ただ今入学準備プログラム勉強中の巻
アメリカとの違い
Certificate(修了証)取得への道
ADHDを卒論のテーマに取り上げる学生が出ている
アメリカ人のADDの人50人に聞いたADDの良いところ
ADHDを卒論のテーマに取り上げる学生たちの動機など
語学学習の効果的方法
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ただ今入学準備プログラム勉強中の巻


 私は海外の北米の某大学で入学準備プログラムを勉強中である。コースはENGL024:"AdvancedEnglish"で内容はリーディングテクニック、構造的な文章作成技法養成、リーディングと批評文作成技能養成を全て英文で作成すると言う内容である。英語で読み、悩み、論じ、作成するのである。たかが入学準備プログラムでもナメてかかってはいけない。入学準備でもほぼ毎週Assignment(課題)提出があるのだから。実はまだ体調の悪さなどでAssignment提出が出来ていないのだ。それと私にはレベルが高過ぎると思い込んで諦めていたのもある。今月の初めにチューターに初めてメールで質問した。私がLD、ADHDであると書いた。すぐにチューターからメールが返って来た。

  "Thank you for your mail. Being ADHD and LD will make this course a next rachallenge as the texts willget more and more difficult. However, don't give up if youtry hard, you can do it."と書かれていた。要するに、ADHD&LDである事はこのコースは必要以上なチャレンジしてないと難しくなってしまうけど、諦めずに頑張れば絶対出来るはずだと言うのである。前に日本の某大学にメールを送ったが、ADHDの事は全くふれてなかった。日本の大学事体、ADHDを勉強出来る環境がないと言う事であろうか。チューターの私の予想以上の返事に驚いてしまった。チューターの励ましに私のやる気が出て来た。Assignment作成に弾みがついたのだ。分からない事があれば、些細な事でも気軽に質問が出来ると言うのだから。ADHDはダメなのだと言う思い込みは完全に捨て去ったのである。
by 浮き舟の君


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アメリカとの違い


 よくアメリカはADDに関しては日本より20年は先を行っているとよく言われている。たしかに、日本で発行されている大人のADDに関しての本は現在は全てアメリカで書かれた物だし、研究も進み、専門家もたくさんおり、そして公的にも正式にADDが障害と認められ補助もある。

私の印象もそうだが、アメリカで短期間でも生活をしたことのある人達は大体がアメリカの方がADDとして生きやすいと言う。それは社会のあり方の違いだろう。アメリカは個人主義の国で、個性を重んずるが日本は個性は軽視されている。日本では人と同じことが重要であり、横並びの出来ないADDは排除される傾向があるが、アメリカ社会はADDの居場所がきちんとあると言うことだろう。

たしかに、アメリカ社会は個人に対する社会の干渉や規制が余りない為に個人が暴走しがちで、それがまた教育水準の低さや犯罪の多さにつながっているのだろう。つまり、成功者が多く出るかわり、落伍者もまたより多く出る社会だと言うことだ。普通の人間にとっては日本の方が住み易いかも知れない。が、ADDにとってはアメリカの方が住み易い印象がある。

ただし、ADDを正しく自覚し、努力した場合だ。そうでない限り、日本以上に厳しい競争社会であるアメリカでは、ADDは容易に落ちこぼれる可能性も大きい。だからこそ、アメリカではADDがより正しく認識される必要があるとも言えそうな気がする」


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Certificate(修了証)取得への道


 このCertificate(修了証)はENGL024でのCertificateである。勘のいい人はすぐに分かるであろう。実はENGL024は再受講しているのだ。ただ今再受講してからもうすぐ3ヶ月目に入る。

 Assignment(課題)提出予定ペースから多少遅れている。前に書いた事と書いていない事を今回書かなくてはならない。と言うのも去年の10月終わり頃ENGL024を受講し始めた。風邪を何回もひいたり客に首に怪我させられたりで相当ペースが遅れてしまったのだ。今年の3月になってもAssignment提出は一度もしなかった。

 2ヶ月延長可能だが、2ヶ月間で全Assignment提出は不可能に近かった。当時は仕事していたからだ(今は2ヶ月間延長なら可能である。勉強して追いつく時間が全くなかったのだ)。日本校の事務局の人と話をしたら、再受講と言う形を取る事にした。

