岡本太郎記念館 & A Piece of cake (cafe)
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亡くなるまで50年間、岡本太郎がアトリエ兼住居として過
ごした家が記念館になっています。設計した板倉準三は、
コルビジェの弟子。
路地裏の住宅地にひっそりと佇む記念館では、生前のま
まのアトリエやリビングが公開されていて、エネルギッシュ
な創作活動の一端をうかがい知ることができます。
入り口に置いてあるノートには、生前の太郎を知るはずの
ない若い世代の書き込みがたくさんあって、心がはずみま
す。
生活した場所というのは、独特な気配を持っているのでし
ょうか。
ここに来ると、強烈な個性を浴びるというより、陽だまりの
ような、ポカンとした無邪気な暖かさを感じます。
だから、時々ふっと来たくなります・・・
そして、「A Piece of cake」
記念館の入り口に小さなカフェがあります。料理研究家、
大川雅子さんプロデュースのお店。アメリカンタイプの素朴
で温もりのあるお菓子は、美味しくて飽きがきません。スタ
ッフの方も親切でフレンドリー。
お茶をいただきながら、ニコちゃんマークみたいなオブジェ
の並ぶ庭先を眺めていると、何故か気持ちがとってもなご
みます。
そんなわけで、このスポットはお天気の良い日がお薦め・・
でも次は、音をたてずに雨が降っているような静かな日に
も、足を運んでみようとひそかに思っています。
*養女の岡本敏子さんが、2005年4月20日に亡くなられ
ました。合掌
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