2006.10.10 野反湖 『神秘的な魚 BlueBack』

ここ数日間は気圧配置の乱れで連日台風並みの強風に見舞われたが、今日は天気も快晴で風も穏やかな1日となった。天気が良い事も有り野反湖までの道中、景色を楽しみながらドライブ気分でハンドルを握る。野反峠休憩所に到着するといつもながら素晴らしいパノラマが広がっている。素晴らしい景色をデジカメに収めながらロッジ前の駐車場に向う。

野反峠休憩所から見た風景
 

エビ沢ワンド方面の風景(白根山が見える)
 

同じくエビ沢ワンド方面(浅間山が見える)
 

ニシブタ沢ワンド方面
 
ロッジ前の駐車場に到着し、ゆっくりと支度をする。今日は前回より釣り人が多いようで駐車場には8台程の車が駐車されている。支度をすませ弁天橋の手前に設置されている『熊除け』の鐘を鳴らして安全祈願を済ませる。今年は熊の出没が多発しているようで、キャンプ場の予約もしばらく見合わせていたようだ。

熊さんに会わないように安全祈願をして
 

若干水量が増えてきたが・・・
 
湖畔に下りると前回より水量が水位にして50cm程増えているようすだ。それでもまだまだ大減水。あと2m程増えると私的にはベストなのだが。今日は風も丁度良く吹いていて波も良い感じだ。だが、ライズも無く魚の反応も無い。湖面に浮いたドライをボーッと見つめていると、『どうですか?釣れますか?』と話掛けられた。振り向くとそこにはYさんの姿が!二人同時に出た言葉は『抜け駆けは駄目だよー』だった。こうしてYさんと合流し一緒に楽しむ事にした。そしてこの後すぐに遅れてきたYさんに、あっさりと1匹釣られてしまい先を越されてしまった。
集中力の持続しない私は、11時頃に得意のニシブタ沢ワンドに移動する事にした。ニシブタ沢ワンドに到着すると、丁度良い時に来たようで結構ライズも有る。早速ライズを狙うとフライに出るもののスッポ抜けとバラシの連続。そうこうしている間にピークは過ぎてしまい、湖面は静けさに包まれてしまった。14時過ぎまで粘ったが結局1尾の魚もこの手に出来なかった。少々・・いや、かなり焦りが出てきたのが自分でも解る。

結構ライズは有ったのだが・・・
 

抜け駆けの名手Yさん(^^)
 
再びYさんと合流し情報交換をすると、Yさんは更に2匹追加したとの事。しばらくYさんの釣りを眺めていると立て続けにフライに反応が出始めた。なにやら湖面が騒がしくなってきた。マスが回遊してきたのか、そこらじゅうでライズを確認出来る。急いでラインを出し私もキャストを開始した。
そして数投目でようやく待望の1匹目をキャッチすることに成功。それもサイズこそ25cm程だが、ほぼ完璧な『BlueBack』だ。記念すべき魚だけに写真を撮りたいが、ライズが気になりアングルが決まらない。手短に撮影を済ませ再びライズを狙う。もうそこからはまるでお祭り騒ぎが続いた。しかし始めは反応が良かったが時間と共に渋くなってきた。これだけライズをしているのに、中々ヒットに繋がらない。私もYさんも興奮しすぎて我を失っていたと思う。『そこだ出ろ』『あー、スッポ抜け』『あー、バレた』『なんで食わねん?』『ヨッシャー!!』こんな言葉が飛び交いっていた。

待望の『BlueBack』
 

15分程で色が変わってしまう
 
結局ライズは1時間程続いたが、2人が手にした魚は10匹程で終わった。途中釣れた『BlueBack』をネットに入れて置き、その後に釣れたのと集合写真を撮ったのが左の画像。もちろん2匹とも『BlueBack』だが、上の魚は色が変化してしまった。下の魚を釣るまでの間はたったの15分程だった。たったの15分で背中の色は元の色に戻ってしまう。本当に不思議なニジマスだ。
今回は天気にも恵まれ、待望の『BlueBack』を手にする事が出来た。しかし後半のライズに夢中になり過ぎたようで、帰宅後に画像を見てがっかりした。実物はこんな画像よりもっともっと青い背中をしていると言う事を理解して頂きたい。何はともあれ今年の目標の1つをクリア出来た事に大満足の1日だった。

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