 4月初めが再受講開始であった。今度こそはスイスイ行くのかと思ったら、パニック障害にかかっている事が分かった。体の調子が悪化し、仕事にも影響が出るほどだった。結局、仕事を辞めざる得なくなった。仕事と言う“障害”と体調不良の為、またも予定学習ペースから遅れてしまった。

 仕事を辞めたら思い存分時間があると言うのに、パニック障害プラス精神的な疲労がたまって相当遅れてしまったらしい。それでもしなくてはと思った。マイペースで前の受講時、途中まで書いていたAssignmentをベースに進め始めていた。急にペースを上げるきっかけになった出来事が起こった。それは一本の電話からだった。
海外の大学で勉強するにはどうしたらいいの?

 (前編)前回は日本校事務局からの電話が入るまでを書いたが、今回は海外の大学で世紀留学やネット留学をする方法を書きたいと思う。どうやって日本を離れずに海外の大学で勉強出来るかを知りたい人がいると思うから。

 今、日本で日本に住んだままで正規留学出来てかつ学士号取得出来る大学はテンプル大学日本校だけである。残念ながら東京にあるので、私の場合は通学するのは不可能に近いのである。私の住んでいる地域で大学に通う場合はMBAなど修士課程をそのまま移した大学が多いのである。と言う事はインターネット留学をするしかないのである。

 ネット留学で正規留学は簡単に出来るのかと言ったら、はっきり言って現地で留学するのと同じ扱いされる事が多いのだ。要するにTOEFLのスコアが最低でもペーパーでは500、コンピューターでは173ぐらいのスコアを持ってないとネットでも正規留学が出来ないのだ。大学の学科によってはネット留学で入学する方が現地で入学するより難しい場合もあるのだ。実は私はTOEFLのスコアは持っていないのだ。一度もTOEFLの試験を受けた事がないのだから。

 TOEFLのスコアなしで正規留学出来る所は限られてくるのだ。ネットサーフィンや本などで探していたらそんな私にぴったりな大学があったのだ。それはBCOU(British Columbia Open University)である。カナダの通信専門の大学である。入学条件は高校卒業していて自分の『やる気』である。と言う事は入学試験なし、TOEFLのスコアなしで正式に大学で勉強出来ると言う訳である。

 自分の英語力に不安があったり、北米の大学への留学を考えていたり、北米スタイルの学習をしたい人に対して「入学準備プログラム」がBCOUにはあるのだ。私は多少英語力に不安があり、北米スタイルの学習ってどんな物なのかを知りたくて入学準備プログラムから始めたのだ。実は今月の初め、BCOUの日本校が閉鎖になると言う電話を日本校の事務局の人から受けたのだ。前回の一番最後に一本の電話で学習のペースを挙げる原因になった出来事がこれであったのだ。メルマガに載る頃には日本校は無くなっている。が、カナダ本校はあるので今まで通り学習は出来るのだ。何が一番変わるのは細かい手続きなどそれまでは日本校の事務局の人がしていた事を一切全部自分でするのだ。受講の申し込み・教材の手配・トラブルが遭った時など本校への電話(モチロン英語だ)

 ・試験時の会場や監督官の手配を全部自分一人でするのだから。国際電話も使わなくてはいけないのだ。残念ながら、私は入学準備プログラム(ENGL024)で止めなくてならなくなったのだ。ネット留学でも費用に関しては現地留学よりは安いけど、卒業までには2倍の期間かかる事もありえるのだ。4年の卒業ならネット留学は倍の8年はかかってしまう事もあるのだから。経済的には現地留学よりは安いとは言え、日本の通信制大学よりは倍ぐらいかかると言われている。経済的な理由でこれ以上学業は続けられないと判断して泣く泣く止める決意をしたのだ。
最近はインターネット留学をする人が増えて来ている。インターネット留学をするメリットは何と言っても日本に住んだままでネットを使って勉強が出来る事である。

 ネット留学するのはかなりの英語力が必要になってくる。

 ネット留学でも正規の学士号取得が出来るとは限らない。なぜ『限らない』のかと言うと、アメリカでは「ニセ大学」の存在があるからだ。この「ニセ大学」とは詳しい事はネット留学の本に書いてあるので割愛するが、安易に学位を多発する大学の存在がある。このような「ニセ大学」の事をDegreeMillまたはDiplomaMillと言う。

