連載企画 眠りについて
睡眠障害は万病のもと
睡眠障害と遅刻
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連載企画 眠りについて

 ADDの人たちには睡眠障害を訴える人が多い。大半が、よく眠れない、熟睡できず目覚めが悪いなどなど。

 やはり睡眠はADDのみならず、誰にとっても重要な問題なので、少し集中して取り上げてみる。

 なぜ人間は眠るのか。

よく言われるのが、人間は一日8時間の睡眠が必要であるということだが、これには根拠は無い。仮に一日8時間眠らなければならないとすれば、つまり一日の3分の1は寝ていることになり、人生の3分の1を意識のない状態で過ごすことになる。90歳まで生きても、30年寝ているなどばかばかしすぎる。

 しかし、寝なければ生きてゆけないのも事実であり、なぜ寝なければならないのかという基本の疑問に立ち帰ることになる。

 人間では実験できないが、ナチスがユダヤ人に対し行った実験では、強制的に寝させないようにすると平均3日目に精神状態が異常になって幻覚を見たり幻聴を聞くようになり、1週間寝させないと全員が死んだとのことだ。中国には昔断眠の刑と言うのがあり、もっとも過酷な拷問だったという。

 現在では動物実験が行われていて、ネズミなども寝させないでおくとやはり死んでしまうのだが、死んだ後の脳を取り出して検査してみても、まったく異常は認められず、また損傷を受けた形跡はないという。

 なぜ睡眠が必要かは様々な説があり、一般的には脳を休めるためとおおざっぱに言われている。具体的にいえば、脳が活動を続けることにより疲労物質がたまるので、寝ている間にそれを分解あるいは排出しているという説。あるいは、脳を活動させる物質があり、それは活動すれば消費してゆくので寝る間に生産あるいは摂取しているという説などがある。ただし、疲労物質も活性化物質も見つかっていない。

 また、脳は寝ている間でも実際は活発に働いているのであり、だからこそ心臓も肺も働いていて、体温を保て、寝返りを打ち、夢を見ている。確かに意識レベルは低下しているがゼロではない。つまり、脳は寝ている間も活動していてほんの一部、意識の部分だけが低下しているにすぎないので、寝ている間に脳が休んでいるという説はあまり説得力がない。

 また、睡眠は個人差が非常に大きい。また、むろん年齢によっても大きな差がある。新生児は一日中ほとんど寝ている。おそらく20時間は寝ているはずで、その状態では授乳中も排泄中も半分寝ている状態が続いている。乳幼児でも最低10時間以上は寝ているし、また非常な熟睡状態になっている。睡眠には、すぐ目が覚めるレベル1から呼んでもたたいても起きないレベル4まであり、幼い子供の睡眠はレベル4がふつうだが、高齢者になるとレベル2がふつうである。

 個人差も大きい。ナポレオンが一日の睡眠時間が3時間だったという話は有名だが、エジソンなどは1,2時間の仮眠ですませ、実験室に寝泊まりすることが多く、ベッドで寝ることは滅多になかったそうだ。いすを並べて本を枕に仮眠をとるだけの毎日だったとか。研究所のスタッフは、所長は寝ている間も枕にしている本から知識を吸収していると言っていたというエピソードが残っている。

 一方アインシュタインは一日10時間は寝ていたそうだ。

 世界中には、全く寝ない人の記録があり、よるはベッドに入ってただ目をつぶっているが、寝たことが無く、それでもきわめて健康だという。

 動物の中にもほとんど寝ない種類がいて、たとえば草食動物などは立ったまま20分くらい寝ては活動し、また20分くらい寝ることを繰り返すそうだ。渡り鳥は数日間飛び続けるが、飛びながら寝るらしい。また、意識のない下等生物も一日のリズムとして活発な時間と動かない時間があるが、動かない時間でも寝るという現象には当てはまらない。


なぜ眠らなければならないのか

動物がなぜ眠らなければならないのかの理由がわかっていないとは前回述べたが、仮説は立てられている。疲労物質を分解するため、あるいは活動物質を作るためもそうだが、かなり有力な説としては神経節の配線整理ということがある。つまり、人間の記憶は神経細胞同士が神経節で配線されることでなされるが、昼間ありとあらゆる情報が五感を通して取り込まれ、それに応じて不必要な配線もされてしまう。従って、必要な配線を強化し、不要な配線をはずす作業をしなければならず、その作業が眠っている間に行われるというのだ。

