抽選の仕組み


 最近のパチンコ機はスタートチャッカーに入った瞬間にアタリかどうか確定しているが、実際のホールでの運用はただホントにその機種任せなんでしょうか?大海物語だけがそうかどうかわかりませんが、こんな例を考えてみました。

@ヘソに入球すると確率1/369.5の抽選機が動作しアタリ/ハズレ確定
Aハズレならハズレ処理へ・アタリならホール側の制御コンピュータの真偽でアタリ/ハズレ処理へ
Bハズレ処理は演出の為のルーチン群の集合

 魚群とかマリンとかみんなそうですよね。但し、一部はアタリ/ハズレいずれの場合も使用する共通のルーチンですが...

ここで重要なのは。Aの制御が可能なのかどうかです。
可能であれば、ホールの安定経営に大いに貢献する事になります。ただ、連チャンの制御はどうするのかとか、時間軸で制御するとか、稼動率で或いは複合の条件でと問題はありますが、パラメータで充分制御できそうです。業界関係者ではないので、機械のインターフェイスとかホールのしくみが理解出来ていないのが残念です。私の通っているホールは明らかに、「大海物語」今日は出しているなぁとか今日は全然ダメだなぁと感じるので、必ずやなんらかのホール側の意向が働いているものと思ってしまいます。そうでないとイベントって一体何だろうと考えてしまうのですが...。

さて、これを理論的に解説してみましょう。

@について。
抽選機(大当たりカウンタ)は、電源投入時から廻り続けています。もしかすると台リセットしない店では導入時からかも知れません。
 大当たり確率350分の1、確変突入率50%の場合、大当たりカウンタは、一周につき700回カウントし、完全乱数により周回毎に数値を変えながら廻ります。30→629→457→123→…→329というように0〜699の範囲内で700を1周期として回り続けます。2箇所(例えば通常101、確変522など)に大当たり数値が設定されていて、スタートチャッカーのセンサーが感知した時1個の数値を取得します。その数値をプログラムで判定して、当たり数値なら大当たり処理を、それ以外ならハズレ処理を実行します。

1カウント=2/1000秒とすると、
 一周=0.002x700=1.400秒
 一日=14時間x3600/1.400=36000周


 大当たりするチャンスは一日に72000回以上巡ってくる訳です。これが完全確率および一発抽選の仕組みです。

Aについて。
パチンコ台は、外部からの入力信号を受け付けない仕組みになっています。ホールコンピュータは管理のみで、制御は出来ないと思います。出来るとすれば改造基板でしょう。

Bについて。
おそらくその通りでしょう。

イベントに関しては、上記の理由から、甘釘や出玉削減の緩和が主なサービスだと思います。


ということをしっかりと頭に入れて「確率論と調子の波について」を読んでみてください。