 ネット留学できても「ニセ大学」で“正規”に『学士号』を持っていても「ニセ大学」ゆえに『学士号』として認められないケースがある事を分かって欲しいのだ。

 「ニセ大学」の見抜き方についてはこれもネット留学の本に詳しく書いているので割愛しておく。学位を取得しないプログラムに関してはTOEFLのスコア提出なしで受講出来る。USC(University of Southern Colorado)と言うアメリカの大学(私がいずれは学士号取得希望をしていた大学)では学士号取得に必要な資格とは、TOEFL500点以上か、大学のENGLのコースをB(かなり優)以上の成績を残しておかないと必要な資格としてみとめられないと言うのだ。

 海外の大学の教育学や心理学では必ずADHD/ADDのプログラムがあるらしい。私が学士号取得を希望していたアメリカの大学でもあった(教育学でED591で2単位取得出来る"AttentionDeficitDisorder:Information&InterventionsforEffectiveTeaching"と言うUSCの中のコースが実際にある)。

 アメリカの場合、学校の先生になる人は必ずSE(スペシャル・エデュケーション)の単位を持ってないと先生になる事が出来ないといわれている。今、受講しているENGL024のチューターMr.Nは文学の修士号を持っている人である。

 が、ADHDの知識は持っている。それを踏まえた上で私に対して的確に分かりやすいアドバイスやコツを教えてくれる。日本人では考えられない話である。チューターはアメリカ人なのでSEの単位を持ってないと人を教える事が出来ないのであろうと私は思っている。これから海外の大学でネットで勉強しようとしている人は必ずある程度の英語力を持つのは必須であろう。英語力がなくてもやる気があれば、ネットでも入学準備プログラムでも勉強出来るし、TOEFLやTOEICの勉強も出来るであろう。

 ネットで留学しなくても、生涯学習として勉強できるのだ。

 最後に私たちがこれから必要なものは語学、特に英語が必要になってくるであろう。でも、母国語である日本語も必要であるのだ。


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ADHDを卒論のテーマに取り上げる学生が出ている


最近、ADHDを卒論のテーマに取り上げる学生が出ているのだ。私たちにとっては嬉しいニュースと言うべきであろうか。いまだに日本の大学の教育学・心理学プログラムに正式には扱われていないのだから。アメリカではLD,ADHD,自閉症スペクトルなどのスペシャルエデュケーションを勉強しその単位を持っていない学生は学校の先生になることが出来ないと言われているほどである。

一、二年の間、ADHDを正しく勉強し卒論のテーマに取り上げようとしている学生が出ているのだ。指導教官(教授などの研究資料や海外からの翻訳本と言う客観的な資料はあるが、ADHD当事者からの資料は客観的な資料よりは少ないのが現実である。当事者からの生の体験は始まったばかりで少ないのは確からしい。

一つは、ADHD/ADDと診断されている人はまだ少ないのと未診断またはADHD傾向者の方が多いという現実がある。もう一つは、ADHD診断済当事者が自ら語る人が少ないのだ(私の知っている限りの話では。違う場合もありえることもある)。

もし、ADHD診断済当事者が学生らに自分のことを語れるだろうか?何故学生らに自分のことを語る必要があるのだろうか?などという疑問が出てくる。私は正しく勉強し伝えようとする人たちに対しては自分の全てを語ることにしている。全てを語ったら自分のプライバシーなどはないんじゃないのかと言われそうな気がしてしまう。が、自分のプライバシーはある程度守られると言うことをここに明記しておく。

