われてます。完全確率と言われてる台に極端な好調台や不調台の続く台が数日も続くという現実があるのもおかしな話であり、ある程度のパチンコ歴の持ち主なら、そんなことは頭になく、いかに出る台に座れるかと何かを基準に立ち回っていると思います。現代のパチンコには釘のみの判断では考えられない現象がおきています。しかし何故釘のみでは判断できない好調台、不調台が存在するのでしょうか。これは、大当たり抽選方式は、完全確率ではあるものの、乱数の選択方式にモード状態が存在しこれらのモード状態の継続期間によって大当たりの偏りが存在し、その状態の乱数選択方式以外にも絵柄の抽選方式の違いや、リーチ演出選択の違いなどがあると考えられます。




 抽選の仕組みでも述べましたが、大当たり確率350分の1、確変突入率50%の場合、大当たりカウンタは、一周につき700回カウントし、完全乱数により周回毎に数値を変えながら廻ります。30→629→457→123→…→329というように0〜699の範囲内で700を1周期として回り続けます。2箇所(例えば通常101、確変522など)に大当たり数値が設定されていて、スタートチャッカーのセンサーが感知した時1個の数値を取得します。その数値をプログラムで判定して、当たり数値なら大当たり処理を、それ以外ならハズレ処理を実行します。

1カウント=2/1000秒とすると、
 一周=0.002x700=1.400秒
 一日=14時間x3600/1.400=36000周

 大当たりするチャンスは一日に72000回以上巡ってくる訳です。これが完全確率および一発抽選の仕組みです。

 さあ、では当たり周期とハズレ周期との関連性とは何なのでしょうか?
 現在の電動パチンコ打ち出し方式では1分当たり50発の玉が打ち出されるシステムとなっています。つまり1発当たりおおよそ1.2秒ということになります。理論的には1.2秒毎に必ずスタートチャッカーに入賞するとすれば、一周=0.002x700=1.400秒という計算を元に考えると1.2と1.4の最小公倍数である8.4秒に1回は当たると考えられます。しかし、釘の状態や玉の飛び方により、様々なタイミングでスタートチャッカーに到達するため、必ずしも理論的にはいかないのです。そのため、なかなか当たりが引けない状態、すなわちハズレ周期に陥るということなのです。
 
 自分が打っている台を手放してその後に別な人がお座り一発!!なんて悔しい思いをしたことがある人も多いと思います。これについては上述した内容で説明が付くと思います。人によってブッコミを狙う人も居ればチョビ打ちをする人も居るので、当然のことながら打ち出しからスタートチャッカーへの到達タイミングが変わってしまうからです。

 同様に当たり周期とはうまく当たりのタイミングでスタートチャッカーに玉が到達するタイミングで打っているということです。では、連荘の仕組みはどうやったら説明できるでしょうか?これも実はものすごく簡単なのです。あくまで完全確率なので確変50%ならば10回中5回は確変となるのです。計算上は2連荘50%、3連荘25%、4連荘12.5%。5連荘6.25%、6連荘3.125%、…10連荘0.20%(初当たり500回に1回)ということになりますが、あくまで、確変中も毎回抽選されているので確変中の確率が70分の1ならば、一周につき140回カウントし、0〜139の範囲内で140を1周期として回り続けます。

 
このようなことを頭に入れておくと少しは勝利に近づけるかも?

 おまけでもう一つ説明しときますね。
 1日辺りの大当たり最高回数は新台入荷直後に集中しているのはなぜだろう?と思いませんか?それは、あくまで釘が甘く調整されているからなのです。普段は1日辺り稼動が良くても3000回転前後ですが、新台時は4000回転の台も当たり前のように見つかります。結果的に大当たり回数を割ってみると大当たり確率は概ね普段も新台時も変わりないのです。