だが、これも仮説にすぎない。これからもほかの説がでてくるかもしれないが、いずれにせよ、人間の神経細胞はだいたい150億個あり、おのおのの神経細胞から数千本〜1万本ほどの神経節がのびてほかの神経細胞につながりうるわけで、その回路の複雑さは想像を絶している。

神経細胞は、一度出来てしまうと、あとは絶対に再生されることがなく、毎日数万個づつ死滅してゆく。これがもし再生されるようだと記憶が出来ないからだが、150億個の細胞が仮に一日10万個ずつ消滅していったとしても、400年分あると言うことになる。実際は、人間は神経細胞の30パーセントくらいしか使っていないというから、あとはスペアなのであり、十分すぎるスペアを持っていると言うことになる。

話がそれたが、その最大30パーセントの脳細胞を可能な限り効果的に使うために人間は眠りながらもっとも効果的な神経節の配線をしているわけだ。仮説ではあるが、もしこれが本当なら、効果的に眠らないと、雑多な配線を抱えたまま生活をすることになる。雑多な配線とは、不必要なでたらめの知識に悩まされながら生きてゆくとことになるのだろう。眠ることはやはり大切らしい。

睡眠の質とは

ただ寝さえすればよいものではないことは、誰でも知っている。長時間寝たはずなのに全然すっきりせず寝たりなく、寝る前よりかえって疲れてしまい、何もする気が起きないなど、誰にでもある。

なぜ、そのような寝方しかできなかったかを考えてみると、だいたい次のようなことが当てはまるはずだ。

 1 長く寝過ぎた

大人では一日8時間の睡眠が必要だと言われているが、根拠はない。むしろ、4,5時間の方がすっきりするという人が多い。まして、美容のためだからと10時間も12時間も寝る人がいるが、はっきりと寿命が短くなっているというデータがある。起きている時間が短くて早く死んではまともに仕事をする時間が短くなる。寝過ぎは、寝不足より悪い。

 2 2度寝をしている

一度目が覚めてからそのまま布団に潜り込んでまたうつらうつらするのは大変気持ちが良く、休日など逃れようのない誘惑である。が、これは百害有って一利なしで、かえって疲れをため込むし、体内時計が狂って時差ぼけを抱え込んでしまう。

 3 肉体疲労をため込んでいる

確かに睡眠中は筋肉も休められているので筋肉疲労を取り除くには有効であるが、これはじっとしていれば同じことで、眠る必要はない。あまりに筋肉疲労が大きいと、少々眠ったくらいではそれがとれず、睡眠不足のためと思いこむことになる。

激しい運動をしたときはむろんだが、同じ姿勢を長時間とり続けると同じ筋肉が長時間緊張することからやはり疲労物資を筋肉中にため込むことになり、そのうえ血行が良くないのでいつまでの残ることになる。

したがって、寝る前に筋肉疲労をなるべく減らして置いた方がよい。そのためには、軽い運動をする。これは同じ姿勢をとり続けて疲労物質が筋肉からとれない場合など特に必要である。また、ぬるい風呂で半身浴をするのも良い。とにかく、血の巡りを良くすることで、疲労物質を早く取り除ける。

 4 心配事や興奮で寝付けない

興奮して寝付けないのは良くあること。そんなときは、たとえば深呼吸をしてその数を数えるなど、単純なことに集中するなどし、焦らずに目をつぶっているだけでよい。無理して眠ろうとしても眠れるものではない。そのまま朝になったとして、気にしない。いつものように仕事をし、その日はちゃんと眠れることを期待していればよい。また、一睡も出来なかったつもりでも、実は短時間寝ていることが多い。

まとめると、自分で満足できる可能な限り短い時間で眠るようにする、二度寝をしない、肉体疲労はある程度解消してから眠る、眠れないことをきにしすぎないと言うことになるだろう。ただし、一朝一夕には出来ないだろうが、とくに、寝過ぎないことから始めればいいのではないだろうか。


BR>よく眠るためには

 前回、眠りの質について書いたので、実はもう答えがでているようなものだ。つまり、寝過ぎない、二度寝をしない、くよくよしない等々なのだが、それが簡単にできれば問題はない。出来ないから誰でも睡眠の質が落ちて悩んでいる。

 結局、一度で目が覚めない、短時間で目が覚めない、くよくよするなどは健康に問題があるからだ。健康とは、別に体のことだけではない。精神的にも満たされていなかったり鬱々としていたり大きな悩みがあるなどは健康とは言えない。だから、健康状態を改善することに力を注ぐ方が結局はよく眠る近道といえる。

 と言い放ってしまっては、これも無責任のそしりを免れない。健康であれば問題はないし、睡眠の悩みなど持つはずがなく、一晩で健康になれるわけではない。

 従って、長期計画を立て、たとえば一年で体質改善をしよう、一年で健康になろうということになる。もちろん、不健康のままでよいと思っている人は少ないだろうし、みんな健康になろうと努力しながらなれないのだから、簡単なことではない。ではあるが、健康にならなければ快適な睡眠は得られないのも明白なので、ここは一つ性根を入れ替えて体質改善計画を実施してゆくしかない。

 また、ストレスも過度なものは鬱の原因になったり様々な身体の異常につながる。誰でもストレスは解消したいがそう簡単には行かない。また、こうすればストレスから解放されるという万能の方法があるわけではないが、常識的に気張らしの小旅行、映画鑑賞、趣味に熱中、運動(軽い運動は効果がある)、そして意識して戸外の明るい光を浴びるなどに心がけるだけで、ストレス解消には効果がある。やはり、ストレスをあきらめるのではなく、なんとか解消しようとするこころがけは持ち続けるべきではないだろうか。

 基本

 健康の基本は、食事、運動、睡眠(これは訓練もある)呼吸、姿勢といえる。もちろん精神の安定も欠かせないが、これは人様々であり環境も異なるので一概には言えないが、おおざっぱに言ってしまえばあまり几帳面にならないこと、今悪くてもいつまでも続くわけではないと思うこと、完璧に出来なくとも次にはもう少し良くなるなどの気の持ち方だろう。自己暗示も役に立つ。もし自分で良いと思えるなら宗教も良いだろうが、よく考えなければかえって破滅する場合もあるし、宗教はここに書くには微妙すぎる。

 食事は腹八分目、野菜を多く摂り良く噛み薄味でということだろうか。一日30品目と言われるが、気にすることはない。一週間の平均でそのくらいとれればいいと考えれば良いし、何も毎日同じ時間に同じ量食べればいいと言うものでもない。その日によって体が受け付ける質も量も変わる。体に従って食事をすればいい。ゆっくり良く噛んで食べれば食べ過ぎもへる。自分で体調がよいと思われる体重にする。軽い運動も欠かせないが、自分に一番合った体重は、自分で感じてみるしかない。標準体重はあくまで参考。

 運動は、激しいものは避ける。激しい運動は寿命を縮める。ジョギングもランニングも確かに体はすっきりするがあえてする必要はない。年齢によるが2,30分から1時間くらい歩くに匹敵するくらいの運動を、たとえば家事でこなしていればよい。長時間同じ姿勢をとり続けたら、たまに伸びをしたり立ち上がって左右にゆっくり体をねじるなど。そっと足踏みをするなどを習慣づける。

 呼吸は、気がついたら腹式呼吸で、おりあるごとに深い呼吸をすること。それが身に付けば呼吸がただせる。

 姿勢はとにかく、背中をまっすぐに、荷物を一方の手にばかり持たず時々左右入れ替えるなど。

 睡眠と離れた話題になったが、結局心身の調子が整わなければよく眠れないのだから仕方がない。

 その上で

 寝る前には食べ過ぎない。寝る2時間前は何も食べず、カフェインは摂らない。

 ナイトキャップくらいのアルコールはよいが、飲み過ぎないこと

 暑すぎず寒すぎないように。あまり重い布団は避ける

 体を締め付けないものを着て寝る

 寝る前に熱い風呂には入らない。すこしぬるいと感じるお湯で半身浴を、汗ばむくらいの時間する。

 最初は5時間、自分の調子を見て3時間でも、とにかくそのくらい経ったら目覚めると決めて寝る。目が覚めたらそのまま起きること。

 部屋はくらくする。くらいと眠れない人がいるが、次第にくらくするなどしてなれるようにする。基本的に明るいところでは熟睡出来ないのがふつう。

 羊が一匹・・・と数えるのは有効だが、ゆっくり呼吸をしながらその数を数え、10まで数えたらまた1から始めるなどを繰り返す。

 どうしても眠れなくとも、それで良いと割り切ること。次の夜はちゃんと眠れると思えばよい。

 寝る前に、温かい牛乳を飲むと良いといわれている。L−トリプトファンに睡眠誘導効果があるとか

 激しい運動や、同じ姿勢をとり続けて筋肉疲労が激しいときは、軽い運動をした方が良い。あくまで、疲れをとる軽い運動

 布団に入ってからゆっくり呼吸をしながら、自分が眠りについてゆく様子をイメージする。

 などなどを試してみてはどうだろうか。

 以下次号


なぜ夢を見るのか

 なぜ夢を見るのかは、実はよく分かっていない。昔は、人間が普段は見ることも話すこともできないと神、悪魔、天使、精霊など、あるいは先祖の霊などと意志の疎通をする現象だと信じられていたが、むろん、今はもう少し科学的な説明が試みられている。

 それらの説明のうちのいくつかを紹介する。

 まず、人間は起きている間視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚を通じて外界から様々な刺激を受け、意識するしないに関わらず脳に取り込んでいる。しかし、それらの情報のほとんどは一時的なものであり、記憶をしておく価値はないので、本当に必要なもの以外は捨てなければならない。さもなければ、いかに膨大な容量を持っている脳といえどもすぐに満杯になって処理能力を超えてしまうからだ。

 外から取り入れられた情報はいったん脳幹の上にある海馬中枢に取り込まれ、しかる後要不要を振り分けて大脳皮質の各部分に収納される。その収納作業は、大体一週間かけて眠っている間に行われるが、その雑多な情報の一部分が漏れだし意識されるのが夢だという。

 もう一つの説明としては、人間は眠っている間も絶え間なく五感を刺激され様々な情報が脳幹にきている。ただ、眠っている間は脳幹がそれ以上先へ進めず従って大脳がそれを意識することはないのだが、REM睡眠時、脳幹の関所が少しゆるみ、刺激の一部が大脳へ流れてしまい、その刺激で大脳が反応を起こすのが夢だという。

 いずれにせよ、夢は全く意味がなく、価値がないのだから覚えている必要はない、と言うのが共通の結論のようだ。

 以上二つ,特に後者が広く指示されているようだが、どうも味気ない。

 ほかに、潜在意識での欲望が具体化するのが夢で、普段なら理性に抑制されてあまりに荒唐無稽で理論的ではない考えは意識しないのだが、眠っている間は理性が働かず、そのけっか、どんな突拍子もないことでも意識する。これが夢だと言う一番受け入れられやすい説明は、案外専門家の間では指示されていない。

 たとえば、空を飛ぶ夢は子供が見るもので、大人になれば見なくなるという。何かから解き放たれたいという自由願望が空飛ぶ夢になるというのだが、私は58になる今でも空を飛ぶ夢をかなり見る。そうとう、束縛されているのだろうか。

 古くから、夢は五臓六腑の疲れといい、確かにそういわれてみれば健康なときにはあまり見ないような気がするが、みなさんはどうだろうか。

 世の中には夢を見ない人がいるそうで、かのナポレオンも夢を見なかったというが、彼の場合3時間しか眠らなかったというから結局熟睡して夢のことを覚えていないのではないか。有名な逸話があるが、ナポレオンがなかなか起きないので、副官が寝ているナポレオンの鼻先にカマンベールチーズの一切れを近づけ、その強烈なにおいで起こそうとした。「閣下、お目覚めになる時間です」と声をかけると、ナポレオンは苦しそうに、「ジョセフィーン(ナポレオンの妻)今宵は勘弁してくれ,余は疲れておるのじゃ」といったという。(その理由を知りたい方はメールを)つまり、ナポレオンも夢を見たのではないかと考えられる。閑話休題。

 だいたいは、ほとんどの人が夢を見るが、目覚めたときには覚えていないらしい。実験で、眠っている人の瞼の下で眼球が激しく動いているときに揺り起こすと、夢を見ていたと答え、その夢の内容も覚えている。しかし、眼球が動いていないときに起こしても夢は見ていなかったと答える。

 ところで、夢にはふつう色が着かず、音もなく臭いも、ほかのいっさいの感覚が無いらしい。しかし、私の見る夢は総天然色、ウルトラステレオサウンド、触覚も嗅覚も味覚もすべてそろっている実に生々しいものだ。長い間、誰でもそのような夢を見ると思っていたが、実はほとんどの人が単なる白黒の夢を見ると知り、驚いた記憶がある。たまに色が着いてもほとんど赤系統に限られるとのことだ。

 しかし、ADHDの人々には、私と同じようなリアルな夢を見る人が多いようだ。ADHDとリアルな夢は何か因果関係があるのかもしれない。

 実を言うと、私の場合、半ばうつつ状態で見る夢はそれを意識していて夢の内容を自分の好きなように変えられる場合がある。このような状態は他の人にも結構あるようで、そうなると、上記の単なる刺激に対する脳の無秩序な反応とも思えないのだが。


REM睡眠とNOREM睡眠

 今までいろいろ睡眠について書いてきたが、今回が最終回。REM睡眠とNONREM睡眠についてだが、あまりたいしたことではない。

 今までもふれているし、割合知られているだろうが、REMとは RAPID eye movementの略であり、睡眠中瞼の下で眼球が激しく動いている状態のことを言う。この状態の時は脳の意識の部分がある程度活動していて、夢を見ている。

 この状態は人間だけではなく、犬や猫でも寝ているときに観察するとそのような状態があるし、時には耳やひげが動いたり、脚がぴくついている時もある。場合によっては声を出していることもあるので、おそらくそれは犬や猫の寝言なのだろうが、彼らもやはり夢を見ているのではないかと考えられる。

 これで考えられるのだが、犬や猫に意識があるかという問題だ。私自身はあると思っているし、大半の人に聞くとあると思っているようだ。だが、科学者の中にはそれは意識とは言えないそうで、たんなる映像のパルスが脳の中で行き交っているだけだという。だいたいにおいて、意識の定義がはっきりしていない以上、人間だけが意識を持っていると考えるのは不遜ではないかと思うし、意識のレベルが高いものから低いものまであって人間も個人差があると思われる。もちろん、同じ人間でもその時の状態で意識のレベルは違う。

 閑話休題。NONREM睡眠とは、意識のレベルも低下している状態で、このときは夢を見ていない。実験で確かめられていることは以前書いた。

 睡眠とはREMとNONREM睡眠が交互に現れる、つまり睡眠の深さが規則正しく上下していて、それが何度か繰り返されて睡眠のワンセットになるとも書いた。最低REMとNONREMが一つずつありさえすれば睡眠は完成するとも言われていて、私自身の経験ではどうも本当らしい。

 ただし、場合によっては睡眠は娯楽でもあり、落ち込んだときなどの安定剤の役目も果たしているので、何が何でもREM、NONREM一回ずつの睡眠ですませてしまおうとするのはどうだろうか。短時間睡眠ですめばこれに越したことはないが、それにこだわって無理をするのは、本末転倒だと思う。


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睡眠障害は万病のもと

(株)ヴォイスから新しく発刊された本で、福島学院大学大学院教授 星野仁彦 氏による「睡眠障害は万病のもと」を読んだ。とは言え、パラ読みであり精読は まだなので読書感想と言っても簡単になるが、一言で言えばなぜ睡眠が必要なの か、睡眠を取らないとどうなるのかは専門家としての解説を易しくしてくれてい るのでわかりやすい。

世の中には毎日徹夜続きのようにして仕事をする人たちが居るし、そのような 人たちでも元気に第一線で活躍を続けている人が居るのを見ると、別に睡眠不足 でも慣れてしまえば問題はないのではないかと考える人が確かにいるようだ。

真夜中まで仕事をし、それから朝まで飲みに行き、殆ど寝ないで又仕事をする 人たちも知っている。それが出来るなら睡眠不足も大したことではないと考えて いる人たちにとっては、この本はいい薬になるかも知れない。

睡眠はきちんと取らないと心身共に損なうことがよく分かる。

そこで、どうしたらよく眠れるかも分かる。

ただし、実際に睡眠不足で悩んでいる人にとっては、正直言ってあまり役立た ないような気がする。睡眠が大切だとかどうとかよりも、とにかく眠れないこと で問題を抱えているのだから、なぜ睡眠が大切かを教えてもらってもしょうがな い、と思えないこともない。

またどうしたらよく眠れるかも、睡眠不足で悩んでいる人間はありとあらゆる 事を試してそれでも眠れないのであり、書かれていることが目新しい秘密のテク ニックとも思えない。もちろん、それで目から鱗が落ちる人も大勢居るだろうか ら、無用だとは言わない。

さらに、睡眠不足の害について十分に解説されているが、過眠の害については 書かれていないような気がする。睡眠不足は万病の元だろうが、過眠、つまり寝 過ぎもそれに劣らず害になることが分かっているし、睡眠障害で過眠を訴える人 も多い。それも睡眠障害であるはずで、これの対処法なども解説して欲しかった が、いずれ機会もあると期待したい。

しかし、睡眠障害の内睡眠不足を理解し、どのように解消すべきかを知るに は、良い本であると思う。


by ロクスケ




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睡眠障害と遅刻

私の目下の悩みは遅刻です。朝早く起きることがどうしてもできません。睡眠 障害が起因していますが、「寝たい時に寝たい!」という自分の頑なさとの葛藤 も根深く、夜眠ることが容易ではないのです。

約十年、会社勤めをやっていますが、時間通りに会社に到着できたのは昨年で は数えるほど。あとは10分、20分の遅刻は当たり前。ひどい時には、午前半休を 利用します。周りにもいませんか?しょっちゅう、始業時間ギリギリに電話をし てきて「頭が痛い」、次の日は「お腹が痛い」とか言う人。あれです。あの困っ たちゃんが私です。夜更かしして早起きすると、当然気分が優れないので「体調 が悪い」はあながち本当なんですけどね。

こんな私が大きなお咎めもなく会社に居られるのは、会社がそこまでうるさく ないのもありますが、持ち前の愛嬌の良さ(と、当人は図々しくも思っていま す。汗。)のためです。そして、いよいよ大事になるだろうその前には、私は風 来坊のように会社を既に辞めてしまっているので大事に至ったことはありませ ん。こうして遅刻回数記録どころか自分の転職回数記録をはからずも更新し続け てゆくことになります。「規則正しい生活と食事、適度な運動」を心がけなけれ ばいけない事はわかっていますが、まだそこまで辿りつけない私なのです。

どの人にもそれなりの事情がありながら、オンタイムで通勤しているというの にどうして自分だけできないのか?どうして前の席の子は、朝からああもすがす がしい笑顔なのか?一方の私は、小一時間ばかり口が開いた埴輪のように気が抜 けた顔をしております。
睡眠障害とADHDの関係はよく言われることですが、実際私も勉強中、どんな方 法が自分に合うのか試行錯誤しております。だって夜になると、あれもしたい、 これもしたい。脳がめきめき動いちゃうんです。ですが、ここはひとつ今年の目 標は、「遅刻を減らしていくこと」とこの場で誓いを改め、優雅にカフェでコー ヒーでも飲んでから颯爽と出勤!を目指したいと思います。


by フラニー










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睡眠時間


私は以前は調子の良いときには一日3,4時間の睡眠で足りていたが、この数年はどうも睡眠がだらだらと伸びてきているような気がしていた。熟睡するのではなく、なかなか寝付けず、少し眠っては目を醒まし、頻繁に克明な夢を見、満足に寝た気がしないのだが、それでもだらだら寝をするようになったと思っていた。

自分では一日の合計で10時間くらいも寝ているような気がして、ずいぶん時間を損していると思ったのだが、ふと気がついて、自分は本当にそんなに寝ているのだろうかと思った。計算してみるとずいぶん遅く起きてはいるのだが、寝る時間も遅いので、そんなに長い間布団の中に入っているわけではないのではないか、と気がついたのだ。

そこで、20日ほど前からだが簡単な睡眠時間のメモを付けてみた。

寝た時間と起きた時間を、枕元の紙に書き付ける、それだけのことだ。そして驚いた。平均4時間ちょっとしか寝ていない。特にこの3日間は3時間半ずつしか寝ていない。それも布団に入ってすぐに寝たわけではないし、目が覚めてすぐに布団から出たわけではない。時計を見てもうすこし寝なくちゃ、等と思いながら布団の中にいるのだが、その上での布団に入る時間と出る時間だから、実際に寝ている時間はそれよりもかなり短いのだろう。

一番長く布団の中にいた日はどうしても寝付けなく、意地でも寝た気になるまで起きなかった。連休の一日だ。その日は布団の中に10時間居た。寝た時間はその半分もないと思うが、それは分からない。

次に長いのが6,7時間で、これは四、五日あった。あとはすべて4時間未満だった。正味寝た時間はそれより短いわけで、確かに昼間眠くなるはずだと思った。もっとも昼間2,30分程度の昼寝をすることはあるが、畳に上に横になるだけだ。

年齢が高くなってくると人間誰でも睡眠が浅くなるし短くなる。これは子供と違って脳の機能がそのように出来ているので、子供と同じような睡眠は要らない。また今の私は酒をほとんど飲まないので、酔って寝ることがない。もうひとつ考えられるのは、大量にお茶を飲むことだ。お茶にはカフェインが含まれており、かなり濃いめに入れたお茶を大振りの湯飲みで最低一日10杯は飲む。寝られないならお茶も控えればよいような物だが、お茶を控えても同じだと分かっているから、控えることはしない。

たまに寝しなにビールや酒を飲むことがあるが、それでも大した効き目はない。ただし、疲れているときなどは、ピールのショート缶一本で爆睡することがごくたまにあるが、覚えている限り数ヶ月に一度くらいだ。

ただ、これだけ寝不足だとさぞかし頭もぼんやりして物覚えも悪いはずだと考えるのだろうが、自分では物覚えが悪くなった気がしない。自覚がないだけで実際はどうかと思うが、たとえば毎日文章を原稿用紙400字詰めで10枚くらいずつ書いているし、そのための資料など十年以上に渡って整理し貯めてあるパソコン内の数千のものを割合覚えていて、必要に応じてすぐに引用できるし、自分で書いた千本の小説や、このところ毎日書いている記事なども結構覚えている。

惚け防止に語学をやっていて、今はフランス語を中心にしているが数ヶ月でかなり上達したと思っているし、かなり読み書きも聴き取りも以前よりはましだと思っている。日常にはおそらく困らない。ドイツ語やスペイン語も、自分ではかなり手応えを感じているし、学習能力が衰えている気はない。ただ、自分でそう思っているだけだと怖いが、他人様と話していてもそれを指摘されたことはない(まあ、正面から指摘する人は居ないと思うが)。あと、コンビニやスーパーなどでは買い物の暗算をしてレジで釣り銭の無いように小銭を用意したりしているが、まず間違わないから、多分寝不足で鈍くはなっていないと思う。

正直言って、30代の頃よりも記憶力は良くなったような気さえする。とすると、私の短い睡眠時間は健康にも精神状態にも悪影響を及ぼしていないと言える。たしかに、健康状態はこの年にしては全く問題もないし、運動能力も衰えた気がしない。

医者に言わせると、7時間睡眠が一番寿命が長く、睡眠不足はさまざまな病気を引きおこし、寝過ぎは脳の機能を衰えさせるそうだ。

まだメモを付け始めて20日あまりであり、もうすこし付けてみたい。

もし今の睡眠で足りているなら、これほどありがたいことはない。時間が余計に使えるのだ。ほぼ毎日2時間ほど歩き回り、2回ほど食事をし、4時間寝て済むなら、他にやれることはたくさんある。

昔堪能した熟睡感がこのところほとんど無いが、まあ、それでも仕方がないだろう。寝過ぎの心配も寝不足の心配もするのはやめにした。この収穫が一番大きい。

by ロクスケ


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