日本におけるADHD事情は最近徐々に変わりつつある。教育学や心理学や社会学の学生が卒論のテーマに取り上げようとしているのだ。指導教官の研究資料や海外などの翻訳本と言う資料はあるが、日本国内のADHD当事者からの資料は意外と少ない。最近はADHD当事者の生の声を資料の一つとして取り上げていこうとしているのだから。当事者にも私のようなオープンな当事者は少数派である。自分のことで精一杯で人に語ると言う余裕がないと言うことであろうか。それともADHDである自分をさらけ出すのに抵抗があるのだろうか。私たち当事者も自ら進んで自分の声を出していかなければ徐々に変わりつつあっても大人に対してはまだお寒い日本の状況は変わらないと思う。

by Rosamonde

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アメリカ人のADDの人50人に聞いたADDの良いところ


 あるアメリカのADDのサイトでみつけた、「アメリカ人のADDの人50人に聞いたADDの良いところ」非公式の調査結果を今日は紹介したいと思います。

 ADDの特徴・性格ですばらしいと思うもの、跳び抜けていると思われるものトップ10

 ・溢れる無限のエネルギー・すごい集中力・溢れるエネルギーとすごい集中力を合わせたもの・すばらしい想像力・創造性に富んでいる・ユーモアがある・前衛的な考えができる・機知に富んだと創造的な考えと問題解決ができる・柔軟性・興味のあることに対して情熱的になれること

 みなさんのADDのお気に入りの特徴は何ですか?

by Bunny_Lab

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ADHDを卒論のテーマに取り上げる学生たちの動機など


ADHDを卒論のテーマに取り上げる学生たちの動機は一体なんだろうか?と疑問を抱く人が出ているはずである。彼らの専門は教育学・心理学が中心である。ADHDは始まったばかりで卒論のテーマには十分に役に立てるほどの資料は他の卒論のテーマよりはマイナーなのである。ADHDなどの軽度発達障害はこれからの分野なのである。これからの分野に卒論のテーマとして取り上げるのは何故だろうか?

最近、ADHDを卒論のテーマを取り上げている学生に話をした。彼の専攻は人間科学学科で将来はADHDの子供たちのために役に立ちたいと思っているとか。将来の臨床心理士を目指しているらしく、私の行っている親の会に何回かADHDを研究する学生として顔を出しているのだ。彼が何故ADHDを卒論のテーマに取り上げたのかと言うと、彼自身の弟がLDでありLDを勉強していたらADHDにたどり着いたと言う訳である。まだADHDを知らないので親の会に参加して知ろうとしているのだそうだ。自分の身近にLD,ADHD,自閉症スペクトル者(児)がいると自然と卒論のテーマとして取り上げやすいのだろうか?

そう言えば、去年、初めてADHDを卒論に取り上げた学生のインタビューを受けた。余談だが、私をADDと診断した前の主治医に「学生のインタビューを受ける」と話をしたら「インタビューを受けることはいいことだ」と逆にはっぱをかけられた経験がある。彼女のテーマは『大人のADHDのセルフエスティームについて』だと覚えている(私の記憶違いもあるかも)。

彼女が何故ADHDを卒論のテーマに取り上げたのは、彼女自身がADDであると私に言っていた。まだ未診断であるが、ADDを確信していることも私に話してくれた。一緒に昼食を摂りながら話をしているうちに私とある程度似ている人だなと思った。私が観察しているとADDの特徴がよく出ているなと思ったほどである。私以外にも七人くらいの大人のADHD当事者が彼女の卒論インタビューに協力していた。

今年も、ADHDを卒論のテーマに取り上げる学生とチャットインタビューや往復書簡でやり取りすることになっている。今回はどんな内容になるのかは来月にやり取りが始まるのでまだ分からない。いい内容になるように出来るだけ協力はしたいと思っている。

学生自身や身近にLD,ADHD,自閉症スペクトル者(児)がいると、自然にADHDなどの軽度発達障害を勉強し卒論のテーマに取り上げるのであろうか。自分の身近に軽度発達障害者(児)がいないと他人事だと済ましてしまうのかもしれない。そう言うことになると、軽度発達障害を本格的に勉強する学生に対して私たち当事者も自ら進んで何らかの形で協力していく必要があるのではないかと思う。協力者が増えれば学生もやりやすく、他にもっと勉強する学生も増えるかもしれない。

by Rosamonde

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語学学習の効果的方法 数学に王道なしと言われているが、語学にも王道はない。また、特に日本人は生 活のすべてが日本語だけで出来るので外国語を日常的に使う理由が無く、従って 外国語に堪能な日本人は少ないと言われている。

ヨーロッパなどでは一国で多数の言語を使う国が多く、また国境を接した国との 交流が頻繁なことから、数カ国語を話す人が多いと言われている。私の知る限 り、英語の上手な人は確かに多いけれどそれぞれに強い訛りを持っているし、数 カ国語を完璧に話す人には会ったことがない。

実際に数カ国語を話す人というのも、母国語と他の一カ国語くらいは話すとして も他の言葉は日常の簡単な会話が出来るレベルという人が多い。ただし、本当に 多くの言語を母国語並みに話せる人は、日本人にも外国人にもいるので、まさに 私のあこがれだ。

日本では、民俗学者の南方熊楠が12カ国語に堪能だったと言うし、ピーターフ ランクルさんは18カ国語を流暢に話すとか。

さて、私の場合だが、日本語以外では、英語は実用レベルに達していると思う。 実用レベルとは、新聞が読めて、ラジオやテレビの英語が普通に聞き取れ、英語 を母国語としている人たちと普通に会話出来るレベルだろうが、それにしても個 人差があるのでかなり曖昧な基準でしかない。

他に私が学んだ外国語としては、英語いがいでは、フランス語、ドイツ語、スペ イン語、中国語がある。そしてどれ一つとして実用レベルにはほど遠い。しか し、簡単な挨拶や買い物くらいは出来る(かつて実際に出来た)から、話せる内 に入ると言えば入る。ただし、このレベルでは、相手は外国人の会話として十分 に注意し聞き取る努力をしてくれているので、普通の会話はまったく歯が立たな い。当然ながら、仕事などでは使えない。

それにしても、私が学習意欲を保てるごくわずかな分野の一つであり、実際に私 の生活や仕事で役立つことはないが、それでもせっかく途中まで身につけた技術 なので、何とか向上させたいとは思っている。目下の目標は、一年後のフランス 語検定試験準一級合格だが、少し無謀すぎるかとは思ってもいる。もし、それに 成功したら、ドイツ語やスペイン語もそのレベルに引き上げたいと考えている が、それにしても使う機会など無いのだが。

ただ、ありがたいことにネット上では読む分にはまったく材料に不足はないし、 動画サイトなどでは発音や会話に接することも出来るし、外国語チャットなども ある。いま、外国語チャットに参加出来るのは英語だけだが、他国語でも参加出 来るようになればうれしい。

で、外国語の学習方法だが、当然目的意識が確立していることであり、生活に不 可欠、仕事に不可欠などの動機が備わっていると割合短期間で身に付く。日本に 来た東南アジアの女性達などが3ヶ月で日常会話をこなすなどその例だろう。

他に

1)倣うより慣れろ。とにかく機会があったら聴いて、聴いて、さらに聴く。耳 が慣れてくると、何となくその内容が分かるような気がしてくる。むろん、実際 に分からなくても、分かるような気がしてくること自体が大切だ。

2)失敗を恥と思わない。発音、文法、語彙など、間違っているのは当たり前な ので、相手がそれを馬鹿にする理由はない。したがって、いくら間違ってもその 場でとにかくしゃべってみること。間違いを指摘されたら直せばよい。

3)発音に神経質にならないこと。日本人がひっくり返っても真似の出来ない発 音などがあるし、どう努力をしても聞き分けられない発音があり、それをマス ターする努力をするくらいなら、喩えfとh、sとthの区別が付かなくてもしゃべ ること。相手の母国語であれば、文脈で聞き分けてくれるし、いずれ自分でも発 音の区別が付くようになる。むしろ、イントネーションやアクセント、リズムを 正しく話す努力をする。そのためには、1)の何度も聞いてその場で真似をする ことを際限なく繰り返す。

4)読み書きを重要視する。子供の場合は読み書きは無関係に、唯口まねだけで 学習するが、大人の場合は子供のような学習能力は無いので、文字を覚え綴りを 覚え、とにかく文章を読み、文章を書くことに時間をかけることで、会話能力が 飛躍的に増す。

5)文法を学ぶ。世の中には文法はどうでも、とにかく真似をすることで覚える べきだとの方法を勧める人が大勢いる。ある程度本当だろうが、それではいつま で経っても上手に話せる外国人のレベルを脱することは出来ない。大人なのだか ら、まともに話せるようになりたいものであり、これはほんの初歩の頃から正し い文法で話す努力をする事で達成される。文法に偏るのは間違っているが、大人 が学ぶ場合は、文法も重要視した方が、結果として進歩が早い。

6)テキストは、最初から大人が読んで興味を持てる物にする。簡単な言葉から 始めるために幼児用の絵本などを使う人がいるが、それでは内容を理解したいと いう要求が満たされず、長続きしない。大人が読んでおもしろいと思えるレベル のテキストを使うべき。私の場合は、カミュの「異邦人」がそれに当たるが、文 法や語彙がかなり限られているので、これだけではむろん不十分であることは 知った上で、あくまで読みこなしたいとの要求が先行している。幸い、フランス 語の読み上げソフトがオンラインであるので、環境を作って音声をダウンロード することを考えている。今はまだダウンロードしたテキストをプリントアウト し、製本してにやにやしながら眺めている段階だが、それでも読める気がする。 かつてさんざん手こずった本だから、それは当たり前なのだが。

7)同様、最初から普通の会話スピードになれる。よくある教材のように、ゆっ くりとはっきりした発音ばかりを聴いていると、実際の会話がまったく聞き取れ ず、いやになってしまう。通常の会話スピードの教材を何度も何度も聴き、それ に合わせてテキストを読んでいると、会話の中のいくつかの単語が聴き取れるよ うになる。聴き取れたら、口まねする。そのうちに、文章を聴き取れるようにな り、文章丸ごと暗唱出来、さらにそのまま口から出せるようになる。これの良い ところは、聞き取りにしても話すにしても、頭の中で外国語→日本語、外国語→日 本語の変換をせず、そのまま理解出来るので、すんなりと会話に入れる。日本語 を意識しないで読み、書き、聴き、話すことは非常に大切であり、そのために も、遠回りのようでも通常の速度の会話、大人のレベルのテキスト、そして英語 /外国語の辞書の最低限の使用にとどめるべき。まあ、辞書は最低限使わなくて はならないが、出来るだけ早く英英辞書(今は使うことも滅多にない)、仏仏辞 書(持っているがまだそのレベルに至らず)、独独辞書(左に同じ)、西西辞書 (持ってもいないがいずれ買いたい)、中中辞書(今は買うつもり無し)に切り 替える。

8)多数の例文を頭にしみこませる。私が英語学習で役に立ったと思うのは、佐 々木高政の「和文英訳の修行」(これは参考書の枠を超えた名著としてロングセ ラーとのことで、アマゾンなどでは今でも売っている)にあった500の英文を カードにして、朝から晩まで暗唱した。今でもそれは頭の中にあり、それらを基 本にした会話が普通に口から出てくる様になったと思っている。単語のみを丸暗 記する方法は、まったく役に立たず、むしろ大きな障害になる。

9)英語を基にして学ぶ。日本人が普通最初に学ぶのは英語であり、この場合は 日本語で説明した教材はやむを得ないが、英語はヨーロッパ言語の中の一つであ り、文章の構成が他のヨーロッパ言語とかなり共通なので、英語で解説した教材 を使う。私は、フランス語、ドイツ語、スペイン語すべて、アメリカの会社が出 した英語による解説の教材を使った。これはかなり有効だったと思っている。

英語が苦手でも、むしろ英語をある程度マスターしてから他のヨーロッパ言語を 学ぶのが、結果として早道なのではないか。いずれにせよ、英語は実用性も一番 多い言語だろうし。よく言われるが、スペイン語を学べば、ポルトガル語、イタ リア語などもチョロいそうだ。たしかに、耳で聞いても分かるような錯覚を覚え る。中国語などは、日本語の解説書を使うしかないだろう。サーチナなどがネッ ト上に簡単な中国語教材を紹介しているのでたまに利用している。

10)完全を目指さない。私は、日本語さえ完全ではないと自覚しているので、 完全な英語、フランス語、ドイツ語など出来るわけがないし、目指すべきではな いと思っている。英語が実用レベルと思っているが、発音などは堂々とジャパ ニーズ式で通している。また、日本語で理解出来ない内容は、何語でも理解出来 るはずがないので、あくまで自分の日本語のレベルを目標とすればよいのではな いか。

11)日本語をマスターする。結局、日本語が上手に使えない限り、外国語がそ のレベル以上になるわけがない。日本語を上手に使うためには、それなりのレベ ルの会話が出来る事が大前提であり、政治でも芸術でも学問でもより高いレベル の内容を理解出来る教養が土台となる。報道番組や教養番組なども観ないでテレ ビの馬鹿番組ばかり観ているようでは、日本語も外国語も学習以前の問題だろう。

単語でしか会話をしない人が、英語では文章を駆使して会話が出来るはずがない ので、日本語の読み書き会話能力を磨く努力を絶やしてはならない。もちろん、 読書をし、書く習慣を持つべきだ。

それをつくづく実感したのは、アメリカ人の普通の兄ちゃん達と話をしたとき、 彼らのボキャブラリーが非常に貧弱で、むろん、ネイティブである彼等の英語が 基本なのだろうが、会話の道具としての英語レベルとしては私の方がよほど高い と思った。むろん、これも彼らの関心事でいえば、むろん私のレベルが極端に低 いのであり、つまり会話のレベルとはその内容が伴って初めて言えることを理解 した。だから、教材なども、幼児向けの物を使うべきではなく、自分の理解力の レベルに合わせた物を使うべきだと考えた次第だ。

12)基本的に外国語は義務ではない。日本では日本語さえまともに理解出来れ ば、文化教育情報など有りとあらゆる物が利用出来る。一方、途上国などでは、 英語をマスターしないと教育も受けられず、就職も出来ず、情報も得られない場 合が多々あるから、英語力が生活を左右する。

これらの途上国とは違う日本では、英語を含む外国語は、必要な人が身につけれ ばよいのであり、またやりたい人がやればよいと考えている。生活や仕事のため 以外なら、外国語が話せなくて当たり前なのであり、話せれば確かに楽しいが、 それだけのことだ。

私はかつて英語が出来なければ仕事を失う可能性があったので、必死になって学 んだ。しかし、それ以外の言語は、単なる楽しみであり、いわばぼけ防止なの で、マスターしなくても痛くもかゆくもない。だが、出来れば楽しい。だから やっている。

外国語を義務と考えるべきではない。

13)短期間で学ぶ。私は今の英語のレベルに達するのに20年以上費やした が、その内の18年はまったく駄目だった。仕事に必要不可欠になってからおそ らく1年で実用レベルに達し、それ以後、あまり変わっていないと思う。

フランス語などもおそらく学習を始めてから30年以上経つが、まともに集中し てやらなかったから。集中すれば誰でも1年で実用レベルに達すると言われてい るし、慣れてくると数週間で可能だそうだ。私がフランス語を習いに行ったと き、同じクラスの奥さんが10年以上、ボンジュール、コマンタレブレベルにあ ると聞いて、なんでやってるんだろうと不思議に思ったが、今では人のことは言 えないと痛感している。どうせ学ぶなら実際に使う時間もあった方がよく、また 成果が実感出来ると励みにもなる。一般的に600時間学ぶと、どんな言語でも 実用レベルに達するそうで、それなら集中すれば1年で出来るのではないか。個 人差があるが、若い人たちはそれで世界が広がり、就職にも有利なら、1年間集 中してやる意味もある。わたしが一年後のフランス語検定準一級を目指すのも、 その区切りから(気持ちは若い!)。今は4級くらいではないかと、例題を解い てみて思っている。

14)実際に使ってみる。趣味で学んだ場合、実際に使う機会は日本ではほとん ど無い。出来ることと言えば、ネットで読んだり、映画などで接することくらい だが、話す機会がない。そのためには、精々海外旅行をすることくらいしかない だろうが、そうそう出来ることでもない。まあ、外国人と知り合う機会があるか も知れないが、たいてい英語ですませてしまう。読み書き以外の会話は、日本で はその機会がない、無くて幸いということで、精々独り言を言うしかないだろ う。私はそうしている。(電車の中でつぶやいて視線を集めるようなことはしな い方がよい)

語学喫茶というのがあり、英語、フランス語、ドイツ語、フランス語で話す時間 を設けているとのこと。一度顔を出してみたいと思っている。

by ロクスケ


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