次回の釣行記
前回の釣行記
天  気 晴れ(雷雨有り)
気  温 AM 20℃  PM  ?
水  温 AM 13℃  PM 16℃
今回は友人N夫のガイドで、片品川水系に釣行した。この渓は初めて竿を出す渓である。ここの所、同じ渓ばかりでマンネリしてきたのと災難続きだった為、気分転換にも丁度いい釣行だった。当日は家を3:00に出発予定だった為、早目に床に就くが興奮して眠れず結局寝ずの釣行となった(^^; 家を出発しN夫を迎えに行く。するとN夫も目覚ましが鳴る1時間前に目が覚めたとの事。2人共、遠足に行く学生状態(笑)
現地に5:15頃に到着。しかし今回は、すぐに釣り始める訳では無かった。これから、約1時間半の徒歩が待っているのだ。早々に仕度をしゲートを越え黙々と林道を歩く。朝の気持ちいい木漏れ日と森の空気が非常に美味しく、長い道のりも足どりは軽かった。入渓ポイントに着き流れを見ると、川幅はあまり無いが魚が居そうな雰囲気ムンムンの流れだ。
早速渓に降り釣りを開始する。N夫の話だと『数はあまり出ないし平均サイズも小さい。しかし、尺上が必ず居る!』との事。釣り始めて2、300メートル釣り上がるが確かにチビ(10〜15cm)ばかり。反応も少なかった。2時間ほど釣り上がり、たまに20cmクラスが顔を出すもののチビがほとんどだった。しかし、その後からサイズも数も出始める。途中N夫が8寸程のイワナを釣る。
更に釣り上がると支流が流れ込んできてる。水量は更に少なくなり、木々が空を覆い隠しているボサッ川だ。自分はボサッ川は大の苦手だが、N夫はこういった川を大の得意としている。そして迷う事無くボサッ川に突入(泣)
N夫は器用にロール・キャストでポイントにフライを入れて行く。そしてあっさり26cmを釣ってしまった。自分もなんとかポイントにフライを入れ数匹キャッチ。しかしこの支流の魚の引きには驚かされる。20cm位の魚でもかなりの引きとスピードで竿を弓なりに絞り込む。それも、ここの魚の体高を見ればうなずける。サイズも平均22〜23cm位になってきたのと、何より大物が出た時に備えリーダーを6Xから5Xに変更しフライはリーダーに直結する。
1時間ほど釣り上がった所で1つの淵が現れた。淵と言っても水量が少ないので少し大きめな水溜りと言った方がふさわしい。交代で釣り上がってきているので、順番的にN夫にポイントを譲る。数投するが反応が無い。4、5投目にようやく反応が有るが空振り。その勢いでフライは上の木に引っかかってしまった。ティペット交換の為、自分に順番が回ってきた。リールからラインを引き出しながらポイントを見るが薄暗くて魚影は確認出来ない。目が慣れて来て左端の水底に黒い丸太らしきものが2つ見える。するとそのうちの1つがユラユラと浮上し水面に顔を出した。なんと丸太では無くイワナだった。しかも尺は有りそうなのが二匹!心臓はもうバクバク。思わず1歩後退してしまった(^^;
この魚を目の前にして冷静になれと言うのが無理である。体全体に震えがきているのが良く解る。それでもなんとか気持ちを落ち着けてキャストするが、興奮のあまりポイントを外す。そしてもう1度キャスト!今度は少し手前だったがポイントに入った。『頼む!フライに気付いててくれ』そう願わずにはいられなかった。そしてその直後、フライは吸い込まれるように消えた!『よしっ!食った!』同時に魚は暴れ出す。水面近くで暴れるも姿は見えない。5Xリーダーに交換してたので少し強引に竿を立てるとやっと顔を出した。予想以上にデカイ!その後は自ら魚に近寄り強引にランディングに成功。『やったぁ!獲ったどぉ〜〜!』(^^) まずは寸法を計る。尾鰭はメジャーの30cmの所は越えている。ジャスト32cm!まぎれも無い尺上である!先程以上に体全体に震えが走り、余韻から解放されるまでしばらく時間が掛かった。
その後は満足感で一杯でN夫に先行を任せた。午後に少し下流も釣ってみたが、あまりパッとしなかった。雷雨に襲われ濁りも入ってきたので、今回は16:30にて終了。帰りの長い徒歩も不思議と足が軽かった。そして、また1つ再訪問しなくてはならない渓が増えてしまった。(^^)
 
最後に、このすばらしい渓を案内してくれた友人N夫に感謝の言葉を述べたいと思う。『いやぁ、あんな美味しいポイントでフライ木に引っ掛けてくれてありがとう!また次も頼むよぉ!アハッ(^^)』

2004.07.08 片品川水系  『源流釣行』

美しい森と、その森に守られている美しい渓
今回釣った32cmの尺イワナ
(どうです?この体高!この顔!)
釣ったポイントをバックに『ハイポーズ』(^^)

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