2日目に釣った渓
今日は4:00に起床。昨日の日中に釣った川の上流を釣るべく、ゲートに向けて林道を走る。途中に鹿の親子・きつねの親子・イタチが出迎えてくれた。さすがに熊は歓迎出来ない(^^;
ゲートに到着し仕度をして5:30に出発。ゲートから1時間程林道を歩き川に入る。
今回は2年程前から訪れたいと思っていた、南アルプスの渓に釣行してきた。何故それ程までに南アルプスにこだわったかと言うと、インターネットで南信州在住bluedanさんのHPを見てから、南アルプスの渓で釣れるヤマトイワナに刺激を受けたからだ。そして、bluedanさんに連絡を取り今回の釣行となった。
2004.07.13・14  『ヤマトに逢いたくて・・・1』
天気 晴れ
気温 PM25℃   
水温 PM16℃

釣行前夜、釣行の仕度を整え目覚ましを2:30にセットし就寝。しかし午後の2:30にセットしてしまい、起きたらAM5:30!いきなりの出遅れである。『明日もう一日有るさ』と自分に言い聞かせ、大遅刻の6:00に出発。途中に良さそうな川が有ると気になり、何度も立ち止まり覗き込んだ為、現地には10:30に到着。早々に仕度をしbluedanさんに聞いていた川を釣ってみる。この時すでに11:00。しかし、この時期に1番釣れない時間帯と猛暑が重なって2時間程釣り上がるが反応さえ無い。
そしてやっと岩の下に隠れている魚を見つける。結構良い型だ。時折岩の下から出て何か食べている。『これは頂き!』と思いフライを流し込むが、まったくの無視。フライサイズを小さくしてみるがこれも無視。かなりスレているようだ。思い切って#10のアントを流してみると、一瞬反応したものの最初の1回だけ。まだ昼飯を食べていなかったので、魚とにらめっこしながらの昼飯を食べる。そして、フライを替え再挑戦。しかし結果は同じでまったく無視。一服しながら、1度だけ反応の有った#10アントにフライ交換しキャスト。すると岩の下から浮き上がりフライを食った。そして一気に流れに乗り下流に下った。強い引きに耐えながらランディング成功!やっとの事で釣る事ができ、思わずニヤけてしまう。ヤマトでは無かったが丸々と太った29cmの立派なイワナだ。
この魚を釣るのに1時間もこの場所に足止めされてしまった。しかし釣れた喜びは倍増である。その後更に3時間程釣り上がるが相変わらず反応が無い。ここまでに釣れたのはたった1匹だけ・・・。
bluedanさんとイブニングを一緒にやる約束をしてた為、16:30に待ち合わせ場所に移動。今日はもうbluedanさんが案内してくれるイブニングに期待するしか無い。
bluedanと17:15に合流。今日の報告を手短に済ませ、早速ポイントに向かう。ポイントに着くとそこは『ここに本当に魚が居るの?』と思う程細い流れだった。ここから更に20分程の徒歩。歩きながら話を聞くと餌釣りがやらない川だから魚が残るとの事。また1週間ほど前に31.5cmのヤマトが釣れたとの事。
期待を胸に釣り始める。釣り始めてすぐにチビが2匹釣れるがヤマトでは無い。そしてようやく18cm程のヤマトを釣る。やはりニッコウ系のイワナとまったくの別物だ。しかし綺麗な魚だ。次はサイズUPである。時間も18:00を回り、魚もだいぶ流れに出てきている様子で流れのしっかりしている所では必ず反応が有る。18:30頃から次第にサイズも上がってきて(22〜25cm)、釣れるのがほとんどヤマトになってきた。途中にかなり良い型が顔を出したが乗らなかった。
そして、19:00を回った所でいよいよ尺ポイントが現れた。そんなに大きくないが(この川では大きい方)、落ち込みの後に丁度良い深さのプールが広がっている。すでにいくつかのライズも確認出来る。bluedanさんに先頭バッターを譲って貰い、一番大きそうなライズにキャスト。フライがライズ付近に差し掛かると静かにフライが消えた。まだ他のライズが続いている為、暴れさせないように下流でランディング。26cmのヤマトだ。続いてbluedanさんと選手交代。自分はと言うと必死に今釣った魚の写真撮影(^^)そろそろ薄暗くなってきてフライも大分見ずらくなってきた。bluedanさんがフライ交換するというので、その間釣らせて貰う。ライズしている付近にキャストすると、また1投目で激しく水しぶきが上がった。今度のも良い型だ。先程の魚より引きが強い。ひょっとしたらスレかな?と思いながらランディング。薄暗い中ネットを覗くとスレではなく魚が大きい事に気付く。魚を手に持つとその太さで大物で有る事を再確認する。メジャーをあてると30cmジャスト!しかも尺ヤマト!自分とすればヤマトイワナの顔を見られれば良かった釣行なので、本当に出来過ぎである。フライも見えなくなったので19:30にて本日終了。
車に戻りbluedanさんと本日の出来事を興奮気味に話し、そしてまた一緒に釣りをする事を約束し、御礼を言って別れた。その日の夜は車の中で一人祝杯を挙げ、眠りに就いた。

初日の日中に釣った渓

1時間足止めさせられた29cm

イブニングで釣れた生涯初のヤマトイワナ

尺ポイントで釣れた始めのヤマト(26cm)

初日の最後の最後で釣れた尺ヤマト(30cm)

7月13日(1日目)
天 気  晴れ
気 温  AM 15度
       PM 25℃
水 温  AM 13℃
      PM  ?
7月14日 (2日目)

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前回の釣行記
次回の釣行記
ヤマトイワナ26cm
(透き通るような肌と鮮やかな朱点が綺麗でしょ?)
ヤマトイワナ25cm
ヤマトイワナ26cm
(イワナの背中とは思えないでしょ?)
本日1匹目28cm(ヤマトとニッコウの混じり)
時計を見るとまだ15:00前だ。イブニングにはだいぶ時間が有る。車に戻りイブニングを何処でやるか考える。この川も良さそうだったが帰りの事も考え、昨日イブニングで尺ヤマトを釣った川に移動する事にした。ゆっくり林道を下り16:00頃に例の川に到着。まだ少しイブには早いので、魔法の水でクールダウンし17:00まで昼寝。17:30頃から釣るが今日は不発に終わった。23cmのヤマト2匹とチビイワナ2匹のみだった。やはりこれ位の水量の川だと、最低でも3日位は休めないと駄目らしい。本日19:30にて終了。帰りは佐久から高速に乗り2時間40分位で家に到着した。
しかしだいぶ日が高くなり日陰となっているポイントは少ない。それでも石や岩の日陰を丁寧に探ると魚は反応してくる。大きな岩の巻き返しが日陰になっているポイントを狙うと29cmのヤマトが釣れた。(撮影中に逃げられる・・・)その後、魚の反応もほとんど無くなったので川から上がり一旦ゲートまで戻る事にした。釣れなかった時間帯が多かった為、結構釣り上がったらしく、帰りはゲートまで2時間掛かった。1時間程ゲート付近を釣ってみると、そこそこ反応が有りヤマトとイワナを1引きづつ追加。
気持ちを切り替えて更に釣り上がると、また良いポイントが現れた。しかもライズもしている。ライズめがけてキャストすると1投目でフッキング。これも太った26cmのヤマト。透き通ったような体が非常に美しい。同じポイントで更に24cmのイワナと25cmのヤマトを追加。急に魚の活性が上がってきた感じだ。そう思ったのも束の間、またしばらく20cm前後が数匹釣れただけで渋い状況が続いた。すでに渓にもだいぶ日が差し込んできた。1時間程釣り上がると1つのプールでまた26cmのヤマトと25cmのイワナが釣れた。ここである事に気付いた。先程から良型が釣れているのは日陰となっているポイントばかり。キーワードは日陰だった。
まず水温を計ると13℃。丁度良い水温だ。今日は釣れる予感。早速釣り始める。今日も天気が良い為、渓に朝の日差しが差し込まないうちが勝負と思われる。薄暗い渓を黙々と釣る。条件はかなり良いと思われたが、1時間半程反応が無い状況が続いた。8:00頃良さそうなポイントが現れた。流れの緩いポイントに数投するとようやくフライに魚が出た。結構引きが強い。ランディングし魚を見て引きの強さがうなずけた。ヤマトでは無いが丸々と太った28cm。このポイントはまだ出そうなので更に攻めてみる。すると尺は有ろうかと言う奴が顔を出したが乗らなかった。その後しつこく同じ場所を流したが、二度とフライに出る事は無かった。残念だぁ